ひょんなことから大学時代に授業で使っていた現代詩の教科書のことを思い出し、手に取ってもう一度読んでみたくなりましたん。
当時詩人と言えば、小学校で習った萩原朔太郎や谷川俊太郎位しか知らなかった私にとっては、毎週紹介される現代詩人が非常に興味深くて、授業をとても楽しみにしていた記憶があります。(毎月の詩の提出は大変だったけど。散々だった。ブヒーッ!)
今日は中でも特に変態的に魅惑的で衝撃的だったこの詩を紹介してみます。と言っても長いので、冒頭部分だけ。
この詩を初め、一連の「プアプア詩」は社会的に一大センセーショナルを巻き起こしたそうです。そうでしょう、そりゃそうでしょうねぇ。
普通の頭で考えると、全くもって訳がわかりませんが、でも何となく読めてしまう不思議さよ。猥雑で暴力的な言葉の合間に見られるナンセンスユーモアが小気味悪くも気持ち良いような。なんつーか、現代アートやね。なんてこんなくくり方したら怒られるのかな。でも読んだ時の感覚が、一風変わった芝居や抽象画を見た時のそれに近い気がします。何かが通じているんじゃないかな。
確か当時はこの人の詩集を読んで感想文を書いたはずなんですが、私ったらどんなの書いたのかしら?全く思い出せません。多分無理矢理捻り出したんだと思います。先生もさぞ呆れていたことでしょう。ぷはー。
谷川さんのように美しい言葉の流れも良いけど、時にはこんな破壊的でエネルギッシュな言葉も良いですねん。言葉って不思議ですなぁ。単なる五十音の羅列なのに、こんなにも様々な世界を作れるもんかねぇ。いやぁ、詩人ってほんとスゴイ。
当時詩人と言えば、小学校で習った萩原朔太郎や谷川俊太郎位しか知らなかった私にとっては、毎週紹介される現代詩人が非常に興味深くて、授業をとても楽しみにしていた記憶があります。(毎月の詩の提出は大変だったけど。散々だった。ブヒーッ!)
今日は中でも特に変態的に魅惑的で衝撃的だったこの詩を紹介してみます。と言っても長いので、冒頭部分だけ。
売春処女プアプアが家庭的アイウエオを行う(冒頭部) 鈴木志郎康
先ずは妻が歩いている
股さかれて
気が触れているのかバスセンターよ
髪毛は夏向きにショートカットする
ズボンもショートカットする
男根もショートカットすればいいわ
それでは詩はせめてロングロング
ア
今ここにカットされる妻の首
これがねらいだったのね、結婚のねらいね
廊下は生えて来た無数の乳房のために足音がしない
ああ、恒常的に衛生的にみがかれた妻の乳房は黙々と生えてくる
ねじれてる
嫉妬してる
妻は素早く手術台の上に売春処女プアプアを固定する
黙々と家内が処女生殖器を大陰唇小陰唇処女幕から左右卵巣を手ぎわよくカットして行きます アーアー 只今マイクテスト中
この詩を初め、一連の「プアプア詩」は社会的に一大センセーショナルを巻き起こしたそうです。そうでしょう、そりゃそうでしょうねぇ。
普通の頭で考えると、全くもって訳がわかりませんが、でも何となく読めてしまう不思議さよ。猥雑で暴力的な言葉の合間に見られるナンセンスユーモアが小気味悪くも気持ち良いような。なんつーか、現代アートやね。なんてこんなくくり方したら怒られるのかな。でも読んだ時の感覚が、一風変わった芝居や抽象画を見た時のそれに近い気がします。何かが通じているんじゃないかな。
確か当時はこの人の詩集を読んで感想文を書いたはずなんですが、私ったらどんなの書いたのかしら?全く思い出せません。多分無理矢理捻り出したんだと思います。先生もさぞ呆れていたことでしょう。ぷはー。
谷川さんのように美しい言葉の流れも良いけど、時にはこんな破壊的でエネルギッシュな言葉も良いですねん。言葉って不思議ですなぁ。単なる五十音の羅列なのに、こんなにも様々な世界を作れるもんかねぇ。いやぁ、詩人ってほんとスゴイ。