グリーフ・ピア「言の葉*ことのは」                

死別喪失の苦しみ愛(かな)しみと共に…
生と死をみつめて、いのちを詠み語り聞き語る空間

5月の分かち逢いの場を終えて…

2017-06-07 23:05:49 | 日記
こんばんは。
グリーフ・ピア「言の葉*ことのは」の
石田です。
今日、 大阪は いちにち、雨が降っていました。
道を歩いていると、紫陽花の葉っぱが雨の雫を
含んで、きらきらと輝いていました。

5月の分かち逢いの場を終えて…
今回は、前回に引き続きNさんが
長岡京ふれあい町家さんを訪れてくださいました。
そして、ふたりで和やかにお昼ごはんのひととき
を過ごしたあと…

温かいお茶をいただきながら
おりんの音と共に
静かに分かち逢いの場が開かれてゆきました。

暫く沈黙の時間が続くかと思われたその 瞬間…
突然、Nさんの頬を伝う涙…
Nさんが振り絞るようにご自身の今の苦しみを
言の葉にする。
ふたりの空間にぽとりぽとりと、Nさんの切なる
苦しみが
葛藤が
日々、生きてゆくことの重圧が
言の葉となり、舞い堕ちる…
狂わんばかりの愛(かな)しみと寂しさに
胸が押し潰されそうになる…

愛する人を喪うとは
そういうことなのだ…

Nさんを想い…
Nさんの旦那様を想いながら…
ふと、庭に目を向けると

黄色い百合の花が仲良く寄り添うように
ゆらゆらと揺れている…
「ねぇ…百合の花が並んで咲いているよ」と、
私が 語りかける。
「仲良く寄り添っているみたい」と、
Nさんが言の葉を重ねる…

ふたりの坐わる空間に漂うはりつめた空気が
和らいでゆくのがわかる…

そして、気がつけば…
おりんの音と共に
分かち逢いの場が閉じられてゆく。

その後は…
互いの大切な人を想いながら
互いの愛する人と共に
温かいほうじ茶をいただきました。



お庭の可愛いお花たちが
私たちにそっと 優しく語りかけて
くれているよう…
そんな心温まるひとときをNさんと
ご一緒出来たこと、とても有り難く思います。
Nさん、本当に有り難う御座います。

そして…
今回も「言の葉*ことのは」の拙いブログに
お立ち寄りいただき、最後まで読んでいただ
いた皆様 、有り難う御座います。













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