怒りのカマキリ・フック！

グレ美「今日も暇よね～っ。」

スズメさん「チュン、チュンッ！」

グレ美「鳥さんよーっ！鳥さんが来たわーっ☆」

豹「凄い数のスズメたんでちっ！」

ＲＯＣＫ「ふふふ。そんな時にはこれだねっ。」

グレ美「もしかしてお散歩っ！？」

虎美「お庭に出て、スズメさんをゲットでしゅっ！」

虎子（心の声）「その紐振って欲しい～っ♪」

グレ美「やっぱり、お外に出ると逃げちゃうわね・・・。」

グレ美（もぐ、もぐ・・・）「しょうがない。草でも食べましょっ。」

只今、山百合が咲いてま～す♪

虎美（ぶすっ）「スズメさんいないんじゃ、楽しみ半減でしゅ・・・。」

虎美（くっちゃ、くっちゃ・・・）「しょうがないでしゅ。草でも食べるでしゅ・・・。」

ＲＯＣＫ「グレ美と同じ反応かいっ！」

虎美「むむっ！怪しい奴を発見したでしゅっ！！」

ＲＯＣＫ「カマキリさんだねぇ～っ。」

虎美「ふっ。こんな小物、相手にもならないでしゅっ！」

虎美「ーというわけで、カマキリさん逃がしてあげたでしゅ。」

白太郎「なぬっ！逃しただとーっ！！」

白太郎（シュッ！）「たわけ者ーっ！」

虎美（サッ！）「ニャッ！いきなり何するでしゅかっ！」

白太郎（バシッ！）「このっ。逃げるなっ！」

虎美「イタッ！あたしに喧嘩売るつもりでしゅかっ！？」

　　　「それならまず、バトル開始のゴングを鳴らすでしゅっ！！」

白太郎（ブンッ！）「カマキリ・フックを食らえーいっ！」

虎美「ニャニャッ☆お兄ちゃんの手が、カマキリさんの鎌に見えるでしゅ～っ！」

白太郎（じい～っ！）「・・・。」

グレ美「虎美～っ。お兄ちゃん、きっとカマキリさん欲しかったのよ！」

虎美「そうだったでしゅか。捕って、見せてあげれば良かったでしゅね・・・。」

白太郎（バッ！）「グレ美、お前も共犯猫だったか～っ！！」

グレ美「きゃあーっ！悔しさで我を失ってるわぁ～っ・・・。」

虎美「お兄ちゃん、ダダッ仔モードだと強いでしゅ～っ☆」

白太郎「あいつら～っ、俺様よりも先にお散歩するとは許せんっ！」

白太郎（くんか、くんか）「ここにカマキリさんいたのか・・・。」

　　　　　　　　　　　　　　 「欲しかったなぁ～っ。」

白太郎「しょうがねー。帰る前に草でも食って・・・」

ＲＯＣＫ「それは、もうええっちゅーのっ！」