『百式 2004』
100分間、ぶっ続けで漫才をするという、2丁拳銃だからこそ可能な芸当を披露する。オープニングからエンディングまで、DVD上でもしっかりと通して観ることが出来る素晴らしい作品だ。彼らはもはや漫才の老舗とも言えるほど熟達しているため、これがつまらないはずが無い。前半から中盤に掛けてヒートアップしてゆく構成は、実によく練られている。一度観始めたら、途中で一時停止することすら惜しくなる。
2丁拳銃はボケの小堀とツッコミの川谷からなるコンビだが、この百式においては、時折ボケとツッコミが入れ替わったりもする。そして終盤になると動きのあるコントを盛り込んで、肉体・精神とも完全燃焼した雰囲気が伝わる。
終始楽しめるだけでなく、始めから観るほど面白い、他に類を見ない内容だ。漫才好きに是非ともお薦めしたい作品。
『百式 2007』
毎年、百式のDVDを出す2丁拳銃。ここまで毎回だと、いい加減ネタも尽きて、無味乾燥になっているかと思うかもしれない。だが、彼らは衰えを知らない。音楽活動をこなしながら、何故これほど漫才が巧みなのだろうか。このDVDにおいても、2丁拳銃ならでは、それでいて面白いネタが盛り沢山である。ただ1本のセンターマイク、他の小道具は一切使わない、ひたすらストイックな本格派漫才。
特典映像として、他の芸人も交えたコント集も入っている。お得だ。
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