だから、何度も言っているように、川内は再稼働が問題なのではなく、その立地が新規制基準に合わないということ。そういう意味では、稼働していなくとも、(使用前後の)燃料があるから、今も大きなリスクがある。
川内原発差し止め却下の決定文が、否定形の連続で分かりにくいので添削を、との要望がありました。添削はできませんが、私なりに要約してみました。責任逃れの産物か、それとも将来に道を残したと見るべきか。ご参考になれば。 pic.twitter.com/4C0RjdOaLc
「多いです」という形容詞+デスを嫌って「多いのです」と書くことがあります。これには注意が必要です。「のです」は、「あなたは知らないでしょうが、実は~です」というニュアンスがあります。あまり濫用すると、「これ、知らないでしょう」と上から目線の感じが強くなってしまいます。
規制庁ガイドラインの「可能性が十分に小さい」がどのくらいの数字のことをいうのかが示されていない時点でダメ.数字が示されれば,それより上と考えるか?下と考えるか?を意思表示できる.
巨大噴火について、決定は「可能性が十分に小さいとは言えないと考える火山学者も一定数存在するが、火山学会の多数を占めるものとまでは認められない」と結論付けたが、藤井会長は「むしろ多数で、実態と違う」と否定した。(goo.gl/vUxLhe)
鹿児島地裁が原子力規制委員会による火山対策の審査に「不合理な点はない」とした根拠について、規制委に助言してきた藤井敏嗣・火山噴火予知連絡会長は毎日新聞の取材に「事実誤認がある」と反論した。(goo.gl/vUxLhe)
「福島第一原発の事故も踏まえた最新の研究成果などを基に、多数の専門家が検討を重ねて策定したもので、不合理な点はない」って,ヘソで茶が沸く.
Reading:川内原発再稼働差し止め認めず 判断分かれる NHKニュース nhk.jp/N4It4DdF
なんか決定文を読んでいて頭が痛くなってきた.こんなにも都合の良い研究(解釈)だけよく集めたものだ.裁判官はこれ以外にも多くの研究があり,ここに上げられた成果とは全く異なるような見解もあることを,わかっているのだろうか?
せめて火山学会の提言にどう対応するのかの回答くらいしてから進めろよ。
川内にカルデラ噴火によるリスクを認めないなら、もう日本中の原発で噴火対策の必要はないよ。前にも言ったけど。
もう、私は疲れたよ。科学的なものの見方を伝えることは大変難しい。
「新規制基準を人にも適応します」と言えば,南九州に人の住めるところはなくなると思っている.
×多くの火山学者の論文が、すべて却下の説得力を増すために引用されている →◯多くの火山学者の意見が、すべて却下の説得力を増すために都合よく解釈されている
しかし、火山学がこれだけバカにされていいのだろうか
すごいな九電、数十年あれば鹿児島県民も全員移住できちゃうかもね。
ここで勘違いしてほしくないのは、学者の方々が怒っているのは「再稼働が認められたから」ではありません。
認めるに当たっての理由が科学的事実と異なっていたり、曲解だったりすることです。科学が歪められていることに腹をたてているのです。
おお、火山学者の存在が問われている、ということでしょうか。3・11以降、火山学者たちが行動したことと結果を検証する必要がありそうですね RT @usa_hakase: なんかもう日本の火山学者全員が欠席裁判で有罪にされてるのを見る気分。これはとんでもないことだな。
しかし九電はいかに裁判だからと言って審査会合ではとても恥ずかしくて言えないようなことまで言ってるのは呆れた。裁判という場はもう科学の場から遠く離れた別の空間なんだな。
少なくとも火山学者は、自分の発言の不当な解釈・利用に対してはきちんと抗議すべきだ。そうしなければ「特に異論はなかった」として、そのことすらもあとあと都合よく利用されることになる。それが今回はっきり示されたわけだ。
メディアは決定主文に名前がある火山学者全員に取材してきちんとコメントとってほしい。きっとみんな自分の発言が都合よく解釈されたり言ってないことまで言ったことにされて困惑したり怒り狂ってるんじゃないかな。