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「なぜプロ野球経営は赤字ではいけないのか?」の筆者なりの回答

2004年09月22日 | baseball-2004
(「【球界再編】小泉ってアホですねぇ(笑)」内)
本来ならコメント欄にて書くはずが、どうしても内容が多くなってしまったため、ココで書かせていただきます。

まず「金持ちの道楽として」いう側面であるが、これは実は間違っていません。
MLBのチームのオーナーになる人のほとんどはコレにあたります。つまり、ある程度の名誉と財をなした人物がなるものなのです。そして、財がなくなればとっとと売ってしまいます。なので、MLBのオーナーはコロコロ変わっています。
でも、日本にいるとほとんど気づきません(亜米利加いてもよっぽどMLBに詳しくないかぎり気づかないと思うが)なぜかといえば、それはMLBのチーム名が「都市名もしくは地域名」を冠しているからです。つまり、本拠地移転がない限りチーム名が変わることはありません。

次に「広告宣伝塔として」ですが、NPBのチームの大半はコレになります。ま、中には「金持ちの道楽として」に替わった方もいらっしゃるようで…(逆もあり)
ただ、このタイプって強いチームって作りにくいのですよ。広告費の一部で野球しているようなものなので親会社の目をうかがわなければならないしね。儲けたお金は親会社に取られるし((いい例が(悪い例かも)V9時代の讀賣で、選手の年棒も節約し、黒字をだしたお金は西部讀賣新聞や中部讀賣新聞の赤字の穴埋めに使われた))親会社の業績が悪化すれば、まず削られるのは広告費。つまり、チームに使われる資金です。そして、チームにまわす資金(赤字の穴埋め)ができなくなったとき、身売りの決断が迫ってきます。
それでも野球に愛着のあるオーナーでしたら簡単に身売りしません((南海の川勝氏などはその一人。ちなみに彼が亡くなった年にダイエーに身売りした))お金も何とかしてくれるでしょう。でも、オーナーが替わったことで、身売りという例もあります。

さて、ホークスの話。
すでに「ダイエーの広告塔」としての使命が終わっているように思えます。大きな理由としては、V1の年(1999年)に始まった、「ロゴマークの自由使用」によるものです。
これにより、商店街や一般店舗でのホークスのロゴを自由に使えるようになり、V1という追い風に乗って、この制度は広まり((勝ったら企画もそのひとつ))現在の人気に火をつけたわけです。
ところが、問題が出てきたわけです。それはチーム名に「ダイエー」が入っていることです。
地元百貨店の中には、優勝セールの名前から「ダイエー」をはずしたり、小さく表示したりしていました(去年のセールではそこまでなかった)また、同業他社である「サティ」「ゆめタウン」「イオン」、さらに地元資本のスーパー「マルキョウ」「丸和」「マルショク」などはセールに参加しませんでした。これはチーム名に「ダイエー」が入っていることの障害といっても過言ではありません。
筆者は今年、地元のサティに行ったのですが、なぜかBGMで「いざゆけ若鷹軍団」が流れてきました。ところが、普段球場で聞くのとは違うのです。何故かと言うと「我らの~我らの~ダイエー~ホークス」の部分が省かれていたからです。違和感ありあり。
もうここまでくれは「福岡ダイエーホークス」ではなく「福岡ホークス」でいいのではないかと思います。
そうすれば、真の「地元球団」になることになります。
最後に、ホークスが福岡に来ることが決まったとき、中内功氏はこう言いました。


「オーナーは福岡市民です」


その日は遠くないような気がします。期待して待っています。


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