寺に帰ろうと
車を運転して最後の小さな十字路を右に曲がった
😳⁉️
曲がった瞬間
十字路の角の家…家の門ギリギリの道路端で
手押し車に座り剪定ばさみを手にボォーと座る
90歳のおじいちゃんが目に入った
塀に沿って育った松を切っていた
危ない…
90度曲がるので
いくら減速してるとはいえ細い路地である
対向車が来れば
とてもじゃない
どちらかが停まらなくてはいけない
(近所の人に注意されるな………)
反対側の家の90歳過ぎのおじいちゃんも
夕方この通りをよく歩いてた
大黒さんは
あの歳で杖をついてまで運動するなんて
偉いと思ってた
周りの家々は…
車で家を出ようとしたら
フラフラ歩いてて危ないよ
注意した
去年からおじいちゃんの姿は見えなくなった
檀家なので
亡くなってはいないはず
手押し車のおじいちゃんは
義母の同級生で
この辺のリーダー格だった
寺の放ったらかしだった
お茶畑を
『俺がちゃんと手入れするように
寺に言ってきてやる』と
義父母に意見するくらい
人から頼られる知識人だった
今では
周りから注意される身になった
複雑である…
やはり
キリの良いところで
自分が安全と思う
終の住処に移るのが一番…
娘達によく頼んでおこう