大黒さんの独り言

思った事を自由に書いてます

2020/07/21

2020-07-22 07:44:00 | 日記



大黒さんになって
何回か本堂で通夜、告別式を
あげた


数日間
御遺体をあずかり
納棺の儀等
見てきたが


どんな理由があっても
若い人に
葬儀は似合わない



ましてや

自分で
自分の命を奪い
親に《死に支度》させるなんて
間違っている




生きて
生きて
生き抜いて…


せっかく
五体満足に生まれてきたのだから


苦しんでも
転んでも
時間がかかっても

必ず
前を見て
歩いて欲しい


大黒さんの長男は
重度の障害を持っている


話す事が出来ない


普通に生まれた時点で
人生の半分は《幸せ》だと
気付いて



次女はまだ20歳だが
仏教大学で学び
修行(剃髪し山にこもった)
をし
副住職をやっている



20歳の女の子なのに
亡くなった方に
曼陀羅をかけ

お骨の蓋を開けて
お札を入れる

寺の為
お檀家さんの為に
歯を食いしばって
葬儀をする



その彼女が


『死んで
 楽になれると思ったら
 大間違い』と呟いた



父である住職は
『俺が拝めば皆
 極楽浄土に行く』と言っているが



もしかすると
住職も次女と同じことを
思っているかもしれない…

『全員、極楽浄土』というのは
住職の願いであって
真実は…





死んでも
楽にはなれない










大黒さんになってから
自ら命をたった人が
何人かいる



みんな
突然だった



前日まで
本当に
普通だった



とても親孝行な人
とても真面目な人
とても熱心な人


いつも笑顔だった


笑顔は本心を隠す…


『死に取り憑かれたら
 最期だね』


田舎の人は
口々に言う



そういえば

この所
葬儀がパタリととまった


不思議なもので
年間の葬儀件数は
ほとんど同じである


新型コロナウイルス🦠なので
皆さん
健康に気を付けてるのかな?

清潔にして
しっかり栄養摂って
頑張ってるのかな??


とても
良い事である…




天寿をまっとうした人にこそ
葬儀は似合う





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