★★★ 伯 太 藩 (伯太陣屋) ★★★

伯太藩は、江戸時代和泉国泉郡伯太周辺を領有した藩。
藩庁は伯太陣屋(現:大阪府和泉市伯太町)
藩主:渡辺氏(譜代)

伯太藩札

2011-08-02 | 概要3
伯太藩 銀一匁 宝暦札

 



藩札というのは、江戸時代、各藩が発行し、藩内で流通させた不換紙幣で、金札、銀札、米札、銭札があった。藩札の発行については、幕府はできるだけ制限を加えたようであるが、幕府の力が衰えはじめると、その許可を得ず藩札を発行したので発行高が増大し藩札に対する信用は失墜し社会不安をもたらした。
伯太藩でも藩札を発行した。現存しているものとしては1755年(宝暦五)発行の銀札で、黒鳥村の黒川武右衛門が引受け人になっているものなどがある。徳川幕府が倒れ、明治政府が発足すると、これらの藩札処分に苦心したようだ。明治2年旧幕府の許可を得ずに発行した藩札と明治以降に発行した藩札は紙幣として認められない旨の布告が出た。そして伯太藩にもその消去方を命じたのである。
さらに明治四年の廃藩置県の後、政府は新貨幣との交換を布告しそれに要する準備金を旧伯太藩に負担させた。そして翌年より藩札の交換を行った。明治十二年には全ての伯太藩札を消去したとして以降は無効になった。











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