花屋なんてあっという間の毎日に

OLから花屋に転職、その後はホントにあっという間に15年。でも毎日、今日も新鮮です。

ピクと1日一緒

2006-08-28 00:47:10 | 十姉妹のピクちゃん
今日はお盆休み以来のお休みを取ることができました。社長が一人で店番です。ならば、好きなだけ朝寝坊!と言いたいところですが、小鳥のピクが枕元で、朝早くから、ごそごそしだすのです。暑いのかな。水飲みたいのかな。と気になりだしたら寝ていられない。結局休みなのに、いつもと同じ、5時。窓を開けて、えさの用意をして、かごの掃除をして、合間に私はあまりに眠いので、ちょっと横になったりする。しばらくすると、ピクは私がそばにいないことに気づいて(私はそう思う)、また、ピーピー鳴き出すのよねぇ。歯を磨くときは肩にのせ、パソコンでお店のホームページを作っている時は腕にのせるはめに。ピクは私の脈を打つ音を聞いて、安心してるのかなと思います。結局家にいる間、ほとんどピクがくっついているのです。月曜日になったら、またほとんど一人ぼっちの1日になっちゃうのに
耐えられるのかな。甘やかさない方がいいかな。今日とのギャップがかえってつらいんじゃないかな。といろいろ考えてしまうのでした。

ヘンリーヅタ

2006-08-24 00:23:16 | 花屋生活
今日はセリがとても安値でした。生産者の方もお盆休みが終わって、出荷を再開し、休みの間成長してしまった花をいっきに出してきます。それに対して、たのみの花屋は遅い夏休みをとっていたり、イベントもなく、残暑も厳しく、売れないので買い控えするころなんですねぇ。うちだって当然そうするべき。ところが、うちの社長さん、「いやー、今日は安かったよぉ」と帰社。何やらルンルンなんです。まさかと思い車の荷台を見て。なにか行事でもあったっけというたくさんの箱。こんなに買ったのぉ?「だって安かったから。」じゃなくて、だから安いんだっつうの。。でもけんかしてもお店のためにならないので、店頭の切花の束売りをバージョンアップ。とってもお得になりました。近くのお花屋さんの店頭を見てみて下さい。いつもよりすごく安かったら、うちと同じような社長さんです。いい人です。
写真はこんなに暑くても、元気な「ヘンリーヅタ」です。今はふさふさのグリーンですが、秋になって、気温が下がると、真っ赤に紅葉して、それはきれいです。冬は落葉し休眠して、また来春必ず芽吹きます。春から夏はいい感じにのびます。アイビーに飽きた方、おすすめです。

アンペラ

2006-08-20 05:09:22 | 花屋生活
夏休みも終わって、金曜日に切り花、土曜日に鉢植えを仕入れて、今日から花屋も普通に戻りました。今日1日お店にいたら、いつもは慣れているのに足がとても疲れました。お盆明けで市場も種類がいまいち。こう暑いと秋の鉢植えを仕入れてもまだむずかしいので、店頭はちょっとさびしい感じです。ホテイアオイのきれいなものが入荷したので、お水をいっぱいに張ったら、きらきらして涼しげになりました。
写真は初めて入荷した“アンペラ”です。
カヤツリグサ科、アンペライ属 和名 アンペラ
葉が細く、先がするどくとんがっているので、取り扱いに気をつけたほうがよいですが、  まとめてモノトーンの器に植えるとちょっとおしゃれに見えるかも。
玄関アプローチのような半日陰が最適。冬はススキなどと同じく、休眠しますが4月から10月はグリーンの葉を茂らせ、毎年楽しめるようです。
お水はたっぷりきらさないように。地植えにすれば、お水やりは楽ですね。
売れるかなぁ。いえ売れてくれないと困ります。



若沖に会いに上野へ

2006-08-16 20:48:18 | Weblog
上野の国立博物館に[若冲と江戸絵画展]を見に行ってきました。新聞で20万人突破と記事になっていたので、混雑はまあ覚悟はしていましたが、これほどとは想像していませんでした。ちっとも見えない。でもせっかく来たのだから、ちゃんと見たいと、かたまりの中に入りじりじりと前の方に移動。たぶん前で見るためにかかった時間は一つの絵に15分くらいではないかと。もちろん全部ではなく若冲の絵は109点中18点だけであとは別の名前でしたから、大丈夫でしたけど。江戸時代ですから、日本画なのですが、動物や花など、個体がメインの絵が多く、構図の取り方が素人の私がみてもすばらしく、斬新というか、大胆ででも自然を切り取ってきたような暮らしの中の絵でした。花の絵もたくさんあり花屋の私としてもとても楽しかったです。混んでたけどきてよかったなぁとおもいました。画像は本文と関係ないですが実家にあるツルランで毎年必ず咲いています。

甥っ子のいたずら

2006-08-14 22:28:28 | Weblog
花屋は今日から夏休み。実家にいる甥っ子(5歳)と久しぶりに遊びました。さんざん私のケイタイとデジカメで自分の顔を撮ってはしゃいだ後、ついに言いました。公園に行きたい。うわぁ、この炎天下の中?何をしたいのかと聞くと蝉のぬけがらを取りに行きたいとのこと。えっ~。でもこれを断ると、嫌われてしまいそうなので、いこーいこう。まだかなりの日差しの残る夕方、ついていきました。すぐそばの公園は木が成長を続け、まわりも大木が取り囲み、結構日陰が多かったので、よかったぁと思っていたのもつかの間、蚊がぶんぶん集まってくるのです。でも甥っ子は気にせず、蝉のぬけがらを探し続けます。蝉も低いところでいっぱい鳴いていて本物をいくらでも取れそうなのに。ぬけがらも地面に落ちているところしか知らなかった私ですが、木の枝にしがみついて残っていました。しかもいっぱいいるいる。こんなみんな来る公園で。蝉もお手軽になつたものだ。甥っ子が私に採れと言うで、葉から取る時の意外に強い吸着力に気持ち悪さを感じながらビニールいっぱい取りました。甥っ子が首に蚊に刺されたのを機会に家に帰りました。甥っ子が蚊に刺されたことを実姉に謝っている間に、甥っ子は網戸にこんなことをしてくれました。でも明日になったら生き返るとでも思っているのか、すぐに窓を閉めて、ガラス越しに自分の成果をかみ締めていました。

ブーケレタス

2006-08-12 19:09:10 | Weblog
夏は、花屋はどう頑張っても暇。こんな時は、やっぱり早く帰るしかない。で、昨日は、地元のデパートに間に合って、地下の食料品に直行しました。閉店間際のデパ地下は、お得がいっぱい。デパートの野菜はちょっと高いけど、すぐ使い切れないわたしには、持ちが、大切なポイントなのです。やっぱり新しいし、花と一緒で等級がいい方が、丈夫で味もいい。それが間際にいくと驚く金額で売られていたりしますよね。3つでとか、ちょっとたくさん買わなくちゃいけなかったりはしますけどーなどと思いながら野菜コーナーへレタスを見にいくと、おもおもしいパックにカバーされたふわふわと小さめでカールした葉がとってもやわらかそうなレタス、”ブーケレタス”ホントふっくらしたお花のよう。しかもふつうのレタスより安い!くせがなくて、見た目どおりのやわらかなおいしさでした。私だけが発見!と思って、検索してみたら、多数の方がすでにブログに投稿してました。みんな早いなあと感心しつつ、ブーケレタスデビューの1日は終わるのでした。

ピクが手術。

2006-08-08 23:43:24 | 十姉妹のピクちゃん
ピクはベランダで手に乗っていても逃げません。手の上が大好きで、ずっとそこにいようとします。なんでこれほど慣れてしまったかと言うと、長い話になりますが、1年半前、足の指の付け根に腫瘍ができてしまい、とまり木で膨らんだ腫瘍がこすれて出血するのでアキ動物病院で取り除く手術をしてもらいました。先生のおかげで手術は成功。でもピクにとってそれからが大変でした。傷口をつつかないように、よく術後のワンちゃんもしている首にカバーをつけられました。でも鳥は毛づくろいが仕事。それができないのが、なにより辛い。カバーをはずそうと、1日中首をまわして、落ち着かない。見てられないので、手に乗せて、かゆそうなところを、さすってあげました。手から離すと、すぐ呼ぶので〔私にはそう見えた〕結局、退院した最初の夜は私もほとんど寝られませんでした。ばかですねー。カバーをはずすまで、2週間、ピクをさすりつづけ、ピクもすっかり味をしめてしまったのでした。

でっかいタカノハススキ

2006-08-07 00:56:51 | 花屋生活
今日もとても暑くて、花なんて買う気になれないよ!と言われそうな日でした。
そんな真夏の今、実は花屋はもう秋の花ばかりなのです。季節にあったものを置きたいのに、市場には秋のものしかないのです。うちにも、もうススキの鉢植えが入荷しました。斑入りの涼しげなタカノハススキは、人気の品種です。でも、私はおこりたい。株が大きすぎる。都心でこんな大きい鉢誰が買ってくれるというのでしょうか。 そんな感じで、仕入れてきた社長と、態度は社長以上の私はいつも、お店の奥でけんかしています。

ピクのこと

2006-08-06 01:20:41 | 十姉妹のピクちゃん
小さいころどこのうちでも飼われていた十姉妹。うちもお友達から雛をもらって、手乗りにしていました。でも自分がもらったのに最後まで世話をしなかった記憶がありました。もう一度ちゃんと飼ってみたくて、お店の近くの、今は甲斐犬だけを取り扱っている、柳沢さんとおっしゃる、ペットショップで6年くらい前につがいで籠ごと購入。すぐに、3羽生まれ、手乗りにしました。その後も増えて、7羽になりました。さすがに大変。4羽はひきとってもらいました。でも十姉妹って小さくて、丈夫でかわいいんです。最近になって病気で死んでしまって、今は、最初に生まれた、ピクだけになりました。小鳥の寿命は7,8年と聞いています。ピクは目が白っぽくなって、よく見えていない様です。病院で治せるのでしょうか。ピクには一日でも長くいきてもらいたい、記録に残しておきたいと思っています。写真はお湯でふやかした特製あわ玉です。毎朝手の上でおなかいっぱい食べています。

はじめまして。 ついに私もブログデビューです。

2006-08-05 01:01:50 | Weblog
こんにちは。花屋になって、16年目に突入してしまいました。でも花屋って毎日季節を追っかけてるところがあるので、1年経ってしまったことに気づきづらい気がします。それが危険です。でも、毎日どんな注文がくるかわからないので、楽しいですよ。そんな花屋生活を体力が残っているとき、書いてみたいと思っています。
 それと、もうかなりおばあさんになってしまった、手乗りのピクちゃんの話も聞いてください。