そういう
わけか…
霊供の墓地改修のお墓以外
どれもこれも
立派なお墓
しかも今時の《洋型》ではなく
昔ながらの《和型》のみ…
古い観音様を取り囲む様に
ぐるりと建てられている
一つだけ
古い墓石が土に刺さる様に建っており
そこが霊供の場所だった
昔の人は
家＝お墓
古い家は特にこだわる
おばあちゃんの最期の大仕事である
施主はその姿をシッカリと目に焼き付けて
欲しい
……………………
………
来月、35.49.100日法要の甥っ子
さんが寺に来た
新しく農業共済担当になったので挨拶にみえた
この方も独り身で
長く子供の居ない
叔父さん夫婦に世話になった
（仕事で）
叔父の妻が亡くなったので
葬儀や法事を手伝っている
大黒さんは独り身さんを心配はするが
決して下に見ない
お墓を建てる施主にしても
農業共済担当になった甥っ子さんにしても
ちゃんと
お付き合いを
してくれる
その辺に家を建て
組合に入らないのは構わないが
年間費も払わず
ゴミ捨て場を汚く使う
非常識な家庭持ちの人達に比べれば
はるかに
立派である
そんな家庭に育つ子供達は
どんな大人になるのか
不安で仕方ない
