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政治系の2ちゃんスレッドをまとめてみました。

【封建的】お上の掟・支配・依存からの脱却【身分】

2013-01-21 22:35:36 | 日記

【封建的】お上の掟・支配・依存からの脱却【身分】


1 :鰻丼定食:2011/02/03(木) 00:04:04 ID:PLHpGyPG

本来、民主主義においては、一般庶民こそが上であり、主人公であるはずだが、
市民革命の歴史もなく、アメリカから与えられた民主主義制度の日本においては、
行政府をお上として、その掟に支配されると同時に依存している傾向が強い。

民主主義・制度を機能させるためにも、国民の自立の促進、お上支配の縮小が必要だ。





308 :名無しさん@3周年:2012/12/22(土) 14:50:58.55 ID:j62dSPyS

>>1 だったら従業員である公務員の賃下げより役員報酬であるおまいらの収入に対して経営責任を問うべく大増税を実施する方が正しい事になるなw



315 :名無しさん@3周年:2012/12/27(木) 22:51:52.24 ID:3zYMrOt6

>>1
オカルト板のあるスレッドから、一部参照。
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1353149365/518
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1353149365/516
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1353149365/517

>政治に限らず世の中の変化はゆっくりとしたものだ。
>だから日本が普通の国になるのも時間がかかる。

封建的制度には、悪い面もあったわけだが、
良い部分というのも、あったわけなんだ。
つまり、武士道とか潔さとか責任を取るとか、
戦後の日本人が見失った部分を持っていた面もあったわけだな。



285 : ◆P7DuXqBYcc :2012/11/04(日) 17:51:04.02 ID:W7iXHzs9


/// まえがき 6 ////////////

 日本社会はタブー社会でもある、この事実は多くの読者もうすうす感じとっているに違いない。
たとえば「天皇制」「憲法第九条」「差別問題」「個人の利益の優先」「長期休暇」など、
ホンネで語れないタブーがたくさんある。
 しかもこうしたタブーはタテマエとホンネの使い分けや、「自粛」「自主現制」という検閲
により、曖昧さの中に隠されてしまう。だから目本社余からタブーをなくすことはむずかしい。
なぜならこれらのタブーが、ムラ社会ニッポンの精神的均衡を保っているからだ。

////////// 宮本政於著 ///






289 : ◆P7DuXqBYcc :2012/11/10(土) 22:49:23.96 ID:D41Sk0Kl

/// 「官僚という人種」と「ヒマなし人間」 1 ///////

 宮本政於著 「お役所の精神分析」1997年3月講談社発行 より

・・・・
 序章 「官僚という人種」と「ヒマなし人間」

  「三種類」の人間がいる

 十九世紀のフランスにバルザックという作家がいた。彼はこの時代の生活様式を『社会生活の病理』
(邦題『風俗研究』藤原書店店)という本にまとめて出版したが、彼はこの著書の中で、次のような
ことを述べている。
 当時のフランス社会は、「労働する人間」「思考する人間」「何もしない人間」、この三種類に
分類でき、同時に、この三種類の集団から、「ヒマなし生活」「芸術家の生活」「優雅な生活」
という生活形態を送る三種類の人々が生まれている、と指摘している。
 これらの指摘はなかなかおもしろい。なぜなら、現在の日本社会にも十分に当てはまるからだ。

////////////// お役所の精神分析 ///



290 : ◆P7DuXqBYcc :2012/11/11(日) 20:34:18.68 ID:xyC37pqS

/// 「官僚という人種」と「ヒマなし人間」 2 ///////

 まず日本には、官僚に代表される現状維持のために「何もしない人間」たちが多くいる。それに
加えて、ほとんどの国民は国家というシステムを維持・拡大するための歯車となっている。
バルザックの言葉を借りれば、これらの集団は「労働する人間」に当てはまる。
 「思考する人間」はどこに行ってしまったのだろう。日本的集団主義を維持するためには、
「思考する人間」、すなわち変化を促すような人間は不必要なのである。
 思考したい、そう思っている人たちも、「ムラの調和」のために、最終的には「労働する人間」
という枠の中に押し込まれてしまうのが現実だ。

//////////////////// 宮本政於著 ///



291 : ◆P7DuXqBYcc :2012/11/12(月) 23:03:49.22 ID:VjwRBLht

/// 「官僚という人種」と「ヒマなし人間」 3 ///////

 それでは日本人の多くはどのような生活形態に組み込まれているのだろう。
それは、「ヒマなし生恬」である。
 「優雅な生活」を送ることなど、日本的ムラ社会は集団主義がその基本にあるから当然、ご法度だ。
 それでは「芸術家の生活」はどうだろう。これも欧米社会にあるような芸術活動を行うことは
むずかしい。なぜなら、芸術の根底には、これまで教え込まれてきた教え、考え方に挑戦する、
という姿勢があるからだ。

/////////// 1997年刊 ///



292 : ◆P7DuXqBYcc :2012/11/13(火) 21:52:21.51 ID:N1TOcZ2C

/// 「官僚という人種」と「ヒマなし人間」 4 ///////

 欧米社会では「芸術家の生活」は社会の流れを変化させるために大きく貢献した。ところが、
変化させないことが何よりも重要である官僚主導の日本的ムラ社会は、「芸術家の生活」など、
存在してほしくないのである。
 いや、日本には相撲、歌舞伎、能などに代表される芸術があるではないか、そう反論する
人もいるだろう。でもこうした芸術は、伝統芸能の範疇に入り、既存の考え方を守ることは
あっても、これまでの教え、考え方に疑念を持たせたり、体制に挑戦することの重要性を
育てたりはしない。

//////////////////// 講談社発行 ///



293 : ◆P7DuXqBYcc :2012/11/14(水) 22:36:03.57 ID:b0JWt8e9

/// 「官僚という人種」と「ヒマなし人間」 5 ////

  「何もしない人間」の「ヒマな生活」

 このようにバルザックの視点から日本社会を見ていくと、日本では「何もしない人間」が
「労働する人間」を管理していると言ってよい。そしてこうした人々の生活様式は「ヒマなし
生活」である。
 個人の生活を楽しもう、そう思っても、仕事の中に埋没する状態、すなわち「滅私」という
鞭で自分を打ちつづけることができる人が、日本人としての理想像となっているために、
みんな一緒に「ヒマなし生活」を送らざるを得なくなっている。
 でも、変化をよしとしない官僚の側からすれば、こんな素晴らしいことはない。なぜなら
「ヒマなし生活」を送る人たちばかりが社会を占めれば、変化を要求するエネルギーも萎えて
しまい、社会体制に変化は起きないからだ。
 つまり、体制を維持する側が、「消耗の美学」で国民をマインドコントロールしているのである。

////////////// お役所の精神分析 ///



294 :名無しさん@3周年:2012/11/14(水) 22:53:14.06 ID:XjSWkiDx

日本人には無理

    ダグラーッス!! カーンバーック!!



295 : ◆P7DuXqBYcc :2012/11/16(金) 22:31:06.24 ID:57YdetpK

/// 「官僚という人種」と「ヒマなし人間」 6 ///////

  自由と「ヒマのある生活」

 さて、厚生省を「懲戒免職」になってからのこと、ある編集者と次のような会話があった。彼は、
 「このごろ、どのような生活を送っているのですか」
 ときいてきた。私は、
 「収入こそ減りましたが、『自由』が得られたことは素晴らしいことです」
 このように答えると、彼は、
 「外国での講演が目白押しと聞いています。そこからの収入は相当なもので『優雅な生活』を
送れることでしょう」
 こんな質問となる。
 「とんでもない。たしかに講演した研究機関、大学などは一流のところですが、そういうところに
限って講演費は百ドル二百ドルです。履歴書にはハクがつきますが、持ち出しのほうが多くて
生活は大変なのです」

//////////////////// 宮本政於著 ///



302 :名無しさん@3周年:2012/12/17(月) 21:25:10.29 ID:P/Nqu0F5

>>297
在日宗教団体の出る幕ではない
未来の党となんらかわらんね
是非とも潰れて戴きたい



305 : ◆P7DuXqBYcc :2012/12/20(木) 21:10:35.47 ID:UOvtYb3c

 
/// 「官僚という人種」と「ヒマなし人間」 14 /////

 「『滅私』の対極にある思想が『個人』とか『自由』ですから、『滅私』を自分の一部と
している人は、『個人主義』という直球を投げられれば、それは反発も出るでしょうね。
 私が宮本さんの考え方に百パーセント同調できないのも、きっと『滅私』に汚染されている
からでしょう。しかし『我々日本人』の中には入らない、『滅私』は拒否する、これでは
日本社会では孤立するでしょうね」
 「『労働する人間』で『ヒマなし生活』をよしとする人々と仲間意識など持ちたくありません。
それに自分の信念を貫くことで孤立するのであれば、それは願ってもないことです」

///////////////// 宮本政於著 ///



306 : ◆P7DuXqBYcc :2012/12/21(金) 20:53:10.66 ID:OFAWXaH5

 
/// 「官僚という人種」と「ヒマなし人間」 15 ///////


   二千五百年前のはなし

「そこで質問ですが、宮本さんは自分を、日本人として誇りに思っていますか」
「フランス大使からも同じ質問を受けたことがあります。そして『私であることに誇りを
もっています』、こう答えたのです」
「そこまで個人主義を徹底していることを厚生省が知っていたら、『ヒマなし生活』の美学を
教え込もうとしたでしょうか。彼らのエネルギーはまったくムダだったとしか言えませんね」
「彼らにとってはね。でも私にとっては日本の官僚制度を分析する題材を提供してくれたの
ですから、ありがとうです。
 バルザックの言う『ヒマなし生活』を、日本社会の『滅私』に対比させてみると、共通項が
あることに気づくでしょう。きっと、個人を否定した生活に嫌気がさしたからこそ、フランスを
含む欧米社会の人々の中に『個人』とか『自由』という考え方が十九世紀以降、浸透したのだと
思います」

//////////////////// 1997年刊 ///



307 : ◆P7DuXqBYcc :2012/12/22(土) 14:45:15.14 ID:vpX5Q382

 
/// 「官僚という人種」と「ヒマなし人間」 16 ///////

「そう考えると日本は二百年近く遅れをとっているわけですね」
「二千五百年ほど前、ギリシャの哲学者のヘラクレイトスは『万物は流転する』という言葉の中で、
変化への適応の重要性を説きました。
 すなわち人間が生活を送るうえで、変化は避けられない現実であるということなのです。
ところが日本の官僚は、『個人』という『人間性』を中心にした考え方への変化を拒みつづけて
います。そして『人間性』という物差しで彼らの行動を見ると、二百年どころか二千五百年ほど
遅れているのではないですか」
「なるほどね。しかし、そうした個を否定する伝統がある日本で、朝風呂とは『優雅な生活』では
ありませんか」
「とんでもない。私に『優雅な生活』を送るだけの財力はありません。ただ『ヒマがある生活』が
送れるぐらいです」

//////////////////// 講談社発行 ///



309 : ◆P7DuXqBYcc :2012/12/23(日) 19:29:53.45 ID:BHOn3SxT

 
/// 「官僚という人種」と「ヒマなし人間」 17 /////

「それだけ『ヒマがある生活』を送れることは『優雅な生活』ですよ」
「バルザックは『優雅な生活とは、休息を楽しくする術を言う』と言っています。
 私は休息を楽しく送ることを厚生省のみんなの前で隠そうとしませんでした。それが軋轢の
原因となりクビになったのです。だからとりあえず『優雅な生活』をちょっとはかじる資格は
あるのかもしれませんね。
 でも彼は、『優雅な生活』の定義として、身の回りにある品々をすべて優雅なもの、趣味の
よきものにしてゆくこと、とも言っています。こうなると限界が見えてきます」

////////////// お役所の精神分析 ///



310 : ◆P7DuXqBYcc :2012/12/24(月) 19:30:11.88 ID:SufmgGMF

 
/// 「官僚という人種」と「ヒマなし人間」 18 ///////

「アルキメデスはお風呂の中で、ヒエロン二世の王冠の金の純度を見分ける『アルキメデスの
原理』を発見しましたが、こうした理論と実際をうまく結びつけるようなことができたのも、
休息を楽しくする術があっだからこそでしょうね。そう考えていくと、『滅私』と決別できて、
はじめて『優雅な生活』の第一歩が踏み出せるわけですね」
「バルザックの発想を、現在の日本に当てはめればそういうことになりますね」

//////////////////// 宮本政於著 ///



311 :名無しさん@3周年:2012/12/24(月) 19:38:49.75 ID:U6h5Q6A+

宮本って俺様病だと思う
観客席では強いけど



312 :名無しさん@3周年:2012/12/25(火) 22:58:27.06 ID:+JhlewDu

次期経団連会長、キヤノン酒巻が2009年度の入社式で放った言葉

「『生きるために仕事をしている』という言葉すら、私に言わせれば甘えています。
生活という逃げ場を無意識で作ってしまっているからです。これでは24時間100%の力など到底出せる訳がない。
どうか皆さん、『生きるために仕事をしている』という意識で仕事をしないでください。
『仕事をするために生きている』という意識でこれからは生きてください。
倒れるまで働いて起き上がれる分だけの睡眠をとって、また倒れるまで働いてください。
本来、仕事というのはそうやって覚えていくものなのです。
もう一度だけ言います。あなた達は生きる為にこのキヤノンで働いているのではないのです。
このキヤノンで働くために生きているのです。どうかそれを忘れないでください」

388 名前:名無しさん@引く手あまた[sage] 投稿日:2012/12/23(日) 14:28:08.57 ID:2Jbdubdb0 [2/2]
>>387
キヤノン電子の酒巻か。
あの会社に椅子を置かず、通路には歩行センサーでノロノロ歩くとブザーが
鳴るとかw
で自分はしっかり椅子に座ってのんびりw
http://livedoor.blogimg.jp/dqnplus/imgs/2/8/28a2bdd id="tag29"0.jpg


椅子とパソコンをなくせば会社は伸びる! [単行本]
酒巻 久 (著)
http://www.amazon.co.jp/dp/4396612486#



313 : ◆kxOQ4peRO6 :2012/12/26(水) 21:40:41.63 ID:kc5ZpBZ1

 
/// 「官僚という人種」と「ヒマなし人間」 19 ///////

   快楽原則を忘れている

 私はどうして日本人の多くが「労働する人間」で、「ヒマなし生活」を送ることが人生の
究極の目的のように思い込んでしまっているのか、これが不思議でならない。なぜなら人間の
深層心理には、快楽原則という楽しみを追求する本能があるからだ。
 こうした人間の基本をも否定するほどの価値観に支配され、そこから抜け出ることができなく
なったのが日本人なのである。そして、このシステムに変化をもたらさないようにしている
人々が官僚だと言ってよい。
 十九世紀の歴史家で政治学者でもあったアレクシス・トクビルは、「民主主義の時代は、
実験と革新、そして冒険の時代である」と言っている。

////////////////////////////// 1997年刊 ///



314 : ◆kxOQ4peRO6 :2012/12/27(木) 21:55:06.20 ID:khauTzuy

 
/// 「官僚という人種」と「ヒマなし人間」 20 ///////

 また、第三十二代アメリカ大統領のフランクリン・ルーズベルトは、民主主義について
やはり次のように述べている。
「民主主義には実験の精神が必要だ。そして実験が仮に失敗しても、率直に認めて別のやり方を
試せばよい。大切なのはやってみることだ」
 しかし前述のアレクシス・トクビルは、「民主主義のもとで、人々が新しい理論を危険視し、
革新をすべて苦役とみなし、社会の進歩をすべて革命につながる踏み台とみなし、行き過ぎを
恐れるあまり一歩も先に進まなくなる状況が到来することを危惧せざるをえない」という
悲観的な予測もしている。

//////////////////// 講談社発行 ///



316 : ◆kxOQ4peRO6 :2012/12/28(金) 22:12:02.91 ID:dWf+lU3i

 
/// 「官僚という人種」と「ヒマなし人間」 21 ///////

 この百五十年以上も前の彼の洞察力は、そのまま日本の官僚たちに、そして日本社会に
当てはまる。なぜなら、日本は規制撤廃し個人を中心とした社会への変換が必要であるにも
かかわらず、いっこうに改善される気配が見られないからだ。
 まさしく彼が指摘している「行き過ぎを恐れるあまり一歩も先に進んでいない」という
状況下にあるのが実情だろう。
 そして、日本的システムを理解すればするほど、「新しい考え方に対する、実験、革新、冒険」
などとは無縁な社会であることが見えてくる。

///////////////// お役所の精神分析 ///



317 :名無しさん@3周年:2012/12/29(土) 08:09:41.95 ID:4dHM9T56

>>316
明治維新と日本の官僚制度の弊害が、
150年前から現れていたわけだな。



318 : ◆kxOQ4peRO6 :2012/12/29(土) 21:55:55.80 ID:ZWHpcDRe

 
/// 「官僚という人種」と「ヒマなし人間」 22 ///////

   タブー視される存在

 医療行政は、私にとって「人間を中心とした生活」の象徴でもある。そう思ったからこそ
厚生省に入省した。「人間性」を追求する場合、個人という存在をまず認めることが必要だ。
 だからこそ、私は役所に入ってからも個人としてのゆとりと、人生の楽しさの追求を忘れなかった。
すなわち「日本的集団」がよしとしている「滅私」の価値観と心中などまっぴらごめんと、
「個人」と「自由」という考え方を優先させたわけだ。
 ところが官僚たちからすると、これは異端の発想となり、「けしがらん」の大合唱となる。
それは感情論へと変化して、懲らしめてやれといじめや嫌がらせが正当化される。

//////////////////// 宮本政於著 ///



319 :名無しさん@3周年:2012/12/29(土) 22:00:01.93 ID:kXEnN6sB

       公務員
      ,. --△-- 、
     /       ヽ
.     l         l
    __iコ ⌒  ⌒ ヒi__     < 国の財政や国民の生活よりも、わしらの給料が第一でございまーす
  i, ̄ j` "゜`,__,"゜` "i,  ̄,i
  l \`ーi、__ '=' ___,,i-" /l    わしらの高給はそのままで、税金だけバカ高く上げさせていただきまーす
   'y' `゛!、_>、.▽. ,<_ノ''" 'v' <br>  / o  ヽ`TーT"/   o \
(    //'''v'''\\    )
  ̄ ̄  ̄`''-'^'-''" ̄  ̄ ̄



320 : ◆kxOQ4peRO6 :2012/12/30(日) 15:14:17.30 ID:3Y3xTYFb

 
/// 「官僚という人種」と「ヒマなし人間」 23 ///////

 ところが、私は集団主義に迎合しないばかりか、逆にゲリラ戦法で闘いを挑んだものだから、
異端審問にかけられ、「懲戒免職」という結論へと発展したわけだ。いや「破門」されたと
言ったほうが適切かもしれない。
 しかし、ここで興味深いのは、懲戒免職となった結果、私が日本社会ではタブー視される
存在とまでなったことにある。なぜそうなったのか。それはこの本の第三章で詳しく分析を
してあるので、そこを読んでいただければよく理解してもらえるだろう。
 日本には「天皇制」をはじめとするいくつかの「タブー」が存在しているが、官僚が私をも
このタブーの末席に加えてくれたことに、私は大きな意義を見出すことができた。これは
皮肉抜きで、私にとって大変名誉なことで、ありかたい、ことなのである。なぜなら日本以外の
先進諸国では、懲戒免職という結論が、私の主張の信憑性を裏づける結果となったからだ。

/////////////////////// 1997年刊 ///



321 : ◆kxOQ4peRO6 :2012/12/31(月) 20:33:22.47 ID:ML6ZrAQu

 
/// 「官僚という人種」と「ヒマなし人間」 24 ///////

 ハーバード大学の精神分析医は、官僚の私に対する対応をとらえて、
 「あなたが『タブー』視された、ということはこれまでの発言と行動にいかに影響力が
あるかの証明ですよ」
 と言っていた。
 私に影響力があるかどうかは別にして、クビとなる過程においてやその後に厚生省が提供
してくれた情報を、集団心理学そして精神分析学を用いて分析してみると、興味深い結論が
導きだせた。また第三者として自分自身を診ても、自分で言うのもおかしいが、結構、分析過程
には笑えてしまう。

//////////////////// 講談社発行 ///



324 :名無しさん@3周年:2013/01/03(木) 12:51:20.33 ID:C1StDuza

「殴る蹴るの暴力を毎日受けました。精神がおかしくなり、何度も海に飛び込もうと思いました」。
護衛艦「しらゆき」の元乗組員


        __            __             母さん こんなとこきとうはなかった。 国民ナンバー制度導入で
      / ☆ \        / ☆ \   O―~,    
      ヽニニニノ       ヽニニニノ    || ● |
      |(●) (●)      /(●) (●)\ ||―~'    株ニートまで徴兵されるとは夢にも思いませんでした!
   /ノ| (__人__) |   /^):::⌒(__人__)⌒:: ヽ
  /^/ .|  `⌒´ |   / / |    `⌒´    |
 (  ' ̄ ヽ   _/ヽ (  ' ̄\      _/
   ̄ ̄| = V // | |   ̄ ̄| = ̄ //  | |
     |   // | |     |   //   | |



325 : ◆kxOQ4peRO6 :2013/01/05(土) 17:40:00.80 ID:N/Ma9afO

 
/// 「官僚という人種」と「ヒマなし人間」 27 ///////

 タテマエは集団を、ホンネは個人を優先させる。精神分析では、「個人」とは人間そのもの
なのである。個人を中心として物事を考えるようになれば、たちまちマインドコントロールは
効かなくなり、自分の置かれている環境に「いらだち」を覚えるようになるはずだ。
 「いらだち」を感じることでこそ、日本の制度の本質を知ることができ、「労働する人間」
こそ人生だ、という教えにも疑いの心を持てるようになる。「いらだち」という刺激は、
「ヒマなし生活」のサイクルから脱するきっかけとなる。その結果、休息を楽しくする術を獲得し
「優雅な生活」を送ることができるようになるのであれば、こんな素晴らしいことはないはずだ。

/////////////////////// 1997年刊 ///



326 : ◆kxOQ4peRO6 :2013/01/06(日) 16:53:30.49 ID:E0hGYtdC

 
//////// 「お役所の精神分析」 ///

 宮本政於著 「お役所の精神分析」
 1997年3月 講談社発行
 ISBN: 9784062086387

http://www.amazon.co.jp/dp/4062086387
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4062086387.html
http://books.rakuten.co.jp/item/866680/

/// 1997年講談社発行 ///////



331 : ◆kxOQ4peRO6 :2013/01/15(火) 21:29:01.21 ID:DZExisON

 
/// 官僚たちの困った精神構造 5 ///////

  「官僚の十の原則」

 この薬害エイズの問題について、内容を知れば知るほど、厚生省に限らない日本の官僚制度の
問題が浮き彫りになってくる。
 そこで私なりに問題点を分析してみた。すると、問題点は十の項目に集約することができた。
また、これらの問題は相互に複雑にからみあっている。当然のこと、社会心理と精神分析学の
観点からも薬害エイズ問題に切り込んでみたのだが、そこには日本の国民の教育システムによる
「心理的な去勢」があり、その結果が薬害エイズ事件にまで影響していることも発見できた。
 私は官僚制度の実態を包み隠さず語る人間、そん々評判を得ている。そのおかげでなぜ薬害エイズが
日本の官僚制度の問題を集約しているのか、それが文部省主導の「心理的な去勢」教育とどのように
結びつくのか、たまたまそれらを外国の報道関係者、外交官たら、アメリカ政府関係者たちに
説明する機会があった。

// お役所の精神分析 ///



332 : ◆kxOQ4peRO6 :2013/01/18(金) 22:14:45.84 ID:5NBp+xiU

 
/// 官僚たちの困った精神構造 6 ///////

 ここではそうした話の内容を紹介することで日本の官僚制度の問題点を指摘していくことにしたい。
まず官僚制度の十の問題点とは何であるかを示すことからはじめよう。これらの問題点は「官僚の
十原則」と位置づけることもできるだろう。

一 事実を追求することより、厚生省という組織の調和のほうが大切である。
二 官僚制度の本質とは国民の保護より業界の保護にある。
三 「継続性」を大切にする官僚的な発想が今回の悲劇を大きくし、また非加熱製剤から加熱製剤への
転換がこれほど後手にまわったことは、官僚制度の危機管理能力の欠如を示している。
四 官僚制度に根づいた「年功序列」は、上司や先輩を批判することがむずかしく、問題が起こった
場合、問題点を曖昧にするだけでなく傷口を大きくする。
五 日本的意思決定、すなわちコンセンサス志向で動く官僚制度ではリーダーシップをとることが
できず、しかも物事がうまく行かなかった場合、その尻ぬぐいは国民がすることになる。すなわち
日本の行政は国民を中心としたシステムではない。

//////// 宮本政於著 ///



333 :赤尾丼:2013/01/18(金) 22:40:00.96 ID:QHAL4Xm8

摂津水都信金の元支店長が顧客預金着服=213万円、懲戒解雇―大阪
8月26日(金)19時04分配信時事通信
 摂津水都信用金庫は26日、元本部副部長(58)が、島本支店(大阪府三島郡)の支店長当時、1人の顧客の預金と支店内会費、合わせて213万5000円を着服していたことがわかったと発表した。



334 : ◆kxOQ4peRO6 :2013/01/20(日) 21:18:20.62 ID:23j1SdBK

 
/// 官僚たちの困った精神構造 7 ///////

六 「天下り」が存在することにより、規制が温存され日本社会に変化をもたらすことがむずかしく
なっている。天下りした人たちの任務のひとつに、規制を維持するための番犬という部分がある。
七 官僚たちは「情報は力」であることを見抜いている。だから日本では納税者である国民が
情報を求めてもひた隠しにしようとする。
 すなわち、官僚は主権在民という憲法の基本を忘れ江戸幕府の侍の感覚で、国民とは年貢米、
これを現在では税金と呼ぶが、それを搾り取る対象でしかなく、国民には官僚制度に蓄積された
情報など知る権利はないと思っている。
八 個人に自由を与えず権利意識を持たせないためには、去勢教育が重要となる。
 人間は心理的に去勢されてしまえば、逆らわないし、反抗もせず、みんな一緒に群をなすことを好み、
文句も言わず、しかたがないとあきらめるようになる。このような状態がつくられてしまえば、
だれも官僚制度を改革するような行動に出なくなる。

////////////////// 1997年刊 ///



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2013年1月21日採取



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