徒然RO人記

ROはほぼ引退。
夜景、子供、植物、日常など、細々と。
ツイッター、インスタグラム連携中。

ゲフェニア狂想曲

2005年10月30日 18時52分19秒 | ショートストーリー
「私もゲフェニア行きたいなー」
 15分くらい前のことだった。
 ギルメンから新ダンジョンの話を聞いて、相棒の♀プリースト、ドラキュリアちゃんが騒ぎ出した。
「無理だよー。ニーゲさんとか、シルバさん達でも全滅だったんだから」
 90代半ばの4人PTが、30分持たずに死に戻っているのだ。80代後半の私たちが行ける場所ではない。
「第一、前衛いないじゃん」
 WIZの私じゃ、敵の攻撃に耐えられっこない。INT=DEX二極予定だから、なおさらだ。
 私が言うと、ドラちゃんは傍らのモンクに声をかけた。
「ブルホワちゃん、行かない?」
「俺、これからご飯で落ちるとこ。ごめんね」
「ぶーぶー!」
 他のギルメンは、今戻ったばかりで、行く気配はない。
「仕方ない、ディーク君、『私達』だけで行こう」
「ボク、行くなんて一言も言ってないよう」
 半ば無駄と思いつつ、一応抵抗を試みる。
「私が行くって言った時点で、決定に決まってるじゃない」
「そろそろ、デスペナ気にするお年頃なんですが……」
 なお食い下がる私に、WISが飛んでくる。
「行かないと、ディーク君が女の子だって皆にバラすわよ? それと今度会ったら、お仕置き」
 私がリアル女で、ROでは男キャラを演じてるというのは、今のところ2人だけの秘密なのだ。
 それにしても、お仕置きって……。先週会った時の事を思い出し、体の奥がジュンと熱くなる。
「もう、分かりましたよ! 行きますよ!」
 彼女が言い出したらきかないのは、良く分かってる。それに、ドラちゃんなら本当にバラしかねない。
「何だかんだ言って、ちゃんと来てくれるから、ディーク君すきー」
 あなたが脅すからでしょうが!!
 ドラちゃんがキスエモを飛ばす。私は涙エモ。
「じゃ、準備しようか?」
「うん!」
 そんな感じで、意気揚々と(ドラちゃんは)狩に出発。
 ひょっとしたら、ゲフェン行っても誰も入り口を開けてくれないんじゃ? 淡い期待を持っていたけど、すぐにハイプリさんが開けてしまい。
 私達は、新Dに無謀にも突入したのだった。

「ストーム・ガs……」
 ダメだ、間に合わない!
 呪文が発動すれば、たちまち敵は凍りつき、脱出も可能だったはずだ。しかし、いかんせん敵が多すぎる。
 詠唱速度を上回る速さでダメージを受け、HPがどんどん減って行く。
「ならば、ハエで!」
 幸い周りに人はいない。すばやくハエのショトカを押す。
「テレポート不可能地域です」
 な、なんですとーー!?
 あっという間にHPバーは真っ黒に。詠唱途中だった魔法円が空しく消えて行き、私は地に倒れた。
 ああ、1%マイナスか……。
「ディーク君、どこ~? 何でいないの? きゃあ、痛い痛い!」
 ドラちゃんから、PT会話が飛んでくる。ゲフェニアに入った瞬間、彼女とははぐれてしまっていた。
「ドラちゃん大丈夫? 危なかったら蝶で逃げて!」
「チンダ」
 私のアドバイスは、ちょっと遅かったようだ。
「……」
「……」
 しばしの沈黙。
「戻ろうか、ドラちゃん」
「戻ろう……」
 ゲフェニア・ダンジョンに入って、5分も経たずの出来事だった。

「ただいま~」
「ただ」
「おか」
「おかえりー」
 溜まり場に戻ると、仲間は皆、苦笑交じりで迎えてくれた。
「……」
「……」
 溜まり場に戻っても、しばし放心。
「早かったね」
「早かったわね」
 今までの狩でも1、2を争う早さでの全滅だった。当然、清算も不要だ。
「勉強不足だったね」
「勉強不足よね」
 まさか、ランダムで飛ばされるとは。二人でも厳しいだろうに、別々にされては……。
「でも、ダンジョンの感じ分かったし、次は大丈夫」
 え、まさか?
「もちろんリベンジ行くわよ!」
「イヤだーー!」

 それから間もなく、さらに1%マイナスになったのは言うまでもない。

   -END-

コープス ブライド

2005年10月25日 11時27分05秒 | 雑感
久々に映画見てきました。
CorpseBride(コープス ブライド)。人形のアニメーションです。
人形のデザインが独特なので、好き嫌いがキッパリ分かれそうですね。
内容は、ギャグを散りばめたちょっと悲しいお話……。
最後の見終わって、しんみりしてしまいました。
途中も結構感情移入して、涙出そうになったり。
個人的には大満足でした!

映画の公式HPはこちら

超星艦隊セイザーX

2005年10月15日 12時45分27秒 | 雑感
超星神シリーズは前作のジャスティライザーから見てまして。
引き続き見ることに。
前回の反省? 今回はヒロインが可愛いですねw

断然気に入りましたよ、わたしゃ。
かっちょえー、おもしれーー。
ジャスティが、かなりのお気に入りだっただけに。
是非とも超えて欲しいなー。

住んでる地域が1週遅れの放送なのが唯一残念ですね。

ラグナロク狂想曲

2005年10月13日 01時59分06秒 | ショートストーリー
「ストーム・ガスト!」
 ゴォオオ!
 吹雪が巻き起こり、氷片が敵に突き刺さり弾き飛ばし、確実にダメージを与えていく。そして。
 カキーン。
 氷の大魔法により、5体もの敵はたちまち凍りついた。
「サフラギウム!」
 相方のプリースト、ドラキュリアちゃんから支援魔法が飛んでくる。よし、一気にとどめた!
「ロード・オブ・ヴァ……」
 パリン、パリン。詠唱の途中に氷を割る音が。
「割るなぁあああ><」
 ドゴーーン。
 悲痛な叫びは、雷の大魔法ロード・オブ・ヴァーミリオンにかき消された。
 LOVは、水属性及び凍った敵には絶大なダメージを与えるが、その他の敵には如実にパワーダウンする。
 ゲシッ、ガシッ。
 案の定、氷を割られた2体は倒しきれず、ドラちゃんに襲い掛かる。
「ファイヤー・ウォール! ユピテル・サンダー! ファイヤー・ボルト!」
 ゼェゼェ、ハアハア。何とか、倒せた。
「アイテム、あいてむーー♪」
 変な歌(?)を口ずさみながら、ドラちゃんはドロップを拾い集める。
「あ、50%超えちゃった。ディークくん持てる?」
「いあ、こっちもギリギリ。非力なWIZだからw」
「それじゃ、戻ろうかあ。けっこう時間たつし。ポタ出すね」
 そして、ボク達は溜まり場へと帰還した。

「あそこけっこう美味しかったねー。また行こうね」
「そうだね。ペアだとけっこうウマイかも」
 清算も終わり、ボク達は一息ついていた。他の仲間達も、いつも通りわいわい賑やかに話をしている。
「ねね、デュークくん」
「ん、何? どうかした?」
 溜まり場に戻ったというのに、彼女はわざわざPT会話でボクだけに話しかけてきた。
「前から思ってたんだけどー。私たちの住んでる所ってわりと近いじゃない。それでね、今度の休みに、リアルで2人だけで会わない?」
「えええぇぇ!? 冗談でしょ?」
「冗談でこんなこと言わないわよー。それとも私とデートするの、イヤ?」
「……嫌じゃない」
「じゃあ、決まりね。詳しいことは後でメッセするから」
 そう言って、彼女はボクにキスエモを飛ばした。

「ど、ど、ど、どうしようぅう!?」
 モニターの前で、ボクは頭を抱える。えらいことになってしもうた!
 ドラキュリアちゃんは、すでに何度もオフに参加しており、なかなかキレイな女性だと仲間から聞いている。
 対するボクは……。
 情けない気持ちで、傍らの鏡に視線を投げる。鏡に映るのは、ボサボサの髪に黒ぶちメガネのさえない顔。
 しかし、容姿よりも別なところに最大の問題がある! ボクは、いや私は!
「女なのよー(T_T)」
 どうしたらいいの? 彼女完全に男だと思ってるわ! ううん、彼女だけじゃない。溜まり場の仲間も、みんな私が女だって知らないもの……。
 私がゲームを始める時。リア友の忠告で、男垢にしてずっと男のふりしてきたのだ。
 私のリア友は、女だって話したためにしつこくつきまとう男が現れて、大変だったらしいから。
「兄貴にでも代役お願いしようかしら? それとも風邪でも引いたことに……」
 その後はもうゲームに身が入らず、上の空で画面を眺めていた。

「ちょっと早かったかな」
 結局名案が出るはずもなく、断ることも出来ず、当日を迎えてしまった_| ̄|○
「こうなったら、もう開き直って正直に言って、謝るしかないよね?」
 心の中でつぶやき、時計を見る。そろそろ時間だけど、ドラちゃんまだかな?
「……」
 20分経過、まだ来ない。
「…………」
 30分過ぎた。遅いな、ドラちゃん。私、時間間違えたかしら? それとも、それっぽい男がいないんで帰っちゃった!?
 ダリダリーン♪
 焦り始めた瞬間、携帯が鳴った。ドラキュリアちゃんからだ!
「はい、ディ……」
「あ、ディークくん? ごめんね、遅れて!」
「いえ、今どこですか?」
「えとね、もう着いたんだけど、ディークくんどの辺に……。 ああ、分かった。分かった! そっち行くね」
 一気に話されて、ブチッと切れる。視線を感じそちらを向くと、小柄な女性が手を振りながら走って来た。
「お待たせー。こういう場合も、はじめましてって言うのかしらね?」
 言ってニコッと笑う。彼女がドラちゃん……確かに可愛いわ>< 顔だけじゃなく、出てるとこも出てて、スタイルもいい。
 けど、胸元が大きく開いてるし、あんな短いミニってどうなの? 階段とかで見えちゃうよ……。
「ふーむ。思ったとおりかも」
 ドラちゃんは嘗め回すように私を見て、ポツンと一言。
 思ったとおり?Σ(゜Д゜;≡;゜д゜)
 Tシャツにジーンズなんてなめた格好で来ちゃったけど。髪短いし、出るべきところ出てないけど……。まさか、まだ男と思ってる!?
「あ、いっけない、映画間に合わなくなっちゃう! 急ごう、ディークくん」
 戸惑う私の手をつかみ、彼女は走り出した。

「映画、面白かったねー」
 ニコニコしながら、ドラちゃんは運ばれた料理に手を伸ばす。
 映画が終わった後、私達は少し遅い昼ごはんを食べに来ていた。
「あ、あの……」
 ムシャムシャとサラダを頬張るドラちゃんに、私は思い切って声をかける。
「あの、もしかして、勘違いしてるかも知れないけど……私、本当は女なんです!」
 キョトンとした表情で、彼女は数秒間固まる。やっぱり勘違いしてる!
「プッ。アハハハw」
 しかしその後、突如大声で笑い出した。
「そんなの、とっくに知ってたわよ」
「えぇええええええ!! 嘘でしょう?!」
「こら、声大きい」
 ドラちゃんにしか出来ないような可愛い表情で、メッと怒られる。
「ごめんさい。でも、知ってたって、いつぐらいから……」
「うちのギルド入った頃から。そんなのすぐ分かるわよ。お姉様を甘く見ちゃ困りますわよ?」
 言って、ピッと私を指差す。
「大体あなた、エッチな話についてこれないのが致命的だわw」
 顔は真剣だけど、口調は完全に笑ってた。
「え、でも、女だって知ってたら、今日はどうして……?」
「前から、ずっと会いたいと思ってたしね。なんたって、私のパートナーなんだから。可愛い女の子自体、私大好きだし」
 い、一般論的に好きって意味よね?(;^_^Aフキフキ
「それに……」
 言葉を区切って、ドラちゃんはゆっくりと舌なめずりする。
「実は私が、男だって言ったら……信じる?」
「くぁwせdrftgyふじこ!!!!!」
「今日は、返さないわよ?」
 彼女(?)はそう言って、小悪魔のように微笑んだ。

   -END-

カレー

2005年10月04日 22時39分50秒 | 料理挑戦
今更という感じですが、カレーに挑戦しました。
ジャガイモもこわごわ皮向いた(1個だけw

今回はちょっと煮る時間か長かったのが失敗。
ジャガイモとか形がほとんどなくなってしまった。
にんじんのがかえって形残るのですね……。知らなかった

あと、おもったよりとろみがつかなかった。
水が多すぎたかなー。

1人分などで出来るはずもなく、食べきるまで大変そうw