シンガポールボート便り

パリからシンガポールにボートの本拠地を移しました。 アジアで見たこと、感じたことを書き綴っていきたいと思います

不順な天候で乗艇パターンを変えたいが…

2010年06月28日 | Weblog
昨日はスコールのせいで乗艇ができなかった。
週末に漕げないと、どうもストレスが溜まる。

今日も朝方に雨が降った。しかし午後は少し曇りがちの当地としては良い天気になった。
このパターンがもう2週間ほど続いている。

これに対応するには朝方早く出勤して夕方に乗艇の時間を捻出するしかない。
週末は午前中しか艇庫は開いていないからだ。

平日は暗いうちから仕事をスタート、夕方艇庫が空いている時間を目がけて職場を抜け出す。
欧米の会社ではよくあるパターン。朝6時頃から仕事を始め4時過ぎには退社する者もいる。
フランスはそれに近かった。夏は遅くまで日の高いせいもある。勤務をきっちり定時で終え6時過ぎから9時過ぎまでセーヌで漕いでいた。
冬は平日の夜の艇庫でチームでエルゴ。

しかし日本ではこのパターンはなかなか受け入れられない。
仕事を完璧に終えても、そのような異端を許容する雰囲気はない。

この辺りがスポーツに限らず、その国の社会が成熟しているかどうかの指標なのかもしれない。
社会人になって第一線で漕ぎ続けるには実業団チームに入るしかない。それではあまりにも寂しい。

オッサンはシンガポールでもトライしたいもの。

(写真は手作りのボート置き台と工具箱、そして補修機材の詰まったキャリア。これとスカルがあればどこでも漕げる)


スコールのため艇庫で待機

2010年06月27日 | Weblog
まだ夜明け前、アパートを出発。
途中でバス通勤のコーチのサッシャを乗せ7時前に艇庫到着。

スティーン、インドチャンピオン、イギリス人も到着。
いつものメンバーだ。

艇を馬に取り準備をしていると黒雲が出始めた。気圧が急に下がってきて風も吹き始めた。スコールが来る気配。

このところ強風を伴ったスコールが多い。
先週は交通量の多い道路わきの大木が倒れ、車が数台下敷きになって死者も出た。
一昨日も関係先に向かっていたところ、ハイウェイで大渋滞に遭遇。本道は通行止めになって地道に迂回するように交通警官が指示していた。
帰りに同じ道を通ると大きな木が途中から切り取られ、脇にぺしゃんこの車があった。恐らく下敷きになったのだろう。

皆と相談して天候が回復するまで待つことにした。

先日からメールでやり取りをしていた日本人が見学に来た。中部地方の大学ボート部の出身。
当地に来て6年になるが、シンガポールにボートを漕ぐ環境があることを知らなかったという。
艇庫と当地の活動内容を一通り紹介。当地のボートはスカルが中心だがスカル経験ははほとんどないとのこと。
まずはLearm-to-rowクラスに参加してスカルに慣れることを勧めた。

デンマーク人のスティーンとワールカップの話。イギリス人も入って大いに盛り上がる。
一人インド人は蚊帳の外。
日本が決勝リーグに進んでくれて本当によかったと感じる。
海外に居ると、こんな時、日本人であることが誇らしくなる。

2時間待った。
雨はやみそうにない。バケツを逆さまにしたような最初の雨の勢いは徐々に収まって来たが風がある。
皆と相談して今日はやめ。
また今度と言って別れる。

帰り道、高速道路に入る手前の道で前数台の車が止まっている。前はトラックで状況は見えない。
そのうち大型トレーラーから降りて来た運転手がバックしろとの合図。
そのままバックする車やUターンして逆走を始める車。私もハザードランプを点けて500mほどバックして脇道に抜けた。
恐らく道が冠水したか、木が倒れたか。
スコールの時は運転するのも命がけだ。

アパートに帰って今日もエルゴ。ハーフマラソン。1時間36分。2'17”

(写真は出艇準備中のサイクス。すぐに豪雨。ラックに戻した)

新しいリギング

2010年06月26日 | Weblog
今日から3日間マリーナ・バラージュでウォーターフェアがあり、ボートのアトラクションも行われるようだ。
遠く離れたパンダンの艇庫はオープンしているのか分からないのでSRAのザリファに確認のメールを入れた。
いつものようにレスポンスはない。

行って確かめるしかないが、今一つ気合が入らない。
起きたのは7時半。8時半艇庫到着。艇庫はあいていた。
しかし艇庫の掲示を見るとやはりこの3日間はクローズ。

ただYOGの代表選手は練習しているようだ。彼らがいるなら出艇はできる。

まずは艇の準備。アジアカップで取り外したリガーを取り付けることにした。
しかしボルトナットやレールなど至る所ににアジアカップの会場の土や砂が入りこんでいた。
部品の汚れを洗っていると練習を終えたコーチのサッシャと選手が戻って来た。
スティーンと元インドチャンピオンも一緒。
みんな7時から練習したらしい。

インドチャンピオン曰く「今日はベストコンディション」
確かに曇りで暑くない。  残念!

仕方がないので今日は艇の整備だけ。
サッシャが寄ってきてサイクスのリギングを測りだした。少し変えた方がよいと言う。
彼は元ギリシャのナショナルコーチ。素直に従う。
非力なオヤジは何にでもトライ。

スパン:160cm(旧159cm)
インボード89cm(旧88.5cm)
全長:288cm(同じ)

明日は7時から選手と一緒に練習。新しいリギングを試してみよう。

今朝はアパートに帰りエルゴ1時間。2'15”

(写真はアパートのレジデントナイト。サンバも入ってブラジル対ポルトガルを観戦)

これからの目標

2010年06月23日 | Weblog
アジアカップそして先週の対校戦OBレースと二つのレースに参加した。
次のレースの予定は今のところない。
日本で行われるレガッタに参加したいとは思うが、今はまだスケジュールの立てようがない。
当地では年内のレガッタはない。

日常練習の目標が急に消えた。
レースという目標があるとその種目と距離に応じた練習計画を立てる。そして日々の練習の励みにもなる。
ボートの技量の向上も大切な指標だが、それだけで頑張れるほど私は人間が出来ていない。
第一、アドレナリンが出ない。いきいきと漕ぐにためにはアドレナリンが出るレースが一番手っ取り早い。

こんなことを考えながらエルゴ30分。
ただやはり目標がないのでエルゴの回転は上がらない。

(写真はアジアカップの会場で黙々と壊れたリガーの修理をするジム。こんな何でもない雰囲気が好きだ)


瀬田訪問

2010年06月22日 | Weblog
シンガポールに帰って来た。

日本では週末を使って瀬田を訪問し、母校とT大との対校戦を観戦した。
全長2マイルのレース。例年は本部となる1000m地点の合宿所前で応援し、あとは結果を放送で聞くのみ。
しかし今年はモーターに積んだカメラからの実況中継があった。
お陰でスタートからゴールまですべてのレースの模様を艇庫の屋上に据えられた大型画面のテレビで追うことが出来た。

アウトカーブでは負けているように見えても次のインカーブでは逆転する。
戸田のような直線静水コースと違い、コックスのラダーワークが勝負を左右することもある。
幾つものカーブがある川のレースは面白い。

今回のレースはインターネットを使って日本や世界に同時中継されたそうだ。
改めて技術の進歩を実感。

結果はメインの8+は3艇身で勝利、サブの4+は僅差で敗北したものの女子4Xも大差で勝利。
全体として母校は大健闘した。
この勢いをこれからも続けてほしいもの。

余興のOBレースもあった。
私はOB1000mレースに参加。
惨敗。T大OBとの練習量の差に尽きるだろう。
私の合同練習への参加は1回だけ。
8+は甘くない。

それにしても、久しぶりの瀬田は良かった。

(写真は母校の小艇艇庫。大量のスカル。練習はスカルが基礎)


シンガポールのよい天気

2010年06月17日 | Weblog
アジアカップの3日間で疲れが溜まったようだ。
レースだけでそれほどの距離を漕いだわけではない。
ただ炎天下で3日間を過ごしたことは初めて。体にはこたえた。

今週はエルゴを30分漕いだだけ。あとは休養。
それでも毎日、朝起きるのがつらかった。

月曜から雨がちの天気。
昨日会ったシンガポール人曰く「このところ良い天気。週末の土日は最悪だったけどね…」
土地によって天気の感覚は異なるのだろう。

今日から梅雨入りの日本。涼しければよいのだが…

(写真は炎天下のアジアカップ会場。左手の白い建物がゴール審判室)

アジアカップの3日間終了

2010年06月13日 | Weblog
今日はアジアカップの最終日。
M2X、M1Xの決勝に進出。
M2Xは6/6位。
M1Xは昨日のマレーシアには何とか勝って5/6位。

12時20分に私のレースは終了したがそれからが長かった。

明日からパンダン貯水池で2000mレース。その積み込み作業。
アジアカップ参加国のすべてのクルーのボートのリガーを外し、トレーラーに載せた。
作業が終わったのは3時過ぎ。
昼食抜きでそのまま現地に車で先行し、トレーラーの到着を待つ。
パンダンで積み下ろし。終了は5時過ぎ。

途中から眠くなってきた。歳を感じた長い一日。
積み下ろし作業の終了を見届け、Y田さんとビアホールへ。二人で打ち上げ。

第一回アジアカップの3日間はこうして終わった。

(写真はLM1X決勝に蹴りだすY田さん。決勝2位)

アジアカップ第2戦はM1X予備レース

2010年06月12日 | Weblog
昨晩は2Xの相棒のY田さんと日本人駐在員で込み合う台湾料理店で夕食。
カンカン照りの下で2レースをこなしたのでビールのうまさは格別だった。

さて今日はアジアカップ第2日。私はM1Xの予備レースに出漕。
M1Xのエントリーは香港1、シンガポール1マレーシア2、日本2(Y田、私)の6杯だけ。
今日のレースはこの6杯で決勝レースのレーン決めになる。

11:20発艇。
フルレンジのキャッチ位置で方向修正している最中にブザーが鳴った。
あれっと言う感じでノーワークのようなひ弱なフルレンジで一本目。
ミドルの位置で姿勢を決めていないとスタートにはならないことを今にして知った。

他の5艇全部に出られた。
焦ってスタートダッシュ、スタリキともにスカスカ。
コンスタントに落とした段階で誰もいなくなった。
昨日のM2X予選に続きビリ一人旅。

しかし500m手前で隣のマレーシアが見え出す。脚蹴りで差は逆カンバスに縮まった。
ここからこう着状態。Bサイドからの斜め横風のせいで、少しづつSサイドに曲がり始めた。
疲れのせいで修正がきかず、Sサイドオールがブイをたたき始める。
これで勝負あり。
マレーシアはまた視界から消えた。

結果4'14”31。6クルー中6位。
1位3'39”95で香港。2位シンガポールのスキンヘッド。
2X相棒のY田さんは4位4'04”51(LM1X予備レースに続き本日2本目)。
5位のマレーシアとの差は6.3秒。
明日は落ち着いて漕いで、このマレーシアを捉えたいもの。
ただ今日の対戦相手たちもY田さんを除くと息子世代。この順位が現実なのかもしれない。

今日は午前中で全レースが終了。
昼食を取ってから、2Xのリギングを修正した。
両サイドとも少し切れ込むためブッシュを交換。
試漕するとオールシャフトから水がすだれのように下りることは無くなった。
このリギング修正が明日のレースで生きてくればいいのだが…

(写真は揚艇用船台。出艇用には別の船台がある。錯綜することがないのは便利)



アジアカップの初戦は2X

2010年06月11日 | Weblog
いよいよ今日からアジアカップ本番。
今日は休暇を取った。これからの3日間はボートに専念する。

私は日本クルーとしてエントリーした。
去年も参加したY田さんと私が日本の代表。レース会場でのコールはすべてJAPAN。
ええ年をしたオッサン二人だがこの響きは気持ち良い。

今日はY田さんと一緒に2Xの予選だ。
M2Xには全部で8クルーがエントリーした。2組に分かれて決勝進出を競う。
香港3クルー、マレーシア2クルー、シンガポール2クルー、そして日本1クルー。
日本クルーの平均年齢は50歳。その他のクルーは大学生が多くすべて20歳代。
息子の世代と一緒に漕いでいる感じがする。

予選は香港2クルーとシンガポール1クルーそして日本の4杯レース。
1杯のみ決勝に進出し、残りは敗者復活に進む。
10時半発艇
スタート100mで廻りのクルーはいなくなった。
あとは独漕でビリ二人旅。
1位、2位は香港で3'30″前後。
3位シンガポール、3'40”64。
4位日本、3'46”06。
整調の私から前のクルーの気配はなかった。しかし3位にそれほど離されなかったようだ。
淡々と漕いだせいかタイム落ちはなく、逆にシンガポールを後半は詰めていったようだ。

午後4時から敗者復活戦。6杯レースで上位4杯がA決勝。
スタートしてマレーシアの2クルーが遅れ、日本は4番手。
上位3クルーは整調からは見えない。
500mで打ち合わせ通り、脚蹴り。これが効いたのか3番手のシンガポールが見え出す。
750mでも脚蹴り。これでシンガポールに並ぶ。
ラスト200mで徐々に上げていくとシンガポールを引き離した。
3位でゴール。3'46”69。

今日初めて一緒に漕いだ急造クルーとしてはまあまあだろう。
実力的には8杯の中で5番手。4番手とは5秒程度の差。
決勝では何とか一つ上を狙いたい。

明日はM1Xの6杯レース。
またしても息子世代と一緒。
しかしオッサンも頑張る。

(写真は今日の会場から摩天楼を望む)










アジアカップのマネージャーミーティング

2010年06月10日 | Weblog
夕方、一日遅れのマネージャーミーティングに参加。

折角なのでミーティング前に30分ほど乗艇。
今日は逆風が吹き、少し波があった。コース管理のモーターボートが頻繁に走るのでうねりもある。
昨日に比べると少し漕ぎづらかった。しかしレース本番ではこれくらいと思った方がよいだろう。
軽くコース2周4km。

着替える時間がなく汗びっしょりのモーション着のまま、ミーティングルームへ。

今日到着した国が多いのだろう。昨日と比べるとかなりの人数が集まっていた。ただフィリピンはまだ来ていない。
今日配られたエントリー表を見る。昨日の資料と比べて各種目ともにエントリーがかなり増えていた。
アジアカップと言っても名前ばかりで実際は8月のYOGの予行演習。
最初のエントリー数では余りにもしょぼいので追加エントリーを募ったのだろう。
YOGではそうはいかないが、今回は柔軟にYOGの本番に近いクルー数でレースを行う方がよい。
柔軟な辻褄合わせはシンガポールの最も得意とするところ。

審判長はJARAから派遣されたセンダさんという日本人。
スタートは緑と赤の電光とブザーで行うとの説明。
続いて各種目の組み合わせとレーン選定。パソコンを使い自動振り分け。

明日は2Xに出漕する。予選と敗者復活が同じ日。恐らくどちらにも出漕することになるはず。
息子の世代と競うことになるが何とか1杯でも喰いたいものだ。

わくわくしてきた。
明日が楽しみ。

(写真はマネージャーミーティング。前で喋っているのは確か香港ボート協会の会長)



アジアカップのコース試漕

2010年06月09日 | Weblog
本日夕刻、第一回マネージャーミーティングがあるとのことでアジアカップコースに出向いた。
オフィスから車で約15分。近くて便利。
本部でIDカードを受け取り、ミーティング会場を探す。
途中でSRAのザリファに会ったので場所を聞くと、「約2時間遅れる」とのこと。理由は分からない。
そうならそうと、事前にメールででも連絡してくれればと思うのだが、SRAのアドミにその辺りを期待するのは無理。
当地の時間はゆったり流れているのだ。

丁度良い。
モーション着を持って来たので軽くコースを試漕することにした。

本格的なコース設営は今朝完成したばかりのようだ。
すでに多くの香港クルーが漕いでいる。
私も新しい船台から蹴りだす。

コースは8レーン。マリーナ・バラージュ(堰)側がスタート、ゴールは本部およびボート置き場前。
練習時は片側3レーンを時計と反対周りに使う。戸田と同じ。
コースは眺めがよい。500m地点から視界が開け、マリーナベイの摩天楼を望むことができる。

今日は風もなく波も少ない。
コースを2往復4km。
気持ちの良い乗艇だった。
揚艇後、艇洗い場で艇のハルを見るとべったりと黒い模様がついている。油のようだ。
コースは良いが水は汚い。

着替えてミーティング会場に着く。
しかし定刻になっても誰もいない。
少しして、香港チームとフィリピンチームのマネージャーが来た。
ここはじっと我慢。
30分ほどするとSRAのアドミが来た。
「今日は中止。明日同じ時間に来てくれ」…と

やはり当地の時間はゆったりと…いや、あまりにもゆったりと流れていた。

(写真はアジアカップコース。ゴールからスタート方向を望む)


アジアカップ・ウィーク

2010年06月08日 | Weblog
今週末はいよいよアジアカップ。
明日の夕刻にはマネージャーミーティングが開かれる。
どの国からどんなメンバーが参加するのか楽しみだ。

今朝仕事をしているとSRAのアドミからメールが入った。
「SRAメンバーは明朝6時半に会場に集合せよ!」

まだ外は真っ暗の時間帯だ。時間指定だけで何をするのかよくわからない。
いつものパターンは…
1.まずだらだらとした意味不明の会長の話
2.結局、何をしたらよいのか分からないメンバーが自分で仕事を見つける
3.それで準備をしたことになる

これまで何回となく招集があって、私も出来る限り参加した。
しかしまともな作業はクローカー氏を呼んだリギング講習会だけ。
あの時も興味のない者は何をするでもなくボーっと見ていたなあ…

申し訳ないが明日は7時過ぎからオフィスで仕事があり、私はパス。
明朝参加できるのは夏休みに入った子供たちだけだろう。

(写真はマリーナベイのアジアカップ会場)




今日も乗艇の代わりにエルゴ

2010年06月06日 | Weblog
今日マリーナベイで練習が出来るなら、ジムから連絡があることになっていた。
連絡なし。
会場自体が8月のYOGに向けて工事中で多くの建設作業員が出入りしている。
会場は工事のフェンスで囲まれていて一般の人は入ることが出来ない。
会場の遊歩道は鉄筋が突き出したままだし、船台も完成していないようだ。
セキュリティや安全上の問題もあるのかもしれない。
会場での練習はレース当日までお預けになった。

今日はエルゴを使ってスプリント練習。500mX4
1’41”,1'45”,1'46”,1'48”/500m
乗艇と同じで250m辺りから苦しくなる。
スタートダッシュ、スタリキまではすんなりと入る。
コンスタントに移って20本を超える辺りが第一のポイント。
ここから安定したコンスタントに上手く移行したい。
力まず冷静に、そして肩のリラックス。

エルゴならまだしも、水上で安定したコンスタントを実践するのは難しい。
どうしても後半に崩れてくる。
しかし最後までリラックスを意識しなければ自滅。

今日はエルゴ計5km。

(写真は会場入り口のゲート。まさしく工事現場のゲート。トレーラーが入るとすぐに閉門)




乗艇のない土曜日

2010年06月05日 | Weblog
当地の土曜は乗艇と決まっている。
しかし艇を運び込んだアジアカップ会場は今日は入場禁止。つまり今日は漕ぐことはできない。

アジアカップ会場はそのまま8月のYOGの会場になる。
セキュリティカードがないと入ることが出来ない。
当地では国際会議や催し物が頻繁に行われるのでテロ対策には万全を図っている。
丁度今日も当地でアジア安全保障会議が行われている。

このところ7時前にアパートを出て艇庫に向かっていた。
しかし今日はゆっくりと朝食を取った。
そしてアパートの図書室で読書、そして新聞に目を通す。
洗濯と買い物等を済ますとほぼ休日にすることを終えた。

しかし何か物足りない。
やはりエルゴ…10㎞。

(写真はアジアカップの艇収納テント。YOG仕様のため巨大)


アジアカップ会場

2010年06月04日 | Weblog
今日は早朝艇庫にて艇を積み込み、そのままアジアカップ会場に移動。

アジアカップ会場はシンガポールの中心ビジネス街の目の前に広がるマリーナベイの南端に位置する。私の勤務先にも近い。
マリーナベイは以前は海の入江だったが、数年前に人工的な堰を設け、現在淡水化中。
近々シンガポールで最大の貯水池となる予定だ。

距離は1000mしか取れないが横幅は8レーン。回漕レーンも十分にある。
幅が広いため風が吹けば波が出そうだが、今日の水面は穏やか。

艇の保管場所は世界選手権等で使うテントと同じ。中のラックもしっかりしている。
逆に収納されたSRAの保有艇がしょぼく見える。

私の艇にリガーを取り付け作業終了。そのまま勤務先へ向かった。

慌ただしい朝だった。
しかし艇の輸送でレースの雰囲気がしてきた。
セキュリティの問題で練習時間の制約があるようだ。
まず明日はだめだが日曜は漕げるかもしれない。
わくわくしてきた。早くコースで漕ぎたいものだ。

(写真は艇の積み下ろし作業。向こうに目るのがマリーナベイの観覧車とカジノホテル)