さっぽろ はなだより (札幌花便り)

札幌のお花情報を写真を交えて

ヤマボウシとハナミズキ

2011年06月24日 | お花情報
このところ多くの花々が咲いています。
車で市内、郊外を走っているとお庭に目立つのはボタン、シャクヤク、オオデマリ、カキツバタ、アヤメ、オダマキ、クレマチスなどです。
アカシアの香りも漂っています。


さて、これはヤマボウシとハナミズキのハイブリッド種です。
ハーフだそうです。

ヤマボウシ(温帯日本)は本来北海道に無い木ですが、最近庭木にする人が増えています。
ハナミズキ(北米)も本来北海道には無く、花の魅力に誘われて庭木にする人が増えています。
私もそんなガーデナーのひとりです。
ヤマボウシは札幌の気候に問題は無いようで生育も花も咲かせてくれます。
ところがハナミズキは寒さに弱いようです。
なんとか越冬できるか出来ないかのところで生きているようです。
蕾は越冬できることが少なく、花を咲かせなくなる木も多いようです。
それでも花に魅了されて購入する人は後を絶ちません。
売れるので園芸屋さんではたくさん売っています。

このハイブリッド種は今のところ元気に育っています。
花びらはハナミズキ色で中間のかたち、葉も中間です。 樹木の形状も中間に見えます。
花期も中間です。
果実はハナミズキ似になります。


ところで、この花は札幌に似合っていると思います。
米国と日本が中和した札幌の歴史からみても。

現在「札幌の木」はライラックです。
そのようなことであらゆるところにライラックを沢山・多種植樹しています。
ライラックは良くない木ではありませんが、沢山しかも多種植え付けても良いところは見えてきません。
花以外に木としての鑑賞価値は殆どありません。

趣味以外のスペースでの植樹は考えて行ないたいものです。