ご近所さんと東海北陸自動車道各務ヶ原ICから、
ひるがの高原に向かう .....
車窓からのまばゆいばかりの新緑のグラデーションに
心躍らせながら車を走らせること45分、高鷲ICに到着、
そこからR156を飛騨方面へ。
海抜1000mのひるがの高原はこれから春を
迎えようとしていて、白山山系の残雪を背景に
薄黄緑の葉が眩く美しい風景をかもし出していた。
途中、R156沿いの分水嶺公園に立ち寄る。
公園にある岩を境に、大日岳を流れ落ちてきた水が、
右は庄川となり日本海に流れ、左は長良川と
なり太平洋に流れ込むのだそうだ。
この公園からほどなく、ひるがの高原に到着した
ひるがの高原の水芭蕉は156号沿いに分布し、
ひるがの高原スキー場周辺に一番大きな群生地がある。
以前この地を訪れたことがあるが、分布しているとは
知らなかったので、分布場所をあちらこちらと観て回る
水芭蕉は寒冷地の植物で、ひるがの高原は分布地の
南限に近く、この高原に生息する水芭蕉の特徴として、
葉っぱに黒っぽい斑点が観られるそうだ。
遅い春を迎えたひるがの高原では、水芭蕉、コブシ、
桜が一斉に春の彩を添えていた。
高速を避けて旧道を走る帰り道、
長良川源流夫婦滝の看板を発見!
車を降りると100メートル程先に仲良く並んだ2つの滝が
見える。落差80メートルといったところか。
近くまで行くと小鳥のさえずりと、つきることない滝の流れの
マイナスイオンにつつまれ気分爽快となる
滝の傍の老木の根が大きな岩を抱え込むように支えていた。
まさに自然のなせる業
郡上あたりまで戻ると鯉のぼりが川を渡すように泳いでいた。
鯉のぼりは元来江戸時代に武家で始まった行事で、中国の
故事で黄河の急流にある竜門と呼ばれる滝があり、
この滝を登りきった魚は竜になることが出来たという事に
因んで鯉の滝登りが立身出世の象徴になったらしい。
登竜門という言葉もここからきていそうだ。
明日から5月、こどもの日も近い。