大黒さんの独り言

思った事を自由に書いてます

2022-05-02 07:47:00 | 日記
あれは10年以上前の事

近所の羽振りが良いおじさんが
川に大きな鯉を逃してた

野生の勘で
一見、在来種の様だが
ペットショップで購入した
高価な外来種と分かった

大黒さんは見て見ぬ振りをした

しばらくして
おじさんは不治の病で亡くなった

余命を察し
飼っていたペット達を整理したのだろう

男の人が
両腕でやっと抱えるくらいの鯉は
誰も貰い手がなかったに違いない


人は誰しも
こころの拠り所が必要だ

おじさんにとってはペットだった

川に離す姿を見た時
ゴリラ🦍
『あれは良くない』と言ったが
50代になり
亭主が定年を迎える今、
おじさんを責める事が出来ない


突然、死が近くに迫った時
球根類ではなく
生命ある
しかも
世話が大変な魚だった場合
川に離さざるおえなかった


おじさんの墓は境内にある

大黒さんの姿をどう見てるのか…

さて、
大黒さんはどうするのかな?
しっかりと見させてもらうよ

笑われないように
頑張らなくてはいけない



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