背中のホック

一つ、年をとるたびに。

昨日、一つ年をとりました。

八つ違いだった夫。

夫より年上になるのが、嫌なの。

ずっと、夫に可愛がられる存在でいたいのに。

夫が迎えに来てくれた時、私がお姉さんになっちゃう。

 

未亡人という言葉は、

夫が亡くなって、死ななきゃいけないのに、未だに生きている人って意味らしいのね。

死ななきゃいけない。

じゃあ死んで良いんだって思ったの。

だから、未亡人という言葉に(共感)したのね。

一つ年をとるたびに、罪悪感めいたものを感じてしまうけど。

それもまた、いつか薄らいでいくでしょう。

そうやって、生き続けて、年老いて死ぬとき、

死顔がかわいいといいな。

迎えに来た夫が、私をかわいいって思ってくれる顔で死にたいな。

特殊メイクか何かで、シワを隠して可愛くしてもらいたいな。

息子たちに頼んでおこうかしら。


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