後藤一山(ごとういっさん)の『のぞきからくり』

思いつくままにつらつらと。
ブログタイトルで笑ってしまった人はかなりの○○オタクです(笑)。

こんなこともあるんですな

2008-04-30 15:55:21 | スポーツ
ハードル設置ミスで転倒!イケクミ、超異例やり直しV(サンケイスポーツ)

陸上競技に詳しいわけではありませんが、あまり聞いたことのない事例ですね。
しかし仮にこの種目で日本記録を更新して五輪に出たとしても、準決勝進出が精一杯というのが現実ではあります。
世界十傑のうち、半分くらいは「?」な記録(旧・東側の記録でソ連崩壊前の記録=ドーピング疑惑)ですが、去年の世界選手権でも日本記録では予選すら通過できません。
むしろ彼女には走り幅跳びでがんばってほしいものです。
昨年の世界選手権では予選落ちしましたが、ベスト近く跳べば決勝進出が見えてきます。
跳躍は駆け引きのある種目ですから、決勝でもいい結果が出るかもしれません。
去年は地元開催のプレッシャーに押しつぶされたようですから、今年はそういったことのないように期待しています。

柔道と相撲

2008-04-30 14:56:39 | スポーツ
私のブログのカテゴリーについてです。
お気づきの方はお気づきでしょうが、柔道についてのカテゴリーは「スポーツ」、相撲についてのカテゴリーは「相撲」にしております。
相撲については、はじめのうちは「スポーツ」にしていたんですが、書いている内容との乖離が激しくなったのでカテゴリーを独立させました。
ならばなぜ同じ日本の武道である柔道は「スポーツ」なのかと言えば、柔道は完全に国際化してしまい、もはやスポーツ以外の何物でもないからです。
国際試合での誤審問題やカラー道着に対する拒絶反応など、日本の柔道界には相撲界と同質の固陋な考え方がいまだ主流を占めているようですが、オリンピックに参加し、国際化を目指したのもまた柔道界そのものなのですから、いまさら何をか言わんやです。

しつこいですが、相撲はスポーツではありません。
観客の面前で勝者に現金を渡したり、観客席に積極的に酒が振舞われ、あげくみやげ物まで用意し、勝敗の帰趨によっては自分の座席にあるクッションを競技場に投げ入れるなどという興行が、スポーツであろうはずがありません。
どちらかと言えば歌舞伎や藝能に近いものなのです。
なので浅薄なコメンテーターの発言や書き物を見ると、虚無感に襲われるわけです。

女流落語家考

2008-04-30 13:43:49 | 藝能
桂あやめちゃんが弟子を取ってほぼ半年が経ちました。
以下少々辛辣なコメントになりますが、お許しを。

ブログで見る限りにおいて今度のお弟子さん、はっきり言って
「続くんやろか」
というのが正直なところです。
まず言葉の壁。
米朝師や大師匠の文枝師も指摘のとおり、関西圏か福井県や徳島県あたりまでが許容範囲で、関西でも相生とか浜坂あたりでは難しいという上方落語界の「常識」があります。
彼女は山形出身。
むろん初舞台もまだなので彼女の肉声は聞いたことがありませんが、乗り越えるには壁が大きすぎるような気がします。
二つ目は動機がはっきりしない点。
なぜ落語なのか、上方なのか、あやめちゃんなのか、よくわからない。
弟子入りする際に何度となく足を運んだりして熱意は感じられるのですが、ブログを読む限り根本的な動機が読み取れません。
そんなものは明らかにする必要がないのかもしれませんが、子供までいながら夫と離れて住んでまで、しかも二十代後半になってから入門する意気込みの根源が何なのか、よくわからないんです。
三つ目は古典藝能にあまりにも無知な点。
これはこれからの努力で何とでもなるんでしょうが、知らなさ過ぎですわ。
たまたまあやめちゃんと懇意な染雀さんがよく面倒見ていらっしゃいますが、ほとんど古典藝能の予備知識なしで上方落語の門を叩くというのは、私からすれば想像の範疇を超えています。
動機が不明なところへ持ってきてこれでは先が思いやられます。
これは師匠であるあやめちゃんの考え方なので余計なお世話なんでしょうが、なんで弟子修行中の身でありながら藝名でのブログをやらせるのか(しかも自分のサイト内で)、というのもよくわからないところであります。

厳しいことを書いたのでリンクを貼るのは憚られます。
以下の単語で検索してください。

あやめっちのブログ

日本人って

2008-04-30 10:11:25 | ニュース
ガソリン税の暫定税率復活へ与党、30日再議決(朝日新聞)

おとなしい民族ですね。
長野の聖火リレーがあって、暫定税率復活。
特に大混乱は起きていません。
山口の補選で自民党候補が落選しましたが、これが唯一のシグナル。
シグナルをつかみきれていないのが現・自民党執行部です。
というよりも知らん振りなんでしょうな。

上方藝能情報

2008-04-28 18:19:36 | 藝能
米朝師匠存命中の初の玄孫弟子誕生なるか、とコアな上方落語通の中で期待の高かった月亭遊方さんのところへ修行に来ていた十六歳の子は、残念ながら修行を断念したようです。
次はどなたが弟子を取りますかね。

まったくもって

2008-04-28 16:21:31 | ニュース
生活不安が保守王国直撃、勝利の民主・平岡さん「最高の結果」(読売新聞)

福田さんという人は世の中の空気というものをなんとも考えていない人ですな。
このまま「暫定(摩訶不思議な言葉)」税率も知らん振りして復活という段取りなんでしょう。
ここで民主党しか選択肢がないのがつらいところですが、この際贅沢を言っている場合ではなさそうです。

何かにつけて

2008-04-28 15:31:53 | 東アジア情勢
<北京五輪>聖火リレー ソウル、衝突相次ぐ 中国人1万人、警官・報道陣負傷

熱い国民性ですね。
それに比べて長野は非常におとなしいものでした。
お国柄というものはこうも違うものです。
さらに北朝鮮は平穏だったようで。

平壌で初の五輪聖火リレー=中朝友好演出、数十万人動員か

すべて予想通りといえば予想通りです(予定通り?)。
北朝鮮でだけが平穏で、その他の民主国家では平穏でなかったということは、現在の支那の国家体制が北朝鮮と同種類のものであるということを世界中に喧伝しているようなものです。
少なくとも在外の支那人(特に漢族)にはこの事実が世界の常識であるということを強く認識していただきたいものです。

ふむふむ

2008-04-25 15:27:17 | 藝能
在阪局アナが爆笑漫才を披露(スポーツニッポン)

動画を見ました。
確かに並の素人よりよほど達者ですが、やっぱり本職の藝人さんとは何かしら違うんですなあ。
この差を説明するのは難しいですが、一つは力が入りすぎていること。
それによってこなれていないから、客がいわゆる「お腹一杯」状態になってしまうんでしょう。
「大阪人は二人いれば漫才になる」などと言いますが、こういうのをみるにつけ、本職の漫才師のすごさがわかります。

やはり

2008-04-25 14:52:23 | スポーツ
競泳陣に衝撃!スピード社水着100メートルで0.5秒アップ(サンケイスポーツ)

相当違うみたいですね。
前々から水泳関係者の間では有名だったみたいですが、ちょっと難儀な話です。
ミズノとのライセンス契約が切れたのが主たる混乱の原因のようですが、もう少し柔軟な対応はできないものでしょうか。
などというきれいごとで済まない世界なんでしょうけど。
でも今回五輪に関してはスポンサー契約することが必ずしも経済効果に結びつくか「?」の部分もありますよね~。

早いもので

2008-04-25 11:44:07 | ニュース
事故3年、安全誓う=追悼慰霊式-JR福知山線脱線(時事通信)

実はあの列車(同一時刻の)には乗ることが多かったんですわ。
しかも一両目か二両目に乗ることが多かったので、あんまり他人事には思えなかった記憶があります。
あの沿線の葬儀会館はあの後しばらく満員で、「故○○儀 葬儀ならびに告別式」という人の名前に見覚えがあるものだから、知り合いかと思って立ち止まってしばし考えると、
「あ、ニュースで見たんや・・・」
と沈痛な気持ちになったものです。

現実にあの列車に乗っていた人もいました。
当日某所で飲んでいると、当然ながらその話題に。
ところがいつも元気なバーテンダー君の様子がおかしい。
ママさんが

「そういうたら、あんたもあの沿線やったね」

しばしの沈黙の後、

「実は・・・僕、あの電車に乗ってたんです」

一同絶句の後、絶叫。

「何両目に乗ってた?」

「二両目です」

さらに絶句。

それから訥々と状況説明を始めました。

「吊革につかまってたら急にものすごい音がして電車が変な方向に向いたから、両手で吊革を持って身体を支えたんです。
そしたら身体が宙に浮いて丁度鯉幟みたいな格好になったんです。
そうしたら目の前が座席で、そこに座っていた人たちがザザザーって同じ方向に流れて行ったんです。
とにかく必死で捕まってたら身体がめちゃくちゃ痛くて。
自分の上にも横にも人がいっぱいいて、これは助けないかん、って思って救出活動を手伝ったんです。
それから今まで記憶がないんです。
家に帰ったんか、ようわからんのですけど、とにかくバイトがあるから、って出てきたんです。」
(実は救出中の現場の状況の詳しい描写もしてくれたんですが、あまりにも凄惨なので自粛します)

とにかくその日はすぐに帰宅させて、翌日強制的に病院へ行かせたそうですが、医者が患部を見て、
「あんた、これでよう平気で歩いてきたな」
という重傷だったそうです。

実は彼は特撮ヒーロー物のスーツアクターで、基礎体力があったことが彼の命を救ったわけです。

暴走?

2008-04-24 17:17:19 | ニュース
光市母子殺害事件で暴走したマスコミ報道に危惧を覚える【週刊・上杉隆】(ダイヤモンド・オンライン)

決して暴走ではありません。
今まで語ることが拒否されてきたのです。
加害者が少年であること、死刑制度の是非、機微にかかわることだから積極的に語って来なかったというのが正確な表現でしょう。
反動と反響が大きすぎたため暴走に写るのでしょうが、今まで忌避されてきたことのほうが異常だということでしょう。
そもそも実名報道すらされていないのだから、暴走でもなんでもないでしょう。
今になって大いに語ることを暴走だと言う事のほうが傲慢です。

寄合酒

2008-04-24 16:12:21 | 藝能
たまには思い出しながら過去の高座の想い出を。

寄合酒といっても田辺寄席の会報ではありません。

今まで色々な人の高座を何十回となく見てきましたが、実際に生で見た中で最高に面白かったのが笑福亭松之助師の高座です。
今から十数年前に某百貨店での高座でした。
福團治師の席で定期的に開催されていたときのゲストで、そのときは中トリを取られていました。
確か入門間もないころの七福さんが前座で、福團治師が二席、あとお一人いらっしゃったかも知れませんが、忘れてしまいました。
七福さんが今と違ってものすごく痩せていらしたのを鮮明に覚えています。

しかし!
何が珍しかったかといえば、客がなんと私を入れて五人!
後にも先にもあんな会は初めてです。
そんな中、客が少ないことの愚痴をこぼしながらの松之助師匠の寄合酒は圧巻でした。
入りの少ない分、客一人あたり何倍も思いっきり笑わしてやろうというのがありありとわかり、アドリブもふんだんに交えながら最高の出来栄えで、古典であんなに笑った記憶はほとんどありません。
平成紅梅亭十周年のDVDも寄合酒でしたので期待していたんですが、そのときの高座とあまりにも落差が激しくて、はっきりいって拍子抜けでした。

「さんまの師匠」としか認識のない方、ぜひ考えを改めてください。
もうめったに落語をされないので見る機会は限られていますし、残念ながら上方落語界最高齢ですので、往年の勢いはありませんが、上方落語界の爆笑王の一人であったことは間違いありません。