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GODZILLA

2014年07月15日 | MOVIE
「GODZILLA」を見ました。



前々から公開を心待ちにしていたハリウッド版のアレです。
日本公開は7月25日からですが、早々にネットにあがったのでチェックしました。

1999年、フィリピンの炭鉱を調査していた科学者・セリザワ博士(渡辺謙)と助手のグラハム博士らは、そこで巨大な生物の化石を発見する。
その化石には繭のようなものが寄生するように付着しており、そこから「何か」が誕生して海へと這い出た痕跡がある。
同年、日本の雀路羅(じゃんじら)市にある原子力発電所に勤務するブロディ夫妻は、近づきつつある謎の振動と電磁波を探知する。
その振動によって炉心が異常をきたしたため、妻・サンドラは原子炉の調査へと向かうが、奇怪な鳴き声と共に大きな揺れに襲われる。
夫・ジョーは街の住民を守るべく、原子炉の内部にサンドラを残したまま防護壁を閉じる。

その後、、、ジャンジラ原発が倒壊する。
当時は原発のメルトダウンだと伝えられていたが実はそこには謎の生物らしきものの情報もあり、、、1954年の原爆実験のことも絡み、真相はひとつ上のところで管理されてるみたいな??



ビキニ諸島の原爆実験はテストのための爆撃ではなく、ゴジラを倒すために狙って原爆を落としたというアメリカに都合のいい設定はさすがww

そんなもろもろに疑問を感じたジョーはひとりで調査を続けるが、ジャンジラ市に秘密に建造されてた謎の化石の調査プラントから、怪獣ムートーが蘇って大暴れ、、、ジョーは巻き込まれて絶命。

その意思を継いで息子のサムが国を守る軍人として、家族を守る父親として怪獣に立ち向かっていく、、、そんなストーリーです。

まぁ、ストーリーはありがちだし、戦う理由も明確だし、親子の愛、夫婦の愛、人間愛に満ちたストーリーです。

自然が生んだ脅威、怪獣ムートーをの登場を食い止め、地球の自然における力の均衡を保つための存在としてゴジラが描かれていました。

地球の守護神ガメラやモスラに近い設定かな?
そういう時点でゴジラ失格の匂いが、、、(^^;

ムートーが電気をダメにする音波を発することで、夜の戦いはほぼ真っ暗。
黒いゴジラと、黒いムートーの戦いの映像がよく見えません!
リアルさを追求したことだと思うけど、今どうなってるの???という感じで、字幕の文字でシーンを想像しながら映画が進みます。
これはちょっと、、、個人的にはNGでした。
きっと大金つぎ込んだ素晴らしいCGだと思うので、はらはらどきどきしながらゴジラ対ムートー見たかったです(´Д`;) 

最後は予定通りムートーを倒すゴジラ。



しかし、ムートーを倒すと同時に、米軍が仕掛けた核弾頭も爆発し、、、ゴジラも絶命。


一夜明け、激戦の地で救助活動が続く中、死んだと思われてたゴジラが起き上がり、、、



がおーーーーーーーーーーーーー☆

そして。ゴジラは海に帰っていった。




めでたしめでたし。



という感じですが、、、



問題はゴジラ。

この映画はそこに尽きます。
前回のハリウッド版ゴジラで、ゴジラファンの100億人すべてが「あれはゴジラじゃない!」と断言しただけあって、日本版ゴジラの最終作品ゴジラファイナルウォーズに登場したハリウッドゴジラは、映画の中ではゴジラに近い種の謎の怪獣みたいな言われかたでした(笑)
最後に戦闘機のミサイル攻撃で死ぬこと自体ゴジラじゃありません。
核実験の影響で恐竜が突然変異でモンスターとなり、核をエネルギーにして成長するため原爆でも殺せない絶対的な存在として描かれてなければゴジラではないのです。
今回のハリウッドゴジラも、、、見た目はゴジラに近くなったもののまだまだゴジラじゃないなぁ~というのが正直な感想。

それに、いきなり日本の「雀路羅(じゃんじら)市」とか言われても(^^;
それどこだよww

素直に福島県双葉郡に立地する、東京電力の原発だと表現したほうが反原発へのメッセージも強くなったように思います。
昨日見たデスカッパのようなオチャラケ映画ではなくリアルを追求した映画ならなおさら。

初代ゴジラが第2次大戦時のアメリカの原爆投下やビキニ諸島の核実験に対する抗議をこめた映画なのですから。


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