明日の法事の引き出物を葬儀屋さんが運んできた
傷むものでは無いのであずかった
『ちょっとお聞きしたいのですが…
先日、別の葬儀屋さんが
〇〇さんの葬儀やりましたよね?』
『はい、亡くなったお母さんがその葬儀屋さんの
互助会に入ってたそうです』
『うちに位牌と初盆の飾りの注文
が入りまして今から家に伺うんですよ』
〇〇さんがお願いしたのは
全国展開の某有名な葬儀屋さんだった
今回、自分の葬儀場ではなく火葬場を使ったので
ほぉ〜珍しい…
いよいよ時代に合わせて
臨機応変に対応するように
なったのかな?感動した
しかし
告別式を終えて帰ってきたゴリラ🦍は
呆れて言った
『ダメだな
あの葬儀屋さんは…
線香を忘れた
線香を忘れる葬儀屋さんなんて
初めてだぞ』
全国規模なので社員の話し方は完璧!見事!
である。だが、
自分の葬儀場でないとダメ?
なようである
そして今度は位牌や初盆の料金…
慣れてる葬儀屋さんは位牌や初盆を
まぁまぁの料金で
親切に世話してくれる
どうやら違ったようだ
(葬儀受付の時ちゃんと料金を調べてからお願いするように言ってある
施主は不自由な身体でこれから1人で生きていく
お金は大切にしなくてはいけない)
やはり葬儀屋さんは地元が一番いいと思う
(悪徳でない限り)
『面倒見てあげて下さい
宜しくお願い致します🙏』
『お任せください!』
笑顔で親切な葬儀屋さんは
〇〇さんのお宅に向かって行った
大黒さんは
車が見えなくなるまで
頭を下げてお見送りした