
M≠aENZ W211 E350が走行中エンジンチェックランプが点灯、修理のため入庫してまいりました。

DASを使って早速チェックをしてみるとクーラントの温度が上がりません。どうやらクーラントを循環させるサーモスタットの不良のようです


サーモスタット内部を見てみると、バルブが完全に戻り切っておらず、常にクーラントが回ってしまい、エンジンの温度はなかなか上がりません。


交換したサーモスタットは壊れているか否か、見ただけではわかりませんが、新品と比べてみるとバルブの開き方が明らかに違うことが分かります。交換後は60~70度辺りで完全に落ち着く、完全なオーバークルーがなくなりエンジンの調子も上がり、燃費も良くなるはずです



また今回はサーモスタット交換の前に、エンジンのVベルト交換とテンショナー及び、O2センサーの交換のご依頼を頂いており、ついでにすべての作業を同時にさせて頂くことになりました。

O2センサー(ラムダセンサー)はボッシュの汎用品を使います。6気筒車では片バンクのマフラーの触媒を挟み、上流側と下流側の2つのセンサーが必要で、左右合わせると4つのO2センサーが必要です。


ECUはこの2つのセンサーの電位を読み取り、最適の空燃比となるようにインジェクタの燃料噴射時間を決定しており、最適化を図ることで燃費の向上からATのシフトャCントまでスムースになります

