Mon petit journal(モン プチ ジャーナル)

日常のさりげないひとコマ、心を動かした出来事を気ままに綴っています。

対象を愛する

2008年07月30日 | Weblog
「仕事の対象(モノであり、人であり)を愛する。
そうでないといい仕事はできない。」

先輩から聞いた話。
先輩もまた、かつてある人からそう話してもらったのこと。

本当にその通りだなあと実感する
仕事があった。
残念ながら今回は悪い方向での実感。

好きになったからこそ
「ああしよう」「こうしたい」とアイデアも
生まれてくるに違いない。

単純に考えても、好きになればなるほど
そのモノや人のことを考える時間が増えるもの。
たとえ短い時間であっても
深くそのことについて考えるもの。

これからの私は、
どれだけ対象を愛していけるかな。
できるだけたくさん、でありたいけれど。

繋ぐ

2008年07月30日 | Weblog
大丈夫だよって手を握ってもらうこと。
がんばれって背中をさすってもらうこと。
頼りないけど遠慮がちに指先だけを繋いでいること。

相手の気持ちが見えていたら
それがほんの一瞬でも1秒の半分でも
自分が守られているって
同じ方向を向いている人はいるよって
「安心」に胸を預けることができる。

不安な24時間のうち、ほんの一瞬だけホッとできる。
そんな瞬間に涙が出そうになった。

生きているからこそ感じられる人のぬくもり。

そして…
亡くなった人もきっとその温もりを
おいていっていると思うけれど。
そしてそのぬくもりに気づいた人にだけ
見えない手を差し伸べて天国に行く前に
微笑んでくれていると思う。

同年代の素敵な女性が亡くなった。

まだきっと温もりをたくさんの人に
振る舞いながらそのへんで微笑んでいるはず。

人が生きた証を繋ぐ。
残された私たちの大きな宿題。


夏越え

2008年07月27日 | Weblog
暑い。
去年よりも暑さを感じているのは私だけ?

数日前は昼間、日差しにさらされていたせいか
夜になってバテてしまった。
吐き気とだるさ。
これが本当の「夏バテ」なのかなあって感じ。

幸いそのと1日だけでおさまったけれど
年々暑さや寒さに対する適応力は
落ちていってしまうんだろうな…。

元気を出そうと「ウナギ」でも食べようかと
思ったけれど、高い!
土用の丑の日が終わったから
少しはマシかと思ったけれど
うーん、ちょっと手が出ない。

まだまだこれからが夏本番。
無事、夏越えできるよう、がんばらなくっちゃ。

読後の涙

2008年07月24日 | Weblog
久しぶりに本を読んで涙してしまった。

「食堂かたつむり」という小説。

失恋が元で声が出なくなってしまった主人公(25歳女性)が
故郷に帰って、得意の料理の腕を生かして開いた食堂かたつむり。
そこで起こる日々の出来事を静かに書き連ねた物語。
どうしても好きになれない母親との確執も描かれているけれど
食べ物に対する温かな気持ちがわいてくるお話。

涙が出たのは、食べ物への想いと
母親との関係の展開にグッとくるものがあったから。

あんまり書くとこれから読む人の
楽しみを奪ってしまうので…
でも、夏場は体調もアップダウンが激しいから
食べ残ししてしまいがちだけど
「可能な限り、食べ物を大事にしよう」と思った。






我を通す

2008年07月23日 | Weblog
私もたいていキツイと言われてきたけれど
「我を通す」という意味では
それほどでもないかもなと思ってしまった。

今日の後輩の発言。

自分の意見を通すために
話の進め方が「いかにも」って感じ。
ゴールが見えていてそこに向かってしか
溝が掘られていない状態。
そりゃ、溝を走ることしか知らない
若いボールは溝を転がっていくしかないよ。
でも、悪いけどそれなりに年齢を重ねた人間は
溝の外を転がっても進めることは知っているし
溝の外の道が意外に面白いことも知っている。
仮に向かうゴールが同じだとしても。

人の姿を見て自分を戒めるという点では
おおいに役に立った。
けれど、人の意見をフェアに聞くということを
後輩には伝えることができなかった。

まあ本人のキャパとか人間性とかもあるのだけれど
「その意見は違う」ではなく
「そのやり方は違う」とうまく伝えるのは難しい。

大阪風にいうと
「相手がアホであればアホであるほど」…ね。
あ、言っちゃった!

その道

2008年07月21日 | Weblog
ようやく映画「ザ・マジックアワー」を
観ることができた。

好きな俳優さんが出演しているという理由だけでなく
面白い作品だった。
コメディー部分ももちろん三谷幸喜さんの
魅力全開だったけど話が進んでいくにつれ、
特に終盤では、主役を通して
三谷さんの映画に対する敬愛の情を感じた。

「俺は映画屋だ」と言い切る主役のセリフ。
「(成功した理由は)自分の力ではない、
いいスタッフに出会えたこと」という老俳優の言葉。

映画宣伝のためにあらゆる取材を受けていた三谷さんに
バッシングっぽい記事もあったようだけど
映画を観たら「スタッフの仕事をみんなに観てもらいたい」と
言っていた言葉の意味が急に重みをもって感じられた。

その道のプロとしてひたすら歩んできた人たち。
これからも歩んでいく人たち。

自分も「いいスタッフ」と仕事をしたいと思う。
そして誰かの「いいスタッフ」でありたいとも思う。
レベルを落とすのは簡単。
キープ、そしてできることなら少しでも自分を高めたい。


気配り

2008年07月19日 | Weblog
転職前にお世話になっていた人が
転勤になり送別会に呼んでもらった。

同じく転職組を含む後輩たちの
気配りがすばらしい。
新しく他社に入ったというメンバーも
初めて挨拶する私にも同様に
気をつかってくれる。
こういうのを教育(指導?しつけ?)が
行き届いているというんだろうか。

お酒一杯注文するのも
料理を取り分けるのも
話をするのも… 
何1つ不愉快なことなく、楽しむことができた。
きっと写真におさまった私は
なーんにも考えてない笑顔のはず。

写真すら撮られることがイヤだと思う
宴会とは大違い。
久しぶりに楽しい宴会だった。

運がいい

2008年07月17日 | Weblog
仕事で出かけた自然の中で
同行者が偶然見つけた
ヤゴからとんぼが生まれた(脱皮)した瞬間。

雨が心配される天候での強行だったけど
ポツリとくることもなく
仕事は進み、
このとんぼを見つけた瞬間のように
他の美しい光景にも出会った。

運がいい。

仕事を進める上で、絶対にこれは関係する。
天気、人との出会い、偶然見つけた面白いモノ…
そんなオーラをもっている人間とそうでない人間と。

運も実力のうち。
そう信じたくなるような1日だった。

ショートフィルム

2008年07月15日 | Weblog
1つのテーマに対して5人の監督がつくった
ショートフィルムを観た。

当然のことながら今の日本映画界を代表する監督たち
それぞれ個性が溢れ、甲乙は観る人の好みによって分かれる、と思う。

でもおそらく互いが互いの力を意識し、
ショートフィルムという限られた世界の中で
存分に(いい意味で)遊んでいる感が出ていた。

定まった条件の中での創意工夫。
短くても胸はって「どうぞご覧ください」という
気概に溢れ、観た人の胸に何かを確実に残していくプロの仕事。
静かな90分だったけれど
今、自分の胸に響く時間だった。

仕事の道具

2008年07月13日 | Weblog
ギタリストCharのDVDを観た。
めちゃくちゃカッコイイ。

子供の頃からギターの演奏をしていたそうで
今や世界のミュージシャンにも通用するその技術。

ギターが身体に吸いついているようにみえる。
なめらかな音。

ギターを「仕事の道具」と言うのは失礼な気もするが
職人さんが何年も使い続けている
大切な道具のようにもみえてくる。

私は仕事で「道具」を使うことはないけれど
周囲に「道具」を使って仕事する人たちはいる。
そして考えてみると…
やっぱり仕事のできる人というのは
その道具を身体の一部のように
使いこなしているように思える。