

何日か前に、明け方見た夢のなかの妖精です。
起きてすぐに描かなかったので、おぼろげです。
小さな花のなかに、女の子がすわっていて、
花にうもれているみたいに、とても小さな身体でした。
その子の頭が、きのこみたいに、
すごく大きかったのが印象的でした。
頭の割りに、身体が小さくて、
でも、瞳はものすごく大きくてキラキラしていました。
ほんとに、昔の少女漫画のようでした。
いままで、いろんな妖精を夢で見ましたが、
こんな漫画のような、アニメのようなタイプの妖精は、
初めて見たので、驚きです。
なんでもありの世界なのかもしれません。
美しい花の中に、すわっていたのですが、
何の花か、忘れてしまい、なんとなくパンジーの花を描いてみました。
服も、ぴっちりしたズボンをはいていたという記憶しかなく、
なんとなくイメージで描いてみました。
嬉しそうでもなく、涙を流している様子でもなく、
ただ、なんとなく憂いに満ちた瞳で、空を見上げていて、
なんだか妙に、気になりました。
たぶん花の精だと思いますが、
羽はついていないように見えました。
この子は、なにを考えていたのでしょうか。
前後のストーリーはなく、夢の中でずっと、
こんな情景が続いていました。
投稿日 2010-04-09 私のみた妖精の夢・不思議な夢 | リンク用URL|コメント (0)|トラックバック (0)
2010-03-19
金色の天使のブローチ
今朝、目が覚める直前に、見えたものなので、
正確に言うと、夢ではないのかもしれませんが、
美しい金色の天使のブローチを見ました。
* GOLDEN ANGEL *
祈っているような、何かを啓示しているような、
こんな感じの手の上げ方をしていました。
ほんとうは、もっと天使は全身が、濃い金色でした。
縦四センチぐらいのカメオのようなブローチで、
美しいクリームがかった薄い黄色の土台の上に
盛り上がった装飾で、横向きの金色の天使がついていました。
すごく精巧に作られていて、美しく、みごとでした。
縁取りも金で、もう少し装飾の模様があったのですが、
どんな装飾だったか忘れてしまいました。
半分目が覚めていて、半分寝ているようなときに、
なんの脈絡もないような、訳のわからない模様や記号が、
すうーっと、浮かび上がって見えることが時々あります。
目を瞑っているのに、真っ暗な状態の遠い向こうに、
星のようにキラッと 何かが見えて、
それに集中すると、どんどんこちらに近づいてくる感じで
だんだん大きく、はっきり見えてきます。
それが、机の上に積み重ねられた、
たくさんのスヌーピーの漫画の本だったり、
マヤ暦の模様に似ている文様だったり、いろいろです。
なんの意味があるのか、わかるときもあり、
まったくわからないときもあり、不思議です。
今朝みたものは、
なんとなく知らない誰かいろんな人の声が聞こえ、
次の瞬間に、急に引き出しのなかの様子が見えました。
集中して見ようとしたわけではないのですが、
なんの脈絡もなく、赤いビロードの布を張った引き出しの中が見え、
まん中に金色の細いチェーンの首飾りが、ぐるぐると丸めておいてあり、
そのすぐ横に銀色の細いチェーンの首飾りが、
これもぐるぐる丸めておいてありました。
そして、その左下のほうに、金色の天使のブローチが見えました。
なんだか高級感漂う、異国の感じでした。
私は、アクセサリーとかにまったく興味がなく、
冠婚葬祭の時にしか、身につけないので、
なんでこんな感じの映像が浮かび上がってくるのか不思議です。
投稿日 2010-03-19 私のみた妖精の夢・不思議な夢 | リンク用URL|コメント (0)|トラックバック (0)
2009-12-25
クリスマスの妖精!?
久しぶりに、妖精が夢に出てきてくれました。
2009.12.24の朝の夢です。長い長いドラマのような夢でしたが、
覚えているのは 最後のほうだけです。
ヨーロッパあたりの、ちょっと昔の時代、迫害を受けている人々の情景が見えました。
追い詰められていく人々が、肩寄せ合って 必死に逃げていました。
「希望は捨てない。まだ望みはある。」と歯を食いしばって、耐えている様子でした。
突然、場面は変わり、現代の日本の家の中に私もいました。
それは、大きなクリスマスツリーが飾られた、クリスマスパーティーのようでした。
二十人ほどの大人や子供が、部屋の中で楽しそうに騒いでいました。
部屋の中を、なにか虫のようなものが すうーっと、またフワフワと飛んでいました。
羽が四枚ある、トンボみたいな蝶みたいな虫でした。
子供たちが それに気付いて 虫を捕まえようと追い回し始めました。
私の友人の子供、小さい男の子が、すばやい動きで、羽をつかみました。
そうすると、パラパラ パラパラと羽のリンプンのようなものが落ちていました。
「こうくん!羽をつかんじゃだめ!羽が痛むから!」と、私が叫ぶと、男の子は手を離しました。
そうすると、その虫が こちらに逃げてきました。
近づいてくる虫は蝶のようでした。フラフラ よたよたと、飛んできます。
間近でみると、その虫は、プンプンと怒っていました。
「もう!羽をつかんで!いたむじゃないの!」と、声が聞こえました。
「えっ!?」と思ってよく見ると、それは妖精でした。
透き通った四枚の羽を持ち、薄いピンクの西洋風の
ワンピースを着た女の子の妖精でした。
羽が痛むと、上手に飛べないらしく、
フラフラと部屋の隅の飾りだなの方に飛んでいきました。
棚には、身長15センチほどの小さな人形が、小さなベンチに腰掛けていました。
妖精は、カモフラージュするように、人形の横に座りました。
かなり疲れたらしく、フーと大きなため息をして 目を閉じ、休んでいました。
ここなら絶対、子供たちにばれないもんね!という表情で、
安心しきって、ずっと寝ている様子が、なんだかいじらしくて 愛らしかったです。
クリスマスパーティーにツリーの回りを飛んでるなんて、
もしかして、クリスマスの妖精でしょうか!?
投稿日 2009-12-25 私のみた妖精の夢・不思議な夢 | リンク用URL|コメント (2)|トラックバック (0)
2009-07-23
「妖精新聞」を見た夢
2008.9.30に、疲れて昼寝をした時 見た夢です。
家に白い紙があり、何かと思い見てみました。広げると新聞ほどの大きな紙でした。
それは、「妖精新聞」らしく、新聞の記事のように、妖精の絵やら、妖精に関する記事やらが、びっしりと載っていました。
私が以前描いた妖精の絵や、小物の絵や、言葉なんかも載っていましたが、他にもいろんな妖精の記事や絵が載っていて、それはそれは興味深い内容でした。
なかでも一面の上部に大きく載っている妖精に ひきつけられました。
誰が描いた妖精かは わからなかったのですが、一瞬 「写真?」と思うほどリアルな絵でした。
その妖精は、身体のすごく細い少年の妖精で、木の枝にこしかけて、こっちをふりむいて見ているところでした。
すごくしんとした感じの空気感が漂っていました。あまりにも身体が細く透き通るような感じだったので、うすばかげろうの妖精かなと思いました。
夢の中で、「男の子の妖精って、こんな感じなんだ・・・。」と感心して見入ってしまいました。
頭に残しておこうと、すごくしっかり見たはずなのに、目が覚めると どうも細部までは思い出せません。
でも起きてすぐに 思い出す限り描きました。「妖精新聞」は白黒だったので、色はわかりませんでした。
この妖精、ひざの上に大事そうに本をのせていたのが印象的でした。
投稿日 2009-07-23 私のみた妖精の夢・不思議な夢 | リンク用URL
2009-07-22
夢に出てきた少年の妖精
投稿日 2009-07-22 私のみた妖精の夢・不思議な夢 | リンク用URL
2008-03-28
笑顔のギリシャリクガメの顔、修正版
Sちゃんママが夢で見たギリシャリクガメの笑顔ですが、微妙に違っていたので、修正して描き直しました。
笑顔を見る前に、「笑ってる」感じの思いみたいなものが、もわーんときて、見るとカメが口をほんの少しだけ開けていて、
それで「笑顔」なんだとわかったということです。この絵は、夢で見たギリシャリクガメの笑顔に かなり近いそうです。
投稿日 2008-03-28 私のみた妖精の夢・不思議な夢 | リンク用URL|コメント (0)|トラックバック (0)
2008-03-23
「亀の恩返し」の笑顔
亀が教えてくれました。
本当の恩返しは、感謝の笑顔だということを。
投稿日 2008-03-23 私のみた妖精の夢・不思議な夢 | リンク用URL|コメント (0)|トラックバック (0)
2008-03-21
Sちゃんママが見た笑顔の亀の夢
これは、前にもブログのカテゴリ「妖精たちの夢絵本」の中で登場した、妖精の金の粉を見たSちゃんママから、ついさっき聞いた夢の話です。
私がわりとおもしろい夢ばかり見るので、Sちゃんママも もうこわい夢は見たくない、おもしろい夢がみたいと思って寝たら見た夢だそうです。
なんと家で飼っているギリシャリクガメが夢にでてきて、「話」ができたそうなんです。
話といっても会話ではなく、カメの「この草が好き・・・。」という思いのようなものが伝わってきて、そうするとなんとなく たんぽぽの絵が、もわーんと出てきたのだそうです。
カメから「これは あんまり好きじゃない・・・。」という思いのようなものが伝わると、なんとなくキャベツの絵が、ぼわーんと見えてくるらしいのです。
そうしてずっと早送りみたいな感じで、カメの様子や思いみたいなものを見ていたらしいのですが、
一瞬静止画面みたいな感じで、カメが斜め45度くらいで振り向いている様子が見え、
それと同時になぜかカメの真正面からの顔だけがズームアップして見えたそうです。
そしてその顔が笑っていたのにはびっくりして笑ってしまったと言っていました。
漫画っぽく見えるわけでもなく、眼も鼻もそのまんまなのに なぜか口だけがV字型になっていて、それはかわいかったそうです。
Sちゃんちでは、居間の床の上を そのカメがいつも自由に這いまわり、子供のように名前をつけて それはかわいがって大切に飼ってますから、
たぶんカメが、いちばん世話をよくみてるSちゃんママに笑顔を見せることで、感謝と幸せを伝えたかったのでしょう。
外を散歩するたびに、いつも必死でたんぽぽを探している優しいSちゃんママだからこそ見えた夢かもしれません。
投稿日 2008-03-21 私のみた妖精の夢・不思議な夢 | リンク用URL|コメント (0)|トラックバック (0)
2008-02-19
夢の中のかわいい雑貨屋さん
夢の中で外国のかわいい雑貨屋さんへ行ってきました。
2008、1,14 朝 見た夢です。それはそれは おもちゃばこの中にはいったような楽しい夢でした。
私が、その雑貨屋さんにはいっていくと、中は少し薄暗く天井は低く、なんだか秘密基地に入っていくような感じでした。
店の中は、少し高めの飾りだなが、あちこちにあり迷路みたいで、天井からは、昔の裸電球のような黄色い灯りが、たくさん吊り下げられていました。
その黄色い灯りが照らし出しているのは、見たことがないおもしろい雑貨の数々。たくさんのアンティークな飾り棚に、まるで蚤の市のように ぎっしりと人形や陶器や置物や可愛い雑貨たちが並べられていました。
私は胸がわくわくして、たくさんの雑貨を一つ一つ感心しながら見て回っていますと、その中でも目をひいたのが、緑のはねうまみたいなおもちゃでした。
手のひらに乗せてながめると、馬のような犬のようなドラゴンのようにも見える不思議な形でした。
緑の長い毛でおおわれているので、輪郭がはっきりとわからないのですが、頭の上にも黄色い飾り毛のようなものがついています。
足の横についているぜんまいを回して置くと、すごく不規則にぴょんぴょん飛び跳ねて、まるで生きているみたいでした。
私はこれをあとで絶対買って帰ろうと思い、とりあえず置いて他のものを見て回りました。
店の中には、ドイツやらフランスからのたくさんの観光客がいて、みんな楽しそうに見ていました。
私は、店内を一周して見て回ったあとに、あの緑の毛のおもちゃを買おうと探しましたが、みあたりません。
あまりにもショックで、泣いていたら 店の奥のカウンターから店主の白人の女性が来てくれて、「緑のドラゴンなら、あそこにいるわよ。」と、教えてくれました。
行ってみると、なぜか10センチ×10センチぐらいの缶の中に灰が入れてありました。よおく見ると、なんだか小さい緑のものが頭だけだして灰のなかに埋まっていました。
ひとつひとつ引っ張り出してみると、それは小さな小さな緑のドラゴンでした。ひとつひとつが、それぞれポーズをとっていてユーモラスな感じでした。
でもなんとなく引っ付けてみると、なんとそれぞれの身体のくぼみに、ぴったりはまって びっくりしました。
ドラゴンなのに、まるでムーミンみたいに おっとりとした可愛いドラゴンでした。
夢の中では、なぜか私と店主は以前からの友達で、今までに私が日本から贈ったハンドブックやハンカチやシルクのきれいな布を、私に見せてくれたりしました。
それは、とてもきれいな箱に使わないまま大事にしまってくれていて、夢の中で私は感激しているのでした。
70年代のヒッピー風な自由な感じの、その店主の女性とは、思い出話に花が咲いて、その居心地のいい店の中で、私はずいぶん楽しい時間を過ごした、そんな不思議な夢でした。
投稿日 2008-02-19 私のみた妖精の夢・不思議な夢 | リンク用URL|コメント (0)
2008-02-13
夢に見た雑貨屋さんのドラゴンたち
投稿日 2008-02-13 私のみた妖精の夢・不思議な夢 | リンク用URL|コメント (0)
2008-02-09
夢に出てきた烏天狗の絵
投稿日 2008-02-09 私のみた妖精の夢・不思議な夢 | リンク用URL|コメント (0)
2007-09-28
天狗伝説の話
夢をきっかけに、いろいろ調べてみましたら、日本に天狗伝説が、いまもなお語り継がれていることがわかりました。
天狗は、妖怪や魔物といわれ恐れられているところもあれば、山を守る守護神として神社に祭られているところもあり、また山で修行した行者や山伏が、死後に化身して 山を守っているといわれているところもあるなど、さまざまらしいです。
よく昔話にでてくる鼻の長い天狗は、大天狗といわれているらしく、その配下に 烏天狗がおり、そのまた子分は子天狗といわれてます。
大天狗は、扇と巻物(経典)を持ち 文武両道の「文」を司っているとか。
一方、烏天狗は文武両道の「武」を司り、手には剣を持っています。
夢で見た、山伏か行者のような人々が とりかこんでいた巻物は、大天狗が守る巻物(経典)だったのでしょうか。
なぜか夢に、巻物がでてきた偶然も 少し鳥肌ものに思えます。
こんな話をしていたら、娘が、漫画「結界師」の14巻を持ってきて、「これこれ、これにも烏天狗や大天狗でてくるよお。」と、みせてくれました。
やはり、大天狗につかえる鴉天狗たちが、すごい苦労をする話で、漫画なので、おもしろく描かれてました。
全部が全部、空想ではなく、ちゃんと伝説もふまえた興味深い展開にしていて、思わず時間を忘れて、ついでに出ている全巻 読んでしまいました。
「結界師」。おもしろいです。でも黒猫の話は泣けました。
ずっと、歴史ものが大嫌いだった私ですが、見えない世界が、根底にあり 見える世界を形作っていたことに、いまさらながら気づき、歴史ものを見る目が変わりました。
ただひとつの石像は小さくても、背後にある時の流れや、いにしえの人々の祈り それをいまもなお守っている力、そういうものは 想像を超えるほど大きなものかもしれません。
投稿日 2007-09-28 私のみた妖精の夢・不思議な夢 | リンク用URL|コメント (0)
2007-09-22
烏天狗って、いったい何者?
烏天狗の夢の余談です。
烏天狗の石像を見て、なぜここに烏天狗の石像があるのか、私は不思議でたまらず、お寺の中にいた女性に尋ねてみました。
すると、烏天狗は、昔から この山を守ってくれているという言い伝えがあり、石像のある建物の奥に烏天狗をおまつりしてあるとのこと。
そして それは一般の人には ほとんど見る機会がないため、信者の方が、姿が見れるように寄進したとのことでした。
家に帰り、インターネットで調べてみました。だいたいわかった内容は、すごく歴史の古いものでした。
保元元年(1156)、皇位継承の争いから、保元の乱がおこり、戦いに破れた崇徳天皇は、讃岐の国に配流の身となり、再び都に帰ることなく46才の生涯を閉じられたそうです。
そして、白峯の地にご陵墓がいとなまれ、その崇徳天皇の霊を慰め、今もなお守護しつづけているのが、烏天狗の相模坊だということでした。
では、夢の中に出てきた烏天狗は 相模坊だったのでしょうか。そしてお守りしていたのは、崇徳天皇のことだったのでしょうか・・・。
夢の中に出てきた烏天狗は、白峯寺の石像よりも大きく、羽も肩から盛り上がるように力強くはえ、すごく大きな大きな羽をしていました。
私は白峯寺以外にも天狗がいたという伝説があるのか、調べてみましたら、・・・なんといるいる!日本って ほんとに歴史の古い国なのですね。
しかも他にも 天狗をまつっている神社がたくさんあり、すごい気迫のある天狗と烏天狗の像があるところも。
しかも驚くことに、烏天狗の着ている服が、なぜかどれも似たようなものばかりです。
私が夢で見た服と ほぼ同じ。(鎧をまとっている烏天狗もいますが。)胸の辺りにボンテンのようなものがついているのです。(白峯寺の石像には ついていませんでした。)
なんか帽子みたいなのもかぶっているし、だいたい皆 袴のような着物姿なのでした。
なんだか不思議です。私は歴史や時代物、民話など ほとんど興味なく無知なので、烏天狗の服を思い出して夢でみるわけないのです。
ましてや天狗など、金太郎さんや桃太郎さんみたいな おとぎ話と思っていたくらいですから。
それでも、調べて思うのは、大昔から 自然霊と呼ばれる神々の化身の姿を、見る事ができる人がいたんじゃないかということです。
そうでなければ、日本各地に似たような服を着た 古い天狗の像が残っているわけないと思ったのです。
投稿日 2007-09-22 私のみた妖精の夢・不思議な夢 | リンク用URL|コメント (0)
2007-09-12
烏天狗の不思議な夢の話 (続き)
「いる!」と、私は思いました。
「姿こそ見えないが、まちがいなく確かに この座に他の誰かがいる。しかも恐ろしく強靭な念力のようなものをもつ者がいる。修験者のような山伏のような・・・。
もし、それが私にはいれば、自分に いったいどのような変化が現れるのだろう。はいれば、それがきっと はっきりわかるはず・・・。」
そう思っていた瞬間でした。おなかの中に、グボッグボッと何か大きな あぶくのようなものが はじけるような感触がありました。
そして次の瞬間、目の前にあった書の巻物の 文章のうちの三行ほどが、いきなりクローズアップされ ライトをあてたかのように目だって見え 目に飛び込んでくるように感じました。
その文章は、「いにしえの・・・」という文字だけは覚えているのですが 他に何が書かれていたかは忘れてしまいました。
筆で流暢に書かれた行書体でした。
「人の心が代わることで 目に付くものが こんなに変わるものなのだ・・・!」と、私は驚いていました。
私が、夢の中でどういう状態になっているのか よくわかりませんでした。私も、輪の中の一人だったのか、それとも輪の中の誰かの心を読んでいたのか。
ともかく その上に、何かが入ってきたのです。
「誰かが、私の中に はいっている・・・。」
私は、その時 身体のなかに魂が重なっているのを感じました。
「私は、霊媒体質なんだろうか・・・。」と頭で考えているのとは関係なく、「私」がしゃべりはじめました。
輪になり座っている者 一人ひとりに 手をつき頭を下げて「私」は、心から頼み込んでいました。
「私は 今まで 力の限りを尽くして ・・・お守りしてきた。しかし 私一人の力では限界があることを 悔しながら知った。
どうか おまえたちの力を貸して欲しい。お守りするためには、おまえたちの力が どうしても不可欠なのだ。」 話は、こんな内容でした。
皆 うなづいて了解していました。しかし、五人目の 若い男は、あぐらをかいたまま 横を向いていました。まだ信じていない様子でした。
顔をそむけていたので、黒いはちまきのようなものの結び目が見えました。男は、向こうをむいたまま 話を聞いていました。
「私」が、「頼む!」と再度 手をつき 深く頭を下げました。すると黒いはちまきの男から、ためらいのような感情が流れてくるのが わかりました。
そうしてやがて 横を向いたまま、足の上の方で 両手を合わせ 小さく上に上げました。了承してくれた合図でした。
一団に安堵の空気が流れました。そしてまた覚悟や決意それから頼りにされた誇り、そんな感情が流れていました。
そんな動作を見ながら私は、私に重なっているものの正体が、見えてはいないのに「みえてきた」ことに気づきました。
それは、今まで見たこともない 人間ではないものでした。
服装は、山伏のそれに似ていましたが、天狗の着ている着物に似ているようでもありました。下は袴の着物姿で、胸のあたりにボンテンのようなものがついていました。
帽子のようなものをかぶり、人の姿かたちなのに、なぜか顔に烏のような大きい黒いくちばしがついているのが わかりました。
肩幅が大きく、その後ろに 大きな灰色の翼がはえていました。その存在は三メートルほどもある大きなものに感じました。
畏敬の念を感じずにはいられないほどの、圧倒的な存在でした。
あたりに満ち満ちた、その存在の恐ろしいほどの強さ、そしてその気配に 「うわあー!」と心の声が叫びをあげて、 そうして夢から覚めました。
そのあとすっかり忘れていましたので、白峯寺の烏天狗の石像を見て、夢で見たあのただならぬ雰囲気や気配が蘇えり 思わず鳥肌がたってしまったわけなんです。
投稿日 2007-09-12 私のみた妖精の夢・不思議な夢 | リンク用URL|コメント (0)
烏天狗の不思議な夢の話
白峯寺のカラス天狗の石像を見て、ずっと前に見た不思議な夢を思い出しました。
家に帰ってから、夢日記を見てみました。2004年1月14日、また不思議な夢を明け方見た、と書いてありました。
読むと はっきり思い出しました。それは、こんな夢でした。
高い山の頂上が見えました。その山の頂上に、松の木々が取り囲むように、大きな平べったい一枚岩が ありました。
その一枚岩の上に 七、八人ほどの人たちが 輪になって座っていました。
輪になり座っている人々の様子が、上空から見えましたが、そこにいる人々には気づかれていなかったので、夢の中で 私は空気のような存在だったのかなと思います。
そこは、あきらかに昔の時代のようでした。輪になって座っている男の人たちの着ているものが、忍びの者のような いでたちでした。
忍者のような、行者のような そんな感じの服で、夢の中で私は、「まるで昔のアカレンジャー、キレンジャー、アオレンジャーみたいな感じだなあ。」と思っていました。
精神も肉体も修行によって極限まで磨いているという、すきのない感じが、見ただけで すごくよくわかりました。
座の真ん中に 巻物のような書があり、みな それを見つめながら、息を殺して黙ったまま 何かを待っていました。
「誰にはいるのだろう・・・。」皆、心の中で期待とも不安ともつかないような思いが去来しているのがわかりました。緊迫した張り詰めた空気が 漂っていました。
夢の中で、私には 皆の心の中が手にとるように見え、また ここにいる人々も お互いの心がガラス張りのように読めているのがわかりました。
皆が同じような思いで、ただじっと事が起こるのを待っていました。いったい何がくるのかわからないまま、私も座の中に混じり(自分が、どういう形かはわからなかったのですが。)待っていました。
どれくらい時がたったか、それは突然やってきました。
頭上をバッサバッサというなにか大きな鳥のようなものが飛び降りてきたような音が聞こえたかと思うと、もうそこには そのものの気配が みなぎっているのが わかりました。 (次頁へ)
投稿日 2007-09-12 私のみた妖精の夢・不思議な夢 | リンク用URL|コメント (0)
2007-09-04
ヤタガラスや白峯寺の烏天狗の話
またひとつ ずっと前に見た不思議な夢の話を思い出しましたので、書いてみようと思います。
今年の夏休み、家族で四国のお寺参りをしてきました。香川県坂出市の四国第八十一番霊場 白峯寺に行きました。
けっこう山をくねくねと、車で走っていきますと、途中 道の上でカラスたちが何羽も歩いたり、なにかつついたりしていました。
私と娘は、「わー!ヤタガラスだあ!」と、ふざけて笑っていましたら、父が、「ヤタガラスは、足が三本じゃ。ヤタガラスは、昔 神武天皇を案内した伝説のいきもんじゃが。」と、言います。
父がヤタガラスを知っているのには驚きました。けっこう有名なんですね。私は全然知らなかったのですが、その何日か前に、テレビの「オーラの泉」で聞いて初めて知っていたのです。
霊能者の江原さんが、サッカー選手の中村俊輔さんを霊視したら、背後にヤタガラスが、たくさんついているのが見え、その霊力を借りて 疲れ知らずでプレーできると話していました。
ヤタガラスとは、日本書紀や古事記に登場する三本の足を持つカラスで、熊野の山で迷った神武天皇を 案内したといわれる神の使いだそうです。
日本サッカー協会のシンボルマークにも採用され、日本選手のユニフォームにヤタガラスのマークが ついているそうです。
私たちはヤタガラスの話題で盛り上がり、それからすぐ白峯寺の山門がみえ車を降りてお寺の中にはいりました。
かなりきつい石段を登り、本堂を参ってから、降りて今度は崇徳天皇の御霊所の頓証寺殿の前まで行って、思わず「うわぁ!」と声を出してしまいました。
そこに立っていた石像は、なんとカラス天狗だったのです。思わず ずっと前に見た夢がよみがえり、鳥肌がたってしまいました。
私が見た夢とは・・・。
投稿日 2007-09-04 私のみた妖精の夢・不思議な夢 | リンク用URL|コメント (0)
2007-08-14
爺婆の人形の写真
この人形が、夢でみた爺婆に そっくりの人形です。10センチにみたないほどの とても小さな人形です。
投稿日 2007-08-14 私のみた妖精の夢・不思議な夢 | リンク用URL|コメント (0)
2007-08-01
この世に、あの爺婆あらわる!
前回の話には、余談があります。
水田の上を飛び、走る爺婆をみた夢から、何日かして たまたま隣の市のフリーマーケットに行きました。
何を買うでもなく ぶらぶら見ていると、骨董品や古い建具や鉄瓶や肖像画なんかを たくさん並べているブースがありました。
あまり骨董品とかには、興味がないので 通り過ぎようとした瞬間、あるものが目に入り 釘付けになりました。
なんと、あの夢で見た爺婆に そっくりの爺婆の人形がそこにいるではありませんか!
私の家にある爺婆の人形たちは、布製で身長も17センチぐらいなんですが、その人形は約10センチぐらいの、ほんとに小ぶりな人形でした。
その小ささが、夢で見たサイズと同じだったので、そしてその服や表情も、そっくりで あまりに似ていたので思わず身震いしてしまいました。
近づいて よく見ると 陶器製でした。ふたりとも優しい顔立ちに上品な色彩の着物をきていました。
店の男の人に聞くと、この爺婆の前の持ち主は、昔 教師をされていた一人暮らしの老婦人だったそうです。
老婦人が亡くなられたあと しばらくして親戚の人が 古い家を取り壊すことにしたので、家の中の古いものを引き取ってほしいと呼ばれたそうです。
そうして家一件分の古い物を 全部まとめて買い取ってきたのだということでした。
私は しばらく人形を見ていましたが、買わないと後悔すると思い、その爺婆を買って帰りました。
私の家には、爺婆の人形がありますが、実家にはなかったので、その爺婆を 実家に持って帰ることにしました。
床の間の右側のほうに、赤い毛氈の上に載せ、後ろに小さい金の屏風をつけて 置きました。
なんとなく落ち着いて喜んでいるように思えて、ほっとしました。
これは ただの偶然かもしれません。でも不思議な夢と出来事でした。これは 推測にすぎませんが、なんとなくこんなふうに思いました。
今 思うと 夢のなかの松並木の下で お別れしていた人々のなかに、私の親戚ではない人たちもいて、横のほうで やはり親戚どうしと思われる人たちと 別れの言葉を言い合っていたのです。
もしかして、もしかして 松並木の向こうにいた その人は この人形の持ち主の老婦人だったのかもしれません。
天寿をまっとうした老婦人の最後を見送ろうと、ずっとお守りしてきた爺婆が、必死に駆けつけようとしていたのかもしれません。
夢の中では、小さな小さな爺婆でしたが、その必死さ、思いつめたようなけなげさには驚愕にあたいするものがありました。
もし推測どおりなら、その必死さも納得がいきます。
私の祖母や大叔母とは、古い家を取り壊したということしか、その老婦人と共通点は ありませんが、偶然 同じ時期だったのかもしれません。
でもきっと、その老婦人の方と祖母や大叔母は 仲良く 松並木の向こうを談笑しながら、歩いていったように思うのです。
投稿日 2007-08-01 私のみた妖精の夢・不思議な夢 | リンク用URL|コメント (0)
2007-07-31
すごく早く走る翁(おきな)の夢
前回の祖母や大叔母に会えた夢から数日後、なんだか続きらしい夢を見ました。
それが、なんだか不思議な不思議な夢だったのです。
夢の中で私は、田んぼのなかを走っていました。そこは、見渡す限り広々とした水田で、緑の早苗が さわさわと揺れていました。
私は、時々浮かびながら、飛ぶように すごいスピードで 走っていました。
「あー、そうか。これはきっと夢の中なんだ。じゃあ、きっと気持ちを しっかりもって 飛べると思えば必ず飛べるんだ。」と、思いました。
そうすると、今まで浮いたり 沈んだり スピードに追いつけなくてバタバタ走っていたのが、急に足が放れて 猛スピードで飛び始めました。
どこまでも続く水田の上を、すごい速さで飛び続けました。
すると、向こうに 広々とした明るいところが見えました。
水田の向こうには、一本の道が左右に横切っていて、その道の向こうには、さっぱりと剪定されているような松が、道に沿って並んで植わっているのが見えました。
昔の東海道の絵のような さっぱりとして、他には何にもないようなところでした。
昔っぽい赤土の一本道と、赤みがかった幹の松並木。そこは妙に明るく、その一帯だけ、日がさしている様な感じでした。
すると、私の右側の向こうの方から、小さい何かが ものすごいスピードで走ってきました。
見るとそれは なんと あの爺(じじ)婆(ばば)でした。
結納の時にある、あの おめでたい、とも白髪の老夫婦です。それが、人形の大きさのまま、猛スピードで走っていました。
爺婆は、ほうきや熊手を すごい速さで動かしながら、一本道の真ん中へんに向かって 真剣な顔つきで走っていました。
「えっ!?なんで?」と、思って 一本道の左のほうを見ると、何人かの人々が、談笑し お別れを 言い合っているらしい情景が見えました。
近づいて よく見ると、一本道を隔てて向こう側に 祖母と大叔母たちがいて、道より こちら側には祖母の娘の伯母や叔母たちが何人かいました。
祖母も大叔母も伯母たちも、みんなすごく楽しそうに、いろんなはなしをしながら、別れのあいさつをしていました。
それが、明るく清々しい松並木の下で、さっぱりと明るく優しい感じの情景でした。
たぶん、あちらの世界へ旅立つらしいのに、少しも しんみりとした暗い影はなく、ほんとうに明るい光の中に行くという感じに思われました。
覚えているのはこんな感じで、目が覚めたので、そのあと あの爺婆たちは どういう動きをしたのか、なぜ爺婆が登場したのか まったくわからないままです。
ほんとに不思議な夢でした。
投稿日 2007-07-31 私のみた妖精の夢・不思議な夢 | リンク用URL|コメント (0)
2007-07-22
祖母のスケッチ
実際の祖母は、こんな感じでした。もっと ふっくらしてましたが、この頃は だいぶ痴呆がすすんでいた頃のスケッチです。
投稿日 2007-07-22 私のみた妖精の夢・不思議な夢 | リンク用URL|コメント (0)
2007-07-18
夢で見た祖母と大叔母の絵
投稿日 2007-07-18 私のみた妖精の夢・不思議な夢 | リンク用URL|コメント (0)
2007-07-16
叔母と大叔母と祖母に会えた夢
三回目に叔母と会った夢を見たのは、2004、11月28日のことです。その夢は、とても不思議な夢だったので、しっかりノートに書いていました。
場所は、私の実家でした。昔の農家のつくりなので、土間の玄関に続いて、ふたま続きの座敷があります。
その座敷で、親戚の人々らが たくさん集まって宴会がひらかれていました。
皆 お膳を前に お酒をくみかわしたり、笑い転げていたり、それは楽しそうに 飲んだり食べたりしていました。
周りの人は 親戚らしいけれど 私の知っている人たちではありませんでした。
それで、あたりを見回してみると、いとこのMちゃんの母である叔母がいたので、二人で いろいろ話をしました。
話の内容は、おもにMちゃんのことで、叔母が、「M子は、人の話をきかんじゃろう、ほんまに。」と、言い
私も、「そうなんよなあ、私も おばちゃん Mちゃんを怒るばっかりして!と思ってたけど、今になったら おばちゃんの気持ちが わかるわあ。」などと、笑いながら話をしていました。
そのあと 床の間の前の 縁側の方を ふと見ると、私の祖母と、大叔母(祖母の実妹)が見えました。
「あれっ?」と思い よく見ると 二人は着物を着て にこにこして座っていました。
ほんとに嬉しそうで、喜びいっぱいの満面の笑顔で、すごくすごく幸せそうでした。
なぜか周りの人より、ひとまわり小さめで まるで ちっちゃな福の神みたいに 座っている身体が丸く丸く見えました。
二人は ずっとこっちを見て 微笑んでいるのに 周りの人たちは まるで 二人が見えていないようで、おしゃくしたり笑いあったりして まるで気にしていないのでした。
二人もまわりを気にする様子もなく、ただ私のほうを 微笑んでむいていました。
そうすると、二人の喜びや感謝の念が、私に伝わってくるのがわかりました。
それは、ほんとに じわっと私の胸に届いて、「わー!」と、私が思った瞬間、二人の身体がふんわり浮き上がり そして すっと消えました。
夢の中で、「ああ、成仏できたんだなあ・・・。」と思っている夢でした。
二人が亡くなったのは何年も前なのに なぜこんな夢をみたのか、なんとなく私にはわかりました。
この夢をみた前の日、私は実家に行き、「奥の部屋」がとりこわされた後の なんとなくすがすがしい さっぱりした跡地を見たのです。
実家の母屋に隣接して、もうひと時代古い家屋があり、六畳の畳の部屋がふたつありました。そこを「奥の部屋」と呼んでいました。
その「奥の部屋」が、祖父と祖母の寝室で、生前 大叔母もよく遊びに来ては「奥の部屋」で ずっと世間話をしていたものです。
祖父や祖母が亡くなってからも、その「奥の部屋」は片付けることもなく、はいることもなく 当時のままで、開かずの間状態になっていたのです。
それを父母が、たんすの中にあった写真や手紙をもう一度見直し、大切なものは別の場所にしまい、父やいとこたちの手で「奥の部屋」を取り壊したのです。
そんなことが あったからだと思われてなりません。上へ行きたくても、生きていた状態のままなので ずっと居ざるを得なかったのかもしれません。
大叔母が、いっしょにいたのは、痴呆がひどくなり、私の父母がひきとって実家でいっしょに暮らしていたからでしょう。
祖母も大叔母も痴呆症で、その後寝たきりで、実家の母は、それはそれは大変でした。
あの感謝の念は、きっと実家の母に伝えてというものだったよう思うのです。
投稿日 2007-07-16 私のみた妖精の夢・不思議な夢 | リンク用URL|コメント (0)
2007-07-15
三回も夢にでてきた叔母さんの話
三年前に亡くなった叔母とは、夢で三回も会えました。
最初は、どこか東北地方の ひなびた湯治場のようなところにいました。簡素ながら ぬくもりのある湯治場で、いろんな人々が、湯船につかって 談笑したり、共同の炊事場で 料理を作ったりしていました。
叔母は、まだあまり元気がなく、この湯治場でしばらく養生しているんだと、話してくれました。
「M子が、よう世話してくれて、おいしい料理も作ってくれて、ものすご ありがたいわあ。」と、叔母が言うので、ふと炊事場の方を見ると、お盆の上に料理をのせて いとこのMちゃんが忙しそうにやってきました。
M子は「これなら、食べれると思うわ。」と、料理を皿にとりわけたりして、すごく かいがいしく世話をしてあげていました。
二回目に見た夢は、どこか大きなお寺の中で、二十人ほどの人たちが、お坊さんの講話を熱心に聴いている場面でした。
叔母は楽しそうでした。勉強好きな人で、もっと上の学校にも行きたかったみたいですが、八人兄妹の農家では、そんな余裕はなかったようです。
だから、すごく有りがたそうに講話に耳を傾けていました。
講話のあと、みんなで二つの輪になり、お茶を飲みながら談笑していました。叔母は私も輪のなかにはいるように言い、お茶をくんでくれました。
みんな講話の感想や他のいろんな話を 楽しげにしていました。叔母と同じように向学心にあふれた年配の人々ばかりでした。
叔母が、「けいちゃん、わたしゃーなー、死んだあとが こんなに楽しい世界とは 思いもせんかったわあ。いろんな教えが聞けて ものすごえええわあ。ありがてえわあ。」と、言い
「私もなあ、時々みんなにサインをおくろうと思うて がんばりょんじゃけど、これが なかなかむつかしいんよ。」と、そばの魔法瓶を手に取ると、
「この魔法瓶を こういうふうに回すのって できそうで なかなか むつかしいじゃろう?そういうむつかしさなんよ。」と言い魔法瓶を回そうとしました。
昔よくあったタイプの細めでペリカンの口みたいな蓋の魔法瓶でした。それの底の部分のふちの部分だけを床につけながら回そうとしていました。
ちょっとうまく言えませんが、蓋を手でおおうように持ち、ぐるぐると回しながら、おおきなきれいな円を描こうとすると 確かにむつかしいものでした。
そんなふうに、サインを送るのは微妙にむつかしいものらしいことはわかりました。
でも叔母は、けなげになんとかサインを送ろうと何度も挑戦しているようでした。
旅立つ前に、「みんなのことは、絶対見守っとるからな。」と、言ってくれていた正義感の強い優しい叔母でした。
あの世らしいところでは、ほんとにのびのびと学生のように快活にすごしていたのが嬉しくて、この夢をみたあとに すぐ いとこのMちゃんに電話して様子を伝えてあげました。
三回目の夢は、少し長くなりますので次回書くことにします。