花が咲く日まで…

母が脳梗塞になりました…家族と母の毎日の記録

今年も終わります。

2016-12-31 15:07:20 | 病気
今年も今日で最後です。
午前中に母のところへ息子と夫と父と上の兄と行ってきました。

昨夜兄の携帯電話からかかってきた電話に出ると母でした。
「煮物作ったの?」と母。「作ったよ」と私。
兄が母にお正月は病院から外泊できないんだよと説明したら母はやっぱりそうよねと言っていたみたいです。
「明日来る?」と母。「うん。明日行くよ」と私。
「じゃぁ明日待ってるね」と母。「うん。じゃぁ明日ね」と言うと「うん。いつもありがとう。じゃぁね」と母。

なんだか涙が出そうでした。
母はきっと寂しいだろうな。お正月来れないってわかって悲しかったかなとかいろいろ考えてました。

今日行くと母は明るく元気でした。
息子が来てすごく嬉しそうにしてました。しばらく話してそのうちお昼なので食堂へ移動。私たちもそのまま帰ってきました。

でも母は病院の人たちが結構年末年始家に帰ってるって話をしてました。
「私もね娘が迎えにくるのお婿さんもね」と母は冗談みたいに言って私たちも笑ってましたがまだやっぱり来るつもりでいるのかも?と思ったり…その辺りはわかりません。

夜は下の兄が母のところへ行きます。
本当はみんなで行こうと言ったのですが兄は一人、自分は夜に行くと言いました。
きっと母が寂しいだろうと思ったのだと思います。

母のこと。来年は年始早々退院してからのこと本格的に決めていかなくてはなりません。
一緒に暮らす肝心な父と兄は母の介護には消極的…でも母はきっと家に帰りたいはず
なかなか難しい決断となりそうです。

29日に相談員の方とお話しをしてきましたがいろいろな選択肢を教えていただいたのでそれを父と兄にしっかりと伝えないといけないのですがどうなることやら…
二人がもっと真剣に考えてくれるといいのですが…

来年はどんな年になるかわかりませんが今年よりいい年にできるよう
家族の笑顔が増えるように私も日々努力していこうと思います。

母の気持ち

2016-12-29 22:26:09 | 病気

今日は朝に母の相談員の方と今後のことの相談をしてきました。

完全に施設に預けないにしてもショートステイを利用して家にいる時もあるようにしたり、でもまずは父と兄が母の介護ができるかどうかということを見て判断するしかないと思いました。

そして話も終わり母のところへ行こうとするとリハビリをしている母の姿を見つけました。
ちょうど歩くリハビリをしていたのですが母も私に気付き私に気を取られてしまい歩くことに集中してくださいと言われてました。

しばらく母を見てるとリハビリもすぐ終わり病棟へ戻りましたがまたすぐに次があるとのことでした。

母に煮物作ったの?と聞かれ私はまだだよと言いました。
明日父と兄が私の家に泊まりに来るので煮物を作る予定でした。この間父が母に行くという話をしていたのですがその時母が「あら行っていいのかしら」と言っていたのを思い出しました。
私は息子に気を取られてあまり話を聞いてなかったのですが…

私が煮物の材料にもう具材は切れてるものを買ったんだと話すと母が「それが楽でいいわよどうせ私たちが食べるんだし」と言いました。
でもその言葉もあまり気にしてなかったのですがそのあとすぐ母がリハビリへ行ってしまいました。

そして夜に兄からメールが来て「お母さんお正月は外泊できないんだよね?
」と…

どうやら兄にお正月は私の家に行くんだと言っていたそうです。
やっぱり勘違いしてしまっていたみたいです。兄に説明すると明日病院へ行ったとき話してくるとのことでした。

でも母は私の家に来ることをきっとこの数日ずっと楽しみにしていたかと思うとかなり胸が痛みます…
外泊できるならさせてあげたいけど…

母にとっては寂しいお正月になってしまうかもしれないけれど少しずつまずは外泊に向けて家族で頑張っていけたらいいなと思います。

誰のための幸せ

2016-12-27 19:48:16 | 病気
昨日介護の認定の人が来るのと先生との面談のため父と病院へ言ってきました。

介護の認定を見に来たのは20分くらいで終わりましたが母は質問に答えるのもすぐ言葉が出てこないことが多かったです。

そして先生との面談では歩くのは少しずつよくはなってきているけれどやはり認知の方が進んでおり看護師さんたちが声をかけないとやろうとしないことが多く積極的に自分からすることはなく、立ち上がったりするときにふらついたりすることも多く目が離せない状態なので自宅に帰っても一人にしておくことは無理だとのこと。怖いのはふらついて転倒して骨折をしたりすることだと言われました。とくに左は麻痺してるので左に転べば手をつくこともできないのでかなり危険が伴うとのこと。
トイレも必ずついていないと難しくそれが帰ったとき家族ができるかどうかということ。

先生からの提案としてはひとつは自宅に戻ってからも平日は毎日デイサービスへ通わせ自宅にいるときは夜中でも家族がつきっきりで一緒にいること。
もうひとつは施設に預けて週末など家族の都合のいいときだけ自宅へ帰ってきて過ごすこと。

父も兄も仕事をしているのでやはり介護をして仕事もしてとなると体力的に大丈夫なのかという心配があります。
それといちばん大きいのはトイレです。
オムツは手離せませんがそれでも漏らしてしまったりしたときに取り替えてあげたりができるかどうかということがいちばんの課題で…兄は嫌だと言ってるし。父は何も言いませんが年齢も年齢なのでできたとしても体力面が心配です。

そして先生は母がどうしたらいちばん幸せになるかも考えてくださいと言いました。

母がいちばん望んでいるのはもちろん自宅に戻り生活をすることだけどそうなれば父と兄の負担は増える。
また母は父や兄にオムツなどのお世話をしてもらうことを嫌だと思っている。
かといって病院の看護師さんたちにトイレについて来られることも嫌がっている。でも一人では危険なため誰かが必ずついている必要がある…

とても難しい問題です…。
みんなが幸せに暮らせるのは難しい
何をいちばんに考えるべきなのか

考えれば考えるほどわからなくなってきます…

母とのクリスマス

2016-12-25 19:58:15 | 病気
クリスマスですが何だかそんな気がまったくしません。

先日、母の相談員の方から電話があり母と朝から夕方ぐらいまで一緒にいて一日の生活をすべて見てほしいと言われたので今日、息子を夫に預けて母と一日過ごしてきました。

トイレにも付き添いました。
変な話ですがトイレに行くとおならが出てしまったりすると母は笑いが止まらなくなります。
気持ちはわかるのですが介助してくれる人がいるのでかなり気まずくなります。
「どうしたんですか。笑うと危ないですよ」とか言われたくらいにして
でも母は恥ずかしさで笑う

でもやっとおしりをふきおむつを上げてズボンを上げて、手を洗い終わる。

母に病室に戻ってから笑わないでよと言うと母は「ダメなんだよね…」とまた笑う
私の時は気にしないし笑って終わらせられるけど介助の人がいるとどうしても気になる…

家に帰ったら父か兄がこういうことしなきゃいけないんだよと言うと母は父や兄にしてもらうのは嫌だなと言う

見てあげられるなら私が見てあげたいけど昼間はできるとしても夜間は無理だし…
こんなとき自分が結婚してなければよかったななんて思う…
そしたら母の面倒だって見れたのにって思ったり

それとリハビリも私がいるとこっちばかり気にしてリハビリに集中しません。リハビリ担当の人に話しかけられても答えがかみあってなかったり
歩くリハビリでは歩くのは早いけど周りの人を気にしたり見たりしてたりで足元をしっかり見ていない
ふらついて倒れそうになったのをリハビリ担当の人に危ないって思いました?と聞かれると「あんまり思わないんですよね」と答えたり…

言語のリハビリではたくさんの絵が書かれた紙が渡され同じ絵を見つけるという作業をしました。
すべてが終わるのに15分から20分それでも最後までは自力では終えられず

こんなにも現在の状態がひどいとは思わなかったので正直ショックでした。
リハビリの担当の人にも言われたのですがいちばん困るのは本人が今の自分の状況をあまり理解していないこと

クリスマスなのでお昼ごはんにケーキが出たようなのですがセブンイレブンのコーヒーが飲みたいと言い張り同じ部屋のおばさんにコーヒーに飲みに行こうと誘われるかもしれないからお金あるかなと言ったり
ここは病院だから出られないでしょと言うと「そうよね」とは言うけどまた出られるような言い方をしたり…

自宅に帰るまではちょっと課題が多く残りそうです…
兄は兄で母が戻ってきて一人になる時間があっても仕方ないだろって言うし
でも今の状態じゃとても一人では置いておけなさそうだし
そこの家族間での母の現状の認識の違いがあったり

もうどうしたらいいんだろうって感じです。
こんなとき私以外男しかいないこの家族の困ることを感じます

家に帰っても見られる人がいないならそれなりに預けたりということも考えたりしなきゃいけませんが母はそれは嫌だなと言うし…
私だってできれば実家に帰ってきてほしいけど

とりあえず明日は介護の認定のための人が病院に見に来るのと先生との面談があります。
父と行ってきますが相談員の人にも今日の状態を見ての感想を言わなくては…しかし息子が一緒なのでなかなかそれができるか心配ですが

これからどうなるんだろうって感じです。

12月16日

2016-12-17 23:50:46 | 病気
金曜に父と息子と母のところへ行きました。
母は食堂でみんなで折り紙を使って何やら作業をしてました。
手のリハビリということでお正月に飾るものを作っていたようです。

それから車椅子でリハビリもかねてということで息子を追いかけながら足と手をつかって車椅子を自分で動かしてと言われていたのですがなかなか進みません。

それから飲み物を買って息子は乾杯が好きなので母のペットボトルに何度も自分のペットボトルをぶつけては乾杯をしてました。

母はやっぱりわけのわからないことを言います。前に言ってた知り合いの人だという人のことなのですが、母は知り合いの人の名字で呼ぶけどダメなんだって今は違う名前になってるんだってとか言います。

もちろん別人なので名字は全然違うのになぜそのことが理解できないのかが私たちには理解できません。
そんなふうになると母はめんどくさいです。

めんどくさいとか言ってはいけないのかもしれないけど、違うと何度教えてもダメなので疲れます。

お正月何しようねと言ったりもしてました。母は病院にいるしかないのですが帰れると思っているのかもしれません。
帰れるものなら帰ってきてほしいけれどきっと無理です。

帰り際、母はいつものようにまた明日ね!って言いました。
そこは変わらないのに…なんだか切ない気持ちになりました。