『あんな奴に戒名なんて要らないんです!それなのに近所さんは…
純粋で真っ直ぐ??嘘です!
住職さんを送迎した?とっても良い人?
全部、偽りなんです!悔しい…あんな奴に
普通の葬儀なんて、、、』
髪の毛を振り乱し
バックを握りしめて娘さんは言った
約2時間話し合った。参列者の手前
俗名で葬儀が出来なくなった
悔しい、憎らしい、あんな奴に…こんな葬儀受付は
前代未聞とゴリラ🦍も言っていた
娘2人を八つ当たりの的としか思わなかった
父親。物を投げ、殴り、蹴り…
『でも、ここまでやれば私達の子供が
呪われる事ないですよね?』
『大丈夫ですよ。私が責任もちますただし…
こんな父親を引きずらないで
あなた達娘さんが
幸せにならなきゃいけません
そして日々、手を合わせる心…
墓を更地にしてもここは菩提寺です
永代供養でお骨をあずかります
寺に来たくなくても
寺の方向に合掌する
その気持ちを忘れないでください
嫌いな親でも御先祖様…
その人が居なければ
あなたもお子さん達も居なかった…
それを忘れないで下さい』
戒名をつけるのに聞けた事はたった一つ
そいつは(父親は)
両親(祖父母)から
愛情はたくさんもらっただけだった
孫達は全員会ったこともない祖父の葬儀に来るそうだ
暴力父親の代わりに祖父母が娘さん達を育てたそうだが(実母は離婚)とても愛情深い方々だった
戒名を見るとよく分かる
『祖父母の為に戒名をつける』
どんな子でも可愛い。腹を痛めた子供の可愛さは
大黒さんもよく分かる
合掌