チャイムが鳴る
施主が
父親の十七回忌の塔婆を取りに来た
『帰りに墓に寄って
塔婆をさしていきますか？？』
『はい』
『では、包まないで
このままお渡ししますね』
『お願いします』
新聞紙で包むとゴミになるので
嫌がるお檀家さんがいる
念のために
聞くようにしてる
（義父が始めた
別に包む必要はない）
地蔵菩薩の《のぼり》が届いたので
お檀家さんに電話する
でない
後でまた電話しよう
この方の苗字はたくさんあり
誰が誰かと迷う所だが
ここ数年
この苗字の方の葬儀が続いており
（みな親戚）
大黒さんでも区別がつく
ましてやこの方は
毎年、この時期
《のぼり》を注文する
だが、、
大黒さんは
下の名前までは
覚えられない🙄
ゴリラ🦍と話をする時
『〇〇の元お巡りさん来たよ』
『〇〇の大型トラックさん来たよ』
『〇〇のお菓子屋さん来たよ』
仕事でやりとりする
これで十分である
葬儀が
終わったら
名前を
完全に
忘れる😯不思議〜
暗記容量に限界のある
大黒さんの独り言
