GOREとにゃんこの桃源郷

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Harakiri

2008-10-24 | CDレビュー
 アメリカン・デスメタル・バンド、Harakiriの2002年発、2ndアルバム「Twilight of the Idols」。前作のジャケットに比べて、題名だけでなく絵柄まで、異様におとなしくなった今作だが、中身は進化を遂げていた。まず篭もり気味だった音質が改善され、ジャキジャキとしたメタリックギターで奏でるメジャーさながらの楽曲が増えた。また、日本盤だとボーナストラックが数曲追加されていてお得だ。

 全パートが巧く絡まり合った、いかにもデスメタルな音楽で、ところどころCannibal Corpseを彷彿とさせる展開がちらつく。とはいえ、突撃度、ブラスト度はこちらのほうが高い。ブラストするドラムと、メロディック要素を加味したリフを弾くギター、そしてポインポインしたベースに埋もれて、特にボーカルの個性が無いのが若干残念なところではある。突然アコースティックギターが導入される箇所などが、Harakiriらしさだ。

 アルバムとしてのボリュームは問題無く、演奏等、サウンド面に関しても特に文句の付けようはない。ただバランスが取れすぎていてキャッチーさに欠けることが伸び悩みだろうか。別に悪くはないので、お金があったら是非とも買ってみるといい。Jig-Aiと同じくバンド名に騙されてはいけない。


Harakiri
Matt Reese (Vo)
Chris Morrison (Gt)
Ben Sandman (Gt)
Kent Hiltz (Dr)
Nathan Stambro (Bs)


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