花が咲く日まで…

母が脳梗塞になりました…家族と母の毎日の記録

近況

2017-05-23 00:58:06 | 病気
だいぶ放置してしまっているブログです…。

気付けば最後に書いたのは母が退院した時だったんですね。
あれから2ヶ月半くらいが経ちました。

母は施設の生活にもだいぶ慣れたようです。
3月、4月、5月と1回ずつ外泊もしましたし時々、外出もしています。

私も母と外出は4回くらいしました。
本当に久しぶりに母と外食もしたりもしました。

施設には週2~3回息子と一緒に母に会いに行ってます。
息子はもうすっかり母のいる施設にも慣れて「おばぁちゃんのところ行く?」と聞くと目を輝かせ「ばーちゃん!」と言って玄関へ走っていくようになりました。

息子は母のことが大好きなようで外出の時も母に杖を渡したり上着を指差して着るように促したりゆっくり歩く母の姿を確認しながら歩いたりして、お菓子を食べるときも必ず母には「ばーちゃん!」と言って分けてあげてます。

じーちゃんは言いませんがばーちゃんは言います。
そんな姿がとても可愛らしいです。

母はすごく外出をしたがりいつもどこかへ行きたいと言います。
最近はお肉が食べたいと言っています。施設ではやっぱりお年寄り向けのメニューばかりなのでまだ50代の母には辛いものもあるのかもしれません。

そして最近ちょっと気になるのが固いものを食べると歯茎が痛いと言うことと歩くと足の付け根が痛いと言うことと左手が少し痛むことです。

リハビリ病院を退院してから前ほど歩くことも、左手を動かすことも減ったためにこの状態になったのかなと、歯茎も前に比べ固いものを食べる機会が減って衰えてきているのかな…と。

施設にずっといて、この生活が続けば母はどんどんいろんなことが衰えていってしまうのではないかと不安があることは事実です。

そんな母は外泊して実家に帰ってくると洗面所や台所の掃除をはじめます。
長年主婦をしてきたためやっぱり気になるようでそんなことしなくていいよと言うのですが、母がやりたいと思うこと、きっとそうやって家の掃除とかすることですら幸せに感じているのだと思います。

そして時々、家に帰りたいと言います。
先日は「私、一人で家にいられるから。サラダくらいは作って待ってられるわよ。玉ねぎのサラダ作っとくから」なんて言ってました。
なんだかそんな母を見ていると帰らせてあげたいな…なんて切ない気持ちになります。

それができることが母にとって幸せなことなんだろうけど…。現実はなかなか難しい。

なのでせめて時々、外出や外泊をさせてリフレッシュさせる時間を多く作ろうとは思っています。

無事退院

2017-03-04 03:51:08 | 病気
3月3日無事に母が退院しました。
午前9時半に父と病院で待ち合わせだったのですが父が少し遅れたので9時50分くらいに母のところにつきました。
母には9時半くらいに行くからねと話していたので行くと「あら忘れられてたのかと思った」と母は明るく言っていました。

ずっとインフルエンザで病院内に面会制限があったためかなり久しぶりに行きました。
母の病室は隣の人とその向かいの人はいませんでした。
どこかに移ったのかなんなのか…

今日母が退院したらあの病室は向かいのおばあちゃんだけになってしまいます。
すぐに誰かが入ってくるのかもしれませんが。
母は新しいところにあまり行きたくないなぁなんて言ってました。
ここ数日胃が痛かったらしく胃薬も処方されていました。

まずは荷物をまとめて車に乗せ
そのあと先生から入院してからこれまででどのくらい点数が上がったのかなど説明されました。
母は来たばかりの時よりは30点くらいは上がりましたが満点中、半分より少し上くらいです。

そして介護タクシーが迎えに来て病棟の看護師さんや介護士さんたちがたくさん集まって来てくれて母は涙
みなさん本当にいい方が多くて私の息子にも会えなくなるのは寂しいわと言っていました。
みなさん外までずっと見送ってくれて母はすごく嬉しかったと思います。

11時頃、母の入所する施設に到着しました。相談員の方と母の暮らすフロアーの担当責任者の方がいて一緒に荷物を部屋まで運んでいただきました。

母の部屋は南向きでとても日当たりもよく今日も暖房がなくてもとても暖かかったです。
母はまずベッドに座りいいわねぇと言っていました。

それから荷物の確認をしながら収納ケースにしまいそのうちお昼ごはんになり今日はひな祭りだったので豪華なお膳が出ていて母もおいしそうに食べていました。

私と父は手続きもすべて済ませてあとは帰ってきました。

明日は母を外泊させて自宅に1泊します。母の退院祝いともうすぐなので母と息子の誕生日パーティーも兼ねて私も息子と一緒に実家に泊まります。

母にそれを話すととても嬉しそうでした。
ずっと家に帰りたいと言っていたので私たち家族にとっても母にとってもこんなに待ち遠しい日はなかったと思います。

夜に2番目の兄から電話があり母が無事に施設に行けたかどうか心配していたようです。
それも数日前に兄が母のところへ行ったときに母が入所する施設で周りの人と合わなかったりしたらどうしようと言っていたらしく、母も明るく元気そうに見えても内心とても不安でいっぱいだったんだろうなと思いました。
それもあって胃が痛かったのかも…と思ったり。

誰でも最初はどんな人がいるか、自分がそこで楽しく暮らせていけるのかかなり不安があるはずです。
母は自分が若いだけにいろんな不安や苦悩があるのだと思います。

働いてる方たちも明るくて優しい雰囲気だったので母がそこに居心地のよさを少しでも感じてくれたらいいなと思います。

明日は13時に実家に介護ベッドをレンタルしたのでそれが届き、そのあと母を迎えに行き久しぶりに家族みんなでゆっくり過ごします。

息子が夜泣きで起きて3時くらいにまた眠りについたのですが今度は私が眠れなくなっちゃいこんな時間です…
はやく眠らないと

あと一週間

2017-02-24 22:27:10 | 病気
母が移る施設への契約のため父と一緒に行ってきました。
母の入る部屋も見せてもらいました。
眺めはとてもいいのですがやはりそこに入所している方たちもかなりのご高齢
ワンフロアに10人が入所しているそうなのですがみんなが食事するような場
所にいたのは2人ほど
どちらもおばあちゃんで挨拶してもとくに反応なし
耳が遠いのかもしれません…
なんだかとても静かでした。

これまでのリハビリ病院とは違ってたくさんの人がいるわけでもないので母の話し相手になる人はいるのか心配です…
介護士さんたちくらいかな…?

とはいえ自由に外出も外泊もできるようになるし私たちがちょこちょこと行けば大丈夫かなって感じです。

まずは暮らしてみないとわからないですからね。

そして母の移る日が変更になり3月の3日になりました。
それも母の今いる病院でインフルエンザが流行してしまい主治医の先生までかかり紹介状が書けないとかでちょっと遅れました。

母の同じ病室の方もインフルエンザになったらしく母にも念のため薬を飲んでもらってると説明されました。
今のところは大丈夫なようです。

そのため面会制限がかかり家族のみ短時間でとのこと。もちろん子供はお断りなので息子は連れていけません。
なので次に母に会えるのはたぶん施設に移る日かな?

いつ終息するのかはわかりませんがああいうところなので一気に広がっていきそうで怖いです。
ここ最近空気も乾燥しているし風邪を引きやすい時期なので仕方ないことですがお恐るべし!です。

ちょうど一週間後
きっと母は家にも帰りたいと思ってると思うのでなるべく早く外泊もさせてあげたいです。
そしてもうすぐ母の誕生日。そして息子の誕生日。

みんなで誕生日会ができるといいな
母の笑顔が早く見たいです。
もちろんそれは実家で。
家族みんなでその日を迎えたい。

どうか母がインフルエンザになりませんように…


母の行き先

2017-02-17 13:22:48 | 病気

先日見学に行った1件目の特別養護老人ホームへの入所がほぼ決まりました。
昨日、父に施設から電話があり空きが出たので今日の10時半に病院へ母に会いに来ると連絡があったそうで、今朝早く父から私に電話があり来れるか?と言われ行ってきました。

まさかこんなに早く決まるとは驚きでした…待機している人が30人いるとか言われたので無理かなとは思っていたのですが
でも先着順というわけではなく家族の状況や緊急性がどのくらいかで選ばれますとは説明されていましたが。

病院へ行くと先日説明をしてくれたお兄さんが病院の人と話しをしていました。
母の今の状態などを聞いていたようです。

母はナースステーションのところに座っていてこちらに気付くと嬉しそうに息子の名前を呼びました。
息子はもう病院ではすっかり有名人になりみんなに名前を呼ばれ今日はあまり見たことないおじさん(たぶん最近来た人かな?)にお菓子までいただいちゃいました。
それから部屋に移動して施設の話しをして犬もいると言うと母はすごく喜んでいました。

外泊も事前に言っておけば好きなときに自由にでき、部屋は少し狭いですが家族が泊まることもできるとのことで私たち家族にとっても母にとってもすごくいいところだなと思います。

実家からも近くなったしとても自然豊かで静かな場所です。
説明をしてくれたお兄さんも親切でとても優しい印象でした。
でも私たちが見たのは使っていない誰もいない同じ作りの部屋などだったので実際どんなふうに他の方たちが暮らしているのかはわかりませんが…

でも、この施設にこんなに早く入所が決まってとても安心しました。
早ければ24日に契約をして27日には移れるとのことでした。
かなり早く話しが進み父もこんなにスムーズに進みすぎてていいのかな俺は助かるけどなと言ってました。

最初の病院からこのリハビリ病院へ来て今回の施設へ行くまでにちょうど5ヶ月くらい。これが母の最終的な居場所となるかとは思います。
想像もしなかったことではありますがもう過去には戻れないのでこれからも母と家族との時間を大切に過ごしていこうと思います。

リハビリ病院で出会えた方たち
たぶん20代だと思うお兄さん母が入院したばかりの頃は車椅子でしたが今はゆっくりとですが歩いています。
いつも明るいおばちゃんこの方は歩けるし全然普通と変わらないように見えますがここまで大変だったのだとか、もうすぐ退院とのことです。
片腕のないおじいちゃんいつの間にかいなくなっていましたが転院したのだとか
母の向かいのおばあちゃん病気をして喋ることができなくなったそうです。でもいつも息子を見てにこにこ笑ってます。

そこには一人一人それぞれの人生があってこうして同じ病院で少しの間一緒に過ごしまたそれぞれの道に進んでいく。
明日は我が身って思うようになりました。

これは不幸なことなのか?でも母が病気にならなければこんなにいろんな人に出会うこともなかったし人をこんなにも思いやったりすることもなかったかもしれない。
自分の人生の中でまたいい経験や出会いがあったのだと前向きにとらえて
きっとすべてのことには意味がある
って、思っています。


施設見学

2017-02-12 23:17:38 | 病気
今日、父と2番目の兄と息子と母を預けるための施設を2件見学に行きました。

1件目は介護老人施設と言われる大きなところです。
施設としては100人が入れるとなっているのですが職員の不足などから今は60人しか見られていない状況らしく30人ほどが待機しているらしいです。

そこは昨年の4月にできたばかりということもありすごくきれいで個室で各部屋にトイレがありました。
セラピー犬という黒のラブラドールレトリーバの犬がいました。
震災の時に救助犬として活躍した犬なのだそうでその後こうしてセラピー犬として施設へきたそうです。
とてもおとなしくて最初いるのが全然わからなかったくらいでした。
近くへ行くと近づいてきてとても優しい感じで息子もなでなでして喜んでいました。
母も犬が大好きなのでこういうセラピー犬のいるところにいれたら癒されるだろうなと思います。

2件目はグループホームと言われる場所で普通の民家の中に建っていて中はやはり狭くでも個室ではありました。
でもなんとなくそこは清潔感があまりなかったようにも感じました。

なのでとりあえず1件目の施設へ申し込みをすることにしました。
2件目のグループホームは審査が通ればすぐ入れるようですが敷金が10万くらいとられるのがちょっと…といった感じです。

今日のところへは申し込みはしないとは思いますが退院してすぐに預けられそうなのはこういうところになってしまうのかな…と思いました。

やっぱり自分たちで見て歩かないと実状はわからないなと思いました。
あとどれくらいで退院になるのかはわかりませんがそれまでに母にとっていい環境の場所が見つかるといいなと思います。