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私もさっそくGETして、毎晩のように観ております。
セットリストはこんな感じ。(@以下は原曲収録作品)
Unyielding Conditioning @Give a Monkey a Brain(1993)
The Suffering @Psychotic Friends Nuttwerx(2000)
Behind Closed Doors @Still Stuck in Your Throat (2007)
Bonin'In The Boneyard @Truth And Soul(1989)
Sunless Saturday @Reality of My Soroundings(1991)
Date Rape @Still Stuck in Your Throat (2007)
Ma & Pa @Truth And Soul(1989)
Party With Saddam @Still Stuck in Your Throat (2007)
Cholly @In Your Face(1986)
Hide Behind My Glasses @Truth And Soul(1989)(?)
Alcoholic @Chim Chim's Badass Revenge(1996)
Give It Up @In Your Face(1986)
Party At Ground Zero @Fishbone(1985)
Spoken Word
Everyday Sunshine @Reality of My Soroundings(1991)
Lyin’ Ass Bitch @Fishbone(1985)
Freddie’s Dead @Truth And Soul(1989)
Servitude @Give a Monkey a Brain(1993)
見事なまでに新旧織り交ぜられた最高なセットリストですよ。
昔からのファンも新参者のファンもみんな仲良く観れる内容では?
20数年のキャリアを集約したらこうなる、そう素直に納得できました。
中でもUnyielding Conditioningが1曲目にきてるのが嬉しかった!
5th「モンキーの逆襲」に収録されているこの曲は、
ハッピーなミドルテンポが小気味いい、思わず踊りたくなる一曲。
そして曲が進むにつれて少しずつテンションが上がっていくような展開。
いきなり全開フルパワースタートでなく「じゃまったり始めよっか?」
そんな雰囲気のこの曲がすんなり気持ちを移入させてくれました。
80~90年代のFISHBONEと言えば、
パワフルでエネルギッシュで、若さがほとばしるような、
ハイヴォルテージでハイテンションなステージが特徴でしたが、
いまやクロスオーバー音楽の大ベテラン。重鎮ってやつですよ。
LAの悪ガキ集団と呼ばれてたのは当の昔。
オリジナルメンバーのアンジェロとノーウッドなんかもういいおじさん(笑)
でも、そんな彼らだからこそ出せる、いぶし銀な貫禄パワーを、
この1曲目には感じましたね~!一発で引き込まれましたよ。
舞台は世界一FISHBONE熱気のあると噂(?)のフランス。
客の反応もとてもよく、みんな心から楽しんでいるのが伝わります。
Party With Saddamではステアという女の子がステージに乱入。
素敵なダンスを披露してました。ずいぶん度胸のある子だなぁ笑
Chollyでは女性をステージに上げまくって大騒ぎ。
アンジェロになかば強引に上げられた人もいましたが。笑
サブライムのカバーのDATE RAPEもやっててGOOD!!
この曲はFreddie’s Deadにつづく好カバーですね!
Alcoholicではフロントマン3人が、
曲名のごとく酔っ払いのコントのようなこと始めて、
しまいには3人そろってクラウドサーフ。(客の上を波乗り)
あれはすごく気持ちよさそうでした。3人とも波乗り上手い!
緩急が絶妙な流れのセットリストには、
それぞれのメンバーをフューチャーする場面も多く観られ、
メンバーそれぞれが主役、そんな「FISHBONEらしさ」に感激。
新加入のメンバーもしっくり馴染んで個性も出てきていい感じ。
オリジナルの2人に負けず劣らずの最高なキャラを見せてくれます。
特にパドレホルムズ(ショートドレッドの人)はいいキャラしてます。
よく動くしよく歌うしよく演奏する、観てて楽しくなります。
ただ、どうやら正式メンバーではないみたいなのが残念。
このまま正式に加入して頑張ってほしいですね~。
アンジェロはテルミンの操りがすごくうまくなってたし、
ノーウッドは雰囲気・煽り方がジョージクリントンに似てきたし、
ロッキージョージは見せ場たくさんだけど余裕にこなしてたし、
ジョンスチュワートは正確無比なドラミングが凄いし、
ジョンマックナイトは縁の下の力持ち方な役目でバンドの質を上げてるし、
ドレギプソンは若さあふれるフレッシュな勢いで盛り上げてたし、
ほんと全員がうまく機能して素晴らしい演奏を繰り広げてますね。
そして、演奏のクオリティの高さにももちろん感激しましたが、
なによりうれしかったのがメンバー間の関係性の良さ。
新旧のメンバーそれぞれがお互いを尊重していて、
出るとこ退くとこのバランス感覚がしっかりしてる。
パッと全員が映ったシーンの「シックリ来てる感」がハンパない!
ごく自然に、本人たちが心から楽しんでいるのがよくわかります。
今まで「FISHBONEのライヴはヤバい!」って人に薦める時は、
90年代のクラブチッタ川崎での来日ライヴ映像(ファンにとっては伝説)
をみせて、その音楽性やバンドとしての魅力を伝えていました。
その映像は自分がFISHBONEの世界にハマるきっかけであり、
自分の中のFISHBONE像の理想形・最終地点でした。
でもそれはもう過去のことであって、二度と同じものは体験できない。
ましてやメンバーだって違うわけだから同じになるはずがない。
だからこそ「今のFISHBONE」の魅力を伝える必要があったはず。
本作には「今のFISHBONE」を表す全ての要素が詰まってると思います。
「今のFISHBONEってこんなにかっこいいんだぜ!」って、
心の底から、胸を張って人に伝えることができそうです。
だからもっと多くの人に観てもらいたいのです。
ファンの人はもちろんのこと、
今までFISHBONEを聴いたことのない人でも、
必ず楽しい気分になれると思います。
そのぐらいこの作品は素敵なものだと思います。
要するに「ツナミは万国共通語。誰の心にも届く」ってこと!
これからもFISHBONEのツナミをどんどん広げていきましょう!
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