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Not goto debu

M8干潟星雲をモザイクで

GWの5月2日と5月4日の2回に分けて 
いて座のM8干潟星雲を撮影しました。  
M8は大きい星雲なので4回に分けて撮影し  
モザイク合成します  
 
DOB+294MMで分割撮影した画像はこんな感じ
 
M8を4分割で撮影 
Skywatcher DOB GOTO 12" F3.65
Ackermann 2in coma corrector/ reducer 0.73 
ASI294MM PRO gain390 -10℃ QBP+UVIR  
左上:10sec×146, 左下:174枚,右上:116枚,右下:140枚
 
ステライメージではレデューサーによるディストーション(歪曲収差)で
星がズレるのでPhotoshopのPhotomergeを使って合成します。
合成後の画像はこちら
 
M8モザイク合成後(PS Photomerge使用) 
 
 
これとLRGB合成するカラー画像は
5月2日に294MC+ミザールで撮影して5月8日のブログで
アップしたコレです↓
 
M8 ミザール12cmで撮影 
 
 
で、早速LRGB合成してみたのですが・・・
 
M8 LRGB合成後 
 
一見良さげに見えますが端の方を拡大すると盛大に色がズレてます
 
 
コレだとまだわかりにくいので、DOBの画像とミザールの画像に
星マスクをかけて、星の色を赤と青に着色してから
比較明合成してみました。
 
M8色分け 左がミザール/右がDOBモザイク 
 
 
M8の中央付近の星2つで位置合わせして比較明合成したのがこちら↓
 
M8ディストーション確認(比較明合成) 
 
うひゃー、凄いことになっています。
4枚それぞれM8中央を端にして撮影したものをPhotomergeで強引に
合わせてモザイク処理したので、倍率色収差のような単純な放射状の
ズレではなく、渦を巻いたようにいろんな方向にズレてます・・・_| ̄|○
 
こりゃ無理かも・・・とあきらめかけたのですが、
その時ふと思い出したのはあぷらなーとさんでした。
 
たしか、あぷらなーとさんディストーション補正もできる位置合わせ
機能を自作の画像処理ソフト「邪崇帝主」に実装されていたのをブログ
で見た記憶が・・・。
 
早速ブログを拝見させていただくと・・・ありました。
 
もしかしたらこれならいけるのでは・・・と思い、
誠に勝手ながらTwitterでつぶやいたところ・・・(確信犯)
 

 
なんと、あぷらなーとさんからやっていただけるとの
お返事が!!!(目論見通り)
 
 
ということで画像をGoogle Driveで共有して待つこと数日
あぷらなーとさんから位置合わせした画像が送られてきました。
 
M8 ミザールの画像(あぷらなーとさんの邪崇帝主で位置合わせ)
今回はミザールの方をDOBに合わせてもらっています
また、↑画像はRGB分解して個別に位置合わせしていただいた
のをRGB合成したものになります
 
で、位置合わせ状態を確認するために補正前と同じように星だけを
青くして比較明合成してみます。
 
比較明合成した画像はこちら
 
ででん!!!
(これ始めて使った・・・あぷらなーとさんによる補正なのでいいよね)
 
M8 あぷらなーとさん補正後(比較明合成) 
なんと!ばっちり位置が合ってます。 
さすがですあぷらなーとさん!!!  
最高です邪崇帝主!!! 
 
ということであぷらなーとさんに補正していただいた画像を使って
仕上げたM8モザイク画像がこちらです。
 
ででん!!! (2回目)
 
M8干潟星雲モザイク 最終形態 
画像をクリックするとFlickrの大きな画像に飛びます
M8_MOSAIC
 
あぷらなーとさん
今回は快くご協力いただき
大変ありがとうございました。
 
邪崇帝主、ホントに凄いです
シェアウエアで販売してもらえば買いますよコレ
 
あと、星図ソフトと連動して正しい星の位置にディストーションを
補正してくれるような機能があるとなお良いと思うのですが、
どうですかアストロアーツさん。

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コメント一覧

gotodebu
de3nymmtさん

超会議のyoutube見ていただきありがとうございます
私も最初は手探りだったのですが、思った以上にちゃんと撮影できるんですよね。
私が使っているDOBはクランプがあるのでフリークランプではないですが、現在クランプのないタイプと併売になっていて、そちらでも同様に撮れるかはわかりません。そこだけ注意点ですね。
de3nymmt
「自動導入ドブソニアンで電視観望」
https://blog.goo.ne.jp/gotodebu
以下のYouTube にてドブソニアンでもDSOを撮影できる事を知りました。
 https://www.youtube.com/watch?v=GfCCf9GZXd0

大口径は大きな魅力なのですが、これまでは
 追跡制度
 手持ちの ZWOの冷却CMOSカメラを取り付けた時
  カメラの重みで鏡筒がフリークランプで下がってしまわないか
  フランジバック
  レデューサーなど取り付けてもピントは合うか
  自動導入精度(プレートソルブは無い)
  鏡面精度(シャープにピントが合うか)
など、不安材料も多くて躊躇しておりましたが、どうも問題なさそうですね。
貴重な情報ありがとうございます。
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