Born Free

"勇気"


最近、結構考えるコトが多いコト…

"縁"の切れてしまったヒトに対してのコトである。

"ああしとけば…""こうしとけば…"

そんなコトを挙げたらキリが無い。
出来れば、時間を逆戻りさせたい位である。
せやけども、ワシは"スーパーマン"や無い。
あんなクライマックスみたいなコトは
まずを以って無理なハナシである。

せやかさいに、"罪"っちゅうヤツに
苛まれたまま、肩を竦めて生きたくは無いし
"スタンプマシン"みたいに判を押す様に
アタマばっかり下げて毎日過ごす気は無い。

せやけども、"申し訳無い"っちゅうキモチは
ココロの中に仕舞い乍ら日々過ごすコトは
忘れん様にしてるし、忘れるコトが出来ん。

逆に、自分が許せ無かった相手に対しても
"ワシもココが…"っちゅうコトが
ココロの底に引っ掛かってたりする。

立場はどっちにせよ
今まで深い付き合いのあったヒトに対しては
"どないしてるんかなぁ?"っちゅうキモチは
ココロの中のいちスペースを支配してる。

丁度、10年前のコト。

二学年年上の親友と風呂屋に長い時間
談笑しながら湯に浸かった後笑顔で…

「ワシ、ちょこっと夜
  時間取り難くなるさかいに夏頃まで風呂無理かも…」
「おう! また連絡するし、いつでも連絡して来いやぁ!」

っちゅうやり取りをしながら笑顔で別れた。

その半年後、時間が取れたさかいに
風呂屋に誘おうと思て連絡を試みたケドも
なかなか電話に出んかった。
週に一、二回連絡したモノのベルが虚しく鳴りっ放し

更に、半月後に再び連絡を試みたら
やっと電話に出た。いや、声は女性やった。

「すいません。○○くんいらっしゃいますか?」
「○○は三月に亡くなりました。」
「……………」
「二月に風呂屋から帰宅した時に急に倒れまして…」

逆算したら、ワシと風呂屋に行った時の
可能性が極めて高かった。

帰宅後、痙攣して泡を吹いて倒れ
そのまま意識不明のまま一ヶ月程集中治療室で
眠ったまま息を引き取ったそうである。

お母さんが唯一の身内やったケドも
ワシの連絡先を把握して無かった。

そう、ワシは親友の死を知らないまま
半年も笑い乍ら生きてた愚かなヤツである。
悔やんでも悔やみ切れん。

自分と縁のあるヒトに対して
出来るコトやったら、ずっと付き合いを
保ってたいっちゅうキモチは保ってるんやけども
自分の至ら無さっちゅうヤツで
わがまま、頑なさ、無神経さや気の利かん面を出してしまう。
それで、意に反して縁が切れてしまったヒトも居る。

"人の縁っちゅうモンは遺るモンは遺る"
"去る者は追わず"
"GIVE&TAKE"

それもひとつの考えやし
ワシ自身も、そう割り切ってた時があった。
事実、ここ何年か前から自分に対する信用も無くなり
ヒトに対しても軽い不信感や恐怖心を持ってた。

それが、最近になっていろんなヒトと
ぶつかり合い乍らもいろんなハナシをしてるウチに
無くしてた"自身への信用"っちゅうモンを
少しづつ拾い集めれる様になった。
そないしてるウチに、縁の切れたヒトに対する
"申し訳無さ"っちゅうのを強く感じる様になった。

ともすれば、"美辞麗句"に思われると思う。
ワシもキレイゴトばっかりは言えんし
こんなコトを書いてる今でもハラの立つ人間は
居ったりするし、キライなヤツも居る(苦笑)。

せやけども、上の事柄を考えた時に
"非を認めるコト""謝るコト""許すコト"
それらの行動に移す"勇気"を持つ
努力をしたいと考える様になった。

ガキの頃、一生懸命になって
泥だらけになるまで毎日遊んでる日々の中
"ともだち"とチカラいっぱい殴り合い
取っ組み合いしながらも一日経ったら
ケロっとし乍ら、謝り合えたあの日。

「あの頃のシンプルなキモチをココロに持ちたい!」

そない思う。

ぶっちゃげたハナシ。
取った行動の中には、解釈違いによる
"誤解"っちゅうモンが生じるコトもありますし
ワシが日々取ってる行動の中にも
そういうコトってあったりします。

せやけども、受け身になるヒトの
考え方もありますから、ワシから見て"誤解"でも
そのヒトの考え方では"誤解"や無いさかいに
それを"ごめんなさい"っちゅう風に言えるヒトに
なれたらええなぁと思うと同時になりたいと思います。

反対に、ワシが"許せん"っちゅう風に思て
仲違いしたヒトとなんらかのカタチで
話しかけられたとしても、フツウに何事も無かった様に
話が出来る人間になれたらええなぁと思います。

かなり難しいコトではありますが…



コメント一覧

けんぞー
がみさんのブログの内容は『考えさせられるもの』が
多いのですが、
今回はいつも以上に『自分の今の気持ち』に突き刺さる内容でした。
このように考えるのも難しいですし、
『実践』となるとかなり難しいなって実感しました。

もう少しこの内容については考えてみようと思います。
ありがとうございます。
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