GOREとにゃんこの桃源郷

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ゴアとかメタルとかロックとか

Gruesome Malady

2017-07-26 | CDレビュー

インドからの使者、Gruesome Maladyの1stアルバム、Infected With Virulent Seed。ゴアっぽさ満載の出だしSEを引っ提げ、ブラストビートに乗せて不思議な演奏を絡めてくる。全10曲は、それぞれおよそ3~4分ほどと長め。実際、グラインドというよりメタル寄りな印象を受けるが、強烈な溺死ボーカルは圧巻。

ボーカルは前述の通り溺死系だが、水っぽさは他のどのバンドにも引けを取らない。ドラムは終始ドタドタと叩き伏せる。ギターはインドっぽい(?)個性的なリフを、頻繁にハーモニクスを使いながら弾きまくっている。ベースも、ギターに負けじとうねうねしていて忙しそうだ。

毎曲、30秒~1分ほどのSEが入っているゴアならではの作品。ゴア好き、ブルデス好き、溺死好き、カレー好きは是非とも手に入れるべき。



 2017年にリリースされた2ndアルバムがScumbustion。まさかのフルアルバムは、14年振りの作品である。その間、彼らが何をしていたのか、知る由もないが、ギターはずっと引き続けていたのだろう。何故って、この2nd、前作同様に謎の速弾き、謎のタッピング、謎のミュート、謎トレモロが目白押し。それどころか、マスタリングのミスかと思うほどギター以外の音が消極的で、ギターを引き立たせるためのバックミュージックと化している。
 そんなギター100%の音作りになっても、パタパタブラストビートと微・溺死ボーカル(以前ほど溺れない)は健在。ま、あんまり聞こえないくらいギターが大きいけど。
 何故ゴアグラインドを選んだのか?何故ずっと姿をくらましていたのか?何故ギターばかり弾きまくるのか?そもそもお前らはインドでも割と良いカーストなのか?どういうことなのか?誰も何も知らない。

 SEは特に変わらず、楽曲は全体的に暗い雰囲気を保っている、そこは前作同様。前作でハーモニクスだらけだったギターは、それを抑えた代わりに速弾きとタッピングっぽいのが増えた。なんかもうスピードメタルのギタリストと、ゴアグラのドラムやボーカルが全員自己中心的なのに急にコラボした感じ、とでも言うのだろうか。とにかく個性は出てる。

 カレー味のお菓子ばっか選んじゃう奴とかにお勧め。

Gruesome Malady
Vikram Bhat (Vo?)
Jimmy Palkhivala (Gt?)


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1 コメント

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印度? (tak)
2006-06-02 21:41:07
インドにメタル文化があるんだ!

(´A`)

ある意味ショッキング。

ゴアなんていう、そんな音楽性ではあれども、

上流階級の遊びなんだろうね。

バンドは。



違うかなぁ?
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