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小学校の保健室

小学校での保健指導や保健学習について

手作り絵本の作り方

2007年08月28日 | Weblog
手作り絵本の作り方
N先生に教えていただきました。N先生ありがとうございました。

大人が2時間弱で厚さ1.5cmほどのハードカバーの本が出来上がります。

 

◇材料
・四つ切色画用紙(表紙になります) 1枚
・八つ切色画用紙(表紙の内側)   2枚 
 ※ほぼB4サイズ
・八つ切画用紙(ページ部分)   8~10枚
・背部補強用の紙とガーゼ 各1枚
・表紙と背部分になる厚紙
・洗濯のりと木工用ボンドを混ぜ水で溶いたものを準備する。※ホットケーキ生地より少し固めの濃さ。薄めすぎると乾燥に時間がかかる。
・古広告たくさん

◇道具
・はけ
・雑巾(濡らしたものと乾いたもの) 2枚
・はさみ
・裁断機

作り方のポイント
◆一番下の用紙の下には、何も敷かない。汚れ防止に紙などを敷くと、くっついて取れなくなるので。
◆のりのつけ方:中央から端へ向けて刷毛を動かす。こうすると下の紙にのりが入り込むのを防ぐ。
◆用紙からはみ出したのりは、濡れ雑巾でふき取っておく。ページどおしがくっつくのを防ぐ。
◆指先やテーブルについたのりもその都度ふき取っておく。用紙の汚れやくっつきを防ぐ。


◇作り方

(A)ページ作り

 ①白の八つ切画用紙を全て中表に半分に折る。

 ②半分に折った白の八つ切画用紙を1枚ずつのりで貼り合わせる。

・半分に折った白の八つ切画用紙の間に古広告をはさみ(汚れ防止)、上になった面にのりを刷毛で塗る。のりのつけ方は、中央から端へ向けて刷毛を動かす。こうすると下の紙にのりが入り込むのを防ぐ。
・一番下の用紙の下には、何も敷かない。汚れ防止に紙などを敷くと、くっついて取れなくなるので。
・すばやく塗らないと紙が丸まってきて、貼りにくくなる。
・枚貼り合わせる毎に、古広告を取り替えて、のりをつける面の下にはさむ。
・用紙からはみ出したのりは、濡れ雑巾でふき取っておく。ページどおしがくっつくのを防ぐ。
・指先やテーブルについたのりもその都度ふき取っておく。用紙の汚れやくっつきを防ぐ。

③全ての画用紙を貼り合わせたら、用紙からはみだしたのりをふき取って、図鑑などで重しをしておく。

④少し時間を置いて(10分以上)裁断機で背の部分以外の3辺を各々5mmほど切りそろえる。
 
(B)表紙

①四つ切色画用紙を下の図のように四角をはさみでカットする。

②前面にのりを塗り、表紙と背表紙になる厚紙を貼る。
・下に何も敷かないので、のりでべたべたになる。逐一濡れ雑巾でふき取る。

③図の点線部分に紙を貼り、背表紙を補強する。

④厚紙からはみ出した部分を内側に折る。

・角は、厚みがあるので爪を使って上手く折り込む。ハードカバーの本を参考に。

⑤ひっくり返して、乾いた雑巾でやさしく押さえ、厚紙と表紙の画用紙を接着させる。

(C)ページと表紙を接着する。

①ページの背にガーゼを貼って補強する。
・ページの背を上にして立てて作業すると貼りやすい。
②位置をよく確認して、ページの一番上の面にのりをつけて表紙と接着する。
・このときも糊付けする用紙の下に古広告をはさむ。
・ページの背の部分は、「遊び」としてのりをつけない。余裕がないと、ページが破れる。
③本をひっくり返して、②と同様に行う。

(D)乾燥

・用紙の間にそれぞれ新聞紙をはさみ、本などで重しをして数日乾燥させる。
・最初は2~3時間で、はさんだ新聞紙がじっとりしてくるので、こまめに新聞紙をとりかえる。そうすると3日で乾いた。

(E)内容の作成

・しっかり乾燥させてから、貼り絵、折り紙、写真などを貼る。絵や文字は、ページ作成の前に書いておいてもよい。