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背中のホック

死別後の一人暮らしの日々。
可愛いおばあちゃん、目指してます。

気になる人。

2020-06-30 15:03:52 | 日記

私の隣の隣の隣の、、家は、おそらく一人暮らし。

60代後半にさしかかってる辺りの男性。

実は、私ずっと気になってるの。

その家には、私より少し年上の奥様がいらしたの。

たまに会うと、挨拶するくらいの関係だったの。

それが、10年ぐらい前から、お会いしなくなって。

風の噂にも、聞かないし。

もしかしたら、奥様、亡くなられたのかしらって、思ってるんだけど。

以前、ご主人が、玄関まわりの草取りしてる姿を、見かけたことがあって。

あ、そういえば、この人も一人なんだって。

お仲間かもしれないと。

それから気になりはじめたの。

それが、昨日、私がベランダで洗濯干してるとき、彼が洗濯干してるのを見ちゃったの。

なんだか、切なくなっちゃった。

やっぱり、男の方が残ると、なんだかかわいそうって。

もちろん、私だって充分かわいそうだけどね。

パパだったら、と思うと、、、。

やっぱり遺されたのは、私で良かったのかなって、そう思っちゃった。

そのうち、機会があったら、声かけてみようかな。

お友達になったりして、、、。

でも、死別、と判明したわけではないんだけどね。

 

 


年月と仕事のおかげ。

2020-06-29 17:08:07 | 日記

引きこもっていたときに比べて(コロナに関係なく)、出歩くこともずいぶん多くなって。

特にヘルパーの仕事は、自転車での移動。

通りたくない道も、通るしかなく。

思い出が辛くて、封鎖してた場所も、どんどん解除せざるを得なくて。

4年経っても、ざわざわし出す心。

そういう時は、夫に、話しかけてみる。

「ここ、よくお散歩した道だよね。」

「このお店、たまに来てたね。」とか。

そうやって、夫と共にいることを、自分に言い聞かせてみる。

そうやってると、夫と共にいると、思えてくる。。気もする。

たまに、それでも悲しくなってしまっても、(仕事中)である忙しさに救われたりもするの。

だんだん、行けなかった場所に行けるようになったのよね。

年月と仕事のおかげ。

ホントはね、まだ、行ってみたい場所は、たくさんあるの。

夫と共にいることを、ちゃんと、信じられるようになったら、たくさんの思い出を辿ってみたいの。

まだ、無理かなー。

 


夫が誉めてくれた髪型。

2020-06-28 09:05:05 | 日記

髪がボサボサです。

普段は、結んでます。

ポニーテールにすると、老け顔が強調されることを、最近知りました。

一人だからね。誰も何も言ってくれない。

夫は、いろいろ言ってくれるほうでした。

可愛く、二つに結んでると、

「みっともない」「年を考えろ」って、、ハッキリ。

そんな夫は、私はショートが似合うと言ってたの。

夫の病気が見つかる前、偶然見つけた美容院があって。

ショートにしてきたら、夫が絶賛(ちょっと大げさ)。

今までで、一番いいって。

その後、もう一度行って、夫が死んじゃったから、それっきり。

その美容院には、辛くて行けなくなったの。

あれから、自分で切ったり、実家の近くの美容院で切ったりしてたんだけど。

今週、やっとその美容院に行きます。

予約しました。

カットの最中、いろいろ思い出して、泣いたらどうしよう。

不安だけど。

でも、その美容院に、行きたくなったの。

今までは、避けてたけど。

夫が「一番いい」って言ってくれたショートにしたいの。

 

 

 

 

 

 

 


夫の残像。

2020-06-26 18:03:40 | 日記

前回のブログに、夫の残像が消えたって書いたけど。

年月のせいだけではない理由があるの。

それは今、長男と暮らしてるからなの。

長男のせいなの。

せい、というか、おかげというか。

今、独立してる息子が、テレワークの為に(アパートはWi-Fi環境が悪いらしく)、滞在中なんだけど。

夫の書斎で仕事をしてる息子。

書斎を覗くと、夫の背中ではなく、息子の背中。

階段から、降りてくるのも、夫の足音ではなく、息子の足音。

洗面台で、ひげを剃ってるのも、夫ではなく、息子の背中。

そうやって、夫の残像が、長男に上書きされちゃったのよね。

それはそれで、良かったのかもしれない。

たまーにね、たまーに、勘違いしそうになることもあるのよね。

あ、パパじゃなかったって。

そのときは、結構、ずっしり辛いの。

 


終わらない悲しみ。

2020-06-24 19:25:16 | 日記

パパが、ただ、いてくれたなら。

それだけでいいのにな。

この4年の月日が、全て夢だったなら。

この部屋に、遺影なんてなくて。

この時間、玄関の鍵を開ける音が聞こえ、

ドアが開き、そして、そして、、コロンの香り。

私、あんまり好きじゃなかったコロンの香り。

今は、恋しくて、恋しくて。

もう、忘れちゃった。

嘘。忘れてないけど。

まだまだ、思い出すのは、辛くて、苦しくて。

それでも、4年の月日は、夫の残像を消したの。

以前は、残像があるがゆえに、苦しかったけど。

意識しないと、夫の姿は、思い浮かばない。

遺影のなかにだけ、夫は存在するの。

遺影に話しかけて。

そして、たまに見る夢の中で、夫は、生きているの。

夢の中で、私は幸せを感じ、目覚めて、悲しみにおおわれる。。そんな朝をいくつ迎えたかしら。

終わらない悲しみ。

雨が、降りだしちゃった。