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W205エアサスポンプ交換

 車高が突然落ちてしまったというW205のステーションワゴンが積車にて運ばれて来ました。エアサス及びABCサスペンション採用の車両にはよくある故障ですが、その症状もフロントやリアの一か所が落ちる場合と4輪すべてが落ちてしまう場合の2通りとなります。

 通常多い症状は前者の4輪のどれかが異常に落ちてしまう場合ですが、今回はフロントリアともに車高が下がりほぼベタベタ状態となってしまっており、前者の場合と比べるとこちらの頻度はそれほど多くはありませんが、どちらにしてもエアサスの持病と言っても過言ではありません。

 また4輪すべてが落ちてしまう場合、エアサスポンプかポンプから各ショックに繋がるホースに異常があるかですが、今回はエアサスポンプの作動音がしないため、電源が来ていないかポンプ本体の故障だと考えられます。

 以上の事を踏まえ調べてみたところ、ポンプ本体の故障と判断致します。ポンプ自体は社外品が無く純正品でのご用意となります。

 またポンプ本体の交換に伴い、バルブブロック及びポンプリレーとヒューズも同時交換させて頂きます。

 ポンプの交換作業が終了したところで、最後にリレーとヒューズを交換して作業は終了いたします。

 そしてエンジンを掛けしばらくするとエアがショックに送られ車高が上がりました。最後にテスト走行を行い異常が無いことを確認して作業は終了いたします。さすがに突然車高が落ちてしまったことにオーナー様は驚かれたとのことでししたが、こうなって初めて愛車も体も健康であることのありがたさを感じます

 


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