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コンビニ経営のポイント

コンビニオーナー、経営者のための商品政策・経営分析・税務対策などを、元コンビニ社員が書いています。

競合店対策(1)~~~客数アップにこだわる!!

2005年10月02日 12時05分33秒 | Weblog
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 『コンビニオーナーのための経営術』

 2005年10月2日  第3号
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こんにちは。いつもありがとうございます。

新たに登録してくださったみなさま、よろしくお願いします。

最近、朝晩が冷えるようになって来ました。体調を崩しやすい
時期ですので、注意してくださいね。

朝、起きて、鼻水が「ズル」っと出たときは
やはり、お店でも、マスクやティッシュなどが動きます。

本部からの、連絡や情報よりまず自分の体調の変化が何よりの
情報ですよね。

では、第3号 行ってみましょう。


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 競合店対策(1)

     ~~~客数アップにこだわる!!
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オーナー「大変だよ!近くの交差点に昔ながらの酒屋があったんだけど
今、更地なんだ。コンビニができるらしい。」

店舗指導員「え!!うちの開発担当が言ってたこと本当なんだ!」

オーナー「うちはオープンから3年、ここまで順調に売上も伸びて
きたのに、ついてないなぁ。」

店舗指導員「確かに、大変な事ですけど、当店は夏場なら日販
70万はいきます。他チェーンにとっても狙いどころ
ですよ。覚悟してがんばりましょう。」

オーナー「でも、うちは接客悪いっていつも言われるし、
あっというまにお客さんとられちゃうんじゃないの?」

店舗指導員「接客をよくするのは当然です!今の時代、接客は
よくて当たり前です。接客レベルの向上とともに
商品政策も見直しましょう!」

オーナー「でも、うちは○○さんの指示通り発注しているし
ほかにどんな事見直せばいいの?」

店舗指導員「そのときの重要な商品については、指示をだしていますが
商品政策、つまり発注の考え方をつかんでもらう事で
まだまだ、お店の品揃えはよくなります・・・


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競合店の出現。これほど脅威なことはありません。

しかし、日本のコンビニの数が4万とも5万とも言われるなか、
避けては通れない状況になってきています。

ですから、常に競合店を意識した運営をしていく事が不可欠です。

上記のやりとりで店舗指導員が言いたかったことは何でしょうか。

それは、商品のカテゴリーごとに政策を持って発注してほしいという事です。

店舗指導員は、キャンペーンなどで発注指示を出していくと思いますが
それをすべての商品について指示してもらったとしたらどうなるで
しょうか?

きっと、オーナーさんのほうが適正な発注ができるはずです。
店にいて、生の情報を得ている方にかなうわけありません。

ですから、オーナーさん自身に発注のときに政策をもってやっていただ
きたいのです。

さて、その政策とは・・・

お店の売上は 客数×客単価 で決まります。

店の売上が伸びているときは客数か客単価のどちらかまたは
両方が必ず伸びているという事です。

さて、競合店ができるとどちらが落ちるでしょうか。
それは圧倒的に客数です。

つまり、それまでお客様から支持されてはいなくても
近くにあるからという理由だけで売れていた店などは
競合店の出現で一気に客数が減少します。

対して、お客様から支持されているお店は、競合店の
出現により一時客数が減少しますが1年後にはまた増加に
転じ、何年かあとには回復します。

そして、その競合店との戦いによりノウハウを得て、
2号店3号店と出店できる方もいます。

支持されていない店は、1年経っても客数の減少はとまらず
じわじわと減少していきます。確実に閉店候補です。

少し違う観点から見てみましょう。

コンビニの数が増えるということは、商圏が小さくなるということです。

例えば、商圏が5000人から4000人に減ったとします。

シャンプーや歯ブラシなどの雑貨を考えてみてください。
需要の数は決まっていますので、どうがんばっても雑貨の売上を
伸ばすのは困難です。

商圏が小さくなったときでも伸ばすことが可能なのは
「毎日消費するもの」すなわち、ファーストフードや飲料です。

週に2回利用されていたお客様に週3回、4回
利用してもらうにはと考えるのです。

まとめます。

コンビニ業界が不景気という逆境の中で成長してきたのは、
「客数」、正確に言えば「来店頻度」を増加させてきたからだと思います。

商圏が5000人から4000人になっても
週2回利用している人に週3回利用してもらうことで「客数」
を伸ばしてきたのです。

そこに強い店のポイントがあります。

既存のお客様に対して来店頻度を上げる「しかけ」を
継続して仕掛けていくお店が強い店です。

強い店は「客数」が伸びます。

そこを意識するだけで、発注の考え方がガラリと変わります。
発注画面の向こうにお客様を意識しなければいけません。
いつも来ていただいている、あのお客様にもう一回来てもらうには・・・

ですから、店舗指導員にはできないのです。
毎日店にいるオーナーさん、従業員さんにしかできません。

店舗指導員にはその「しかけ」を示すことしかできません。

次回からはその「しかけ」のヒントを書いていきます。

なぜヒントなのか。
それは、「しかけ」は店ごとに異なるからです。

でも、根底にある考え方は
「客数」、正確には「来店頻度」のアップを目指す方向で間違いないと
思います。

もう一度、
「客数」アップにこだわることが大切です。


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「客数」アップ!

簡単に言うけど・・・とおっしゃる方がいらっしゃるかもしれません。

しかし、その考え方が定着してくると
自分が、またはお店がしていることが正しいかどうかが明確になります。

判断基準ができるのです。

そうすると、店舗指導員との打ち合わせが非常に
密度の濃いものになります。

ですから、上記を読んで納得できないことがあれば
どしどし、ご意見をください。
↓ ↓ ↓
happylife_september@mail.goo.ne.jp

非常に重要な前提ですので、納得していただくことが
とても大切です。

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  超個人的!コンビニ日記
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涼しくなってくると、本当に食欲が増してきます。
体重も増加傾向で、冷や汗ものです。

特に、この時期は「あまーい」ものが充実していますので
私には、気が抜けません。

最近、デザートで巨大な杏仁豆腐?チーズケーキ?みたいなものが
何種類か出ていると思います。

売れているのかなぁ・・・って思っていましたが
勤務先の女性社員が昼食に買っていました。

「主食」なんですね。
栄養バランスはいいのでしょうか・・・

やっぱり私は、米かパン+デザートがいいです。
だから体重が増えるんですね・・・

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本日は、以上です。ありがとうございました。

ご意見、ご感想をお聞かせいただければ幸いです!!
↓ ↓ ↓
happylife_september@mail.goo.ne.jp

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コンビニオーナーのための経営術
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