汝よき謀計をもて戦闘をなせ、勝利は謀者の多きによる。
箴言二十四章六節
あなたは巧みな指導によって戦いをするからである。助言者の多いところには救いがあるからである。
箴言24章6節
人生の門出を祝う言葉を聞くときにわたし達は大きな影響を受けます。
それがとても信頼出来る人からであればその助言を一生守り抜いて行こうと決意することでしょう。
助言者の多いところに救いがある事を認める必要があります。
あなたがこれから人生の戦いに於いて勝利者となる為に助言者は一人だけでなく、多種多様な特技や特質、幅広い知識を収めた多くの助言者が必要です。
それら助言者の一人一人と真剣に向き合い真の友とすることが出来ればあなたに刃向かう敵に怯える事はなく将来の計画を成功に導く事が出来ます。
数多くの助言者の中から自分が良いと思う助言を真剣に考慮し決定する事が必要です。
親がすでに進むべき道を決めていたからと言い訳をして自己決定権の放棄をしないようにしなければなりません。
自分が失敗したのはあの人が悪いからだなどと自分を慰める事のないようにしてください。
あなたはとても回復が望めない重い病気にかかっているのであと半年の命でしょうと一人の医師から宣告された時にどうされますか。
回復の見込みがないのであれば仕方がないとあきらめてしまいますか。
多くの人は一人の医者の言葉だけを信じて生きる望みを全く捨て去りますか。
そのような重大な問題を何の迷いもなくだれとも相談することなく決定しますか。
自らの命が尽きるのをただ待つだけの生活を日々送るだけで満足しますか。
いいえどこかに救いがないかと必死になるのではありませんか。
最低でも二人、三人からなる医者の診断を受け自分が納得出来る医者を探しだそうとされるのではありませんか。
セカンドカウンセリング。
重篤な病気にかかった時だけでなく、どんなに些細と思える病気でも私たちは幾人かの医師に相談するのではありませんか。
人生を左右するような岐路に立った時だけでなく、どんな時にでも助けを与えてくれる人が身近にいるととても心強く感じます。
私たちの周りを見渡せば多くの助言者を見つけることが出来ます。
その中から最大の益を与えてくれる助言者を得るように致しましょう。
探し続けているうちにあなたの病状と同じ患者を幾人も救う事が出来た医者の存在が明かされるような朗報が飛び込んで来たときにあなたはどうされますか。
あなたはそれがたとえ数百キロ離れていたとしても、あるいは数千キロ離れた外国にでも直ぐ駆けつける手段を講じるに違いありません。
つまりその医者の助言を聞きそこに救いを求めるのではないでしょうか。
とてもむつかしい手術ですが回復する可能性はありますと、手術成功の可能性がとても過小であることを告げられたとしても喜んでその医者の手術を受けようとされるのではありませんか。
なぜですか?なぜならほかの医師はあなたを救うことが出来ないからです。
今あなたが抱えている問題、悩みはどんな症状であると判断されていますか。
もしも危篤で絶対安静と判断されていたとしても救いがないわけではありません。
必ずあなたが抱える病状を解決してくれる助言者がいることを確信してください。
そしてその助言者を探し求めてください、必ず見つかります。
なんぢら我に学びしところ、受けしところ聞きしところ、見しところをおこなへ。
ピリピ四章九節。
あなた方が私との関係で学び、また受けたり聞いたり見たりした事柄は、これを実行しなさい フィリピ4章9節。
人生の良い教え手は沢山おられます。
あなたの教師はどんな影響をあなたに与えましたか。
その教えにつき従うべきですか。
それともその教えを退けるべきですか。
いずれにしてもあなたが下した決定はそれから生じる結果をあなたは買い取らなければなりません。
まさしくその時を境にしてあなたの人生は大きく変化していく事になります。
それはあなただけでなく、あなたを取り巻くすべての人々、お父さん、お母さん、兄弟はもとよりすべての人々の生活を一変するほど大きな影響を与える事になります。
ところで良い教師とはどんな人だと思いますか。
学校の先生だけではありません。
隣のお爺さんやお婆さん。
隣に座っているお友達も。
あるいは弟や妹のようにあなたよりはるかに年の若い人も立派にあなたの教師としてよい教えを与えてくれます。
では良い教え手をどうすれば見出すことができますか。
先ずあなたのご両親に尋ねてみるとよいでしょう。
きっとよい教え手を探すためのヒントをたくさん与えてくださるに違いありません。
なぜならご両親は現在のあなたが直面している問題やあなたが生まれて今までに経験した事柄すべてをご存じであり経験者でもあるのです。
そしてこれからの見通しもほぼ間違いなく読み取ることが出来るに違いありません。
なぜそのように断言できると不思議に思われますか。
なぜならあなたのご両親は間違いなくあなたよりはるかに長い時間をかけて経験してきた事柄で失敗も成功も味わって来られたからです。
ところで上記の、我に・・私との・・と述べているのは誰のことですか?その答えを次の聖句から調べてみましょう。
然ばかれらはエホバてふみ名をもちたまふ汝のみ全地をしろしめす至上者なることを知るべし 詩篇83編18節(文)
人々が、その名をエホバというあなたが、ただあなただけが全地を治める至高者であることを知るためです。 詩篇83編18節(新)
ここに記されているエホバというお名前は今日20億人以上の信者を有するキリスト教の信者が救いを求める時にいつも口にする神様のお名前です。
しかし今日敬虔なクリスチャンと呼ばれている人々、彼らの中にはただ神様とだけ祈りそのお名前さえ知らされていないのが実情となっています。
あるいは真の神のみ名を知ろうとさえしない信者の方もおられるかも知れません。
しかし一般のクリスチャンと呼ばれる人々がその責任を問われるのではありません。
事実彼らの多くは神様にお名前があることを教えられていないのですからそのお名前で祈りを捧げたり、お願いをすることが出来ていないのです。
このように真の神エホバについて教えられていない人が幾億、幾十億人もおられます。
いま迄に述べてきたそれらの人達の中にもあなたに数多くのすぐれた助言や励ましを与えてくださる方がおられるのは間違いありません。
しかし、ここに述べられている聖書の神エホバにその解決策をお願いしてみてください。
必ず良い結果を刈り取ることが出来ます。どのようにお願いして良いか分からない方は作者にお尋ねください。
あなたが人生において真の成功を勝ち取る事が出来るように切に願います。
登校拒否
自己を人と異にする者はおのれの欲するところのみを求めてすべての善き考察にもとる
箴言18章1節(文)
自分を孤立させる者は利己的な願望を追い求める。その者はあらゆる実際的な知恵に逆らって突き進む。
箴言18章1節(新)
登校拒否を選ぶ若者の多くは、現代社会の複雑な影響がもたらす試練、圧力に耐えることが出来ず、自分だけの世界に安らぎを求めてたくなるかも知れません。
しかし、その事は決して害のないものだとは言えないのです。
家でただ寝転んでいるだけだから・・本当にそうですか。
では、あなたは空気を食べて生きているのですか?
あなたが寝ている寝具、身に付けている衣服、食料などのすべてはあなたのご両親の働きによって賄われているのではありませんか。
あなたが住んでいる家、これらすべてはあなたのご両親あるいはどなたかが一生懸命に働いて得られた収入によって維持されています。
あなたがまだ学生であればあなたの働く場所があります。
それは学ぶことです。
テレビゲームをしているだけだから。
どんなゲームを楽しみとしていますか。
テレビゲームが私たちの生活に入り込んできた時にはテニスや将棋など一般的にはまだおとなしいものでした。
しかしそれは束の間の事で瞬く間に宇宙人が乗っている空飛ぶ円盤を打ち落とすインベーダーゲーム。
西部劇に出てくるカウボーイが拳銃を用いての乱闘シーン。
果ては戦国時代の戦争ゲーム。
ドラゴンボールなど騒がしい音が頻繁に流れてくるもに多くの若者はおろか一般社会人までが夢中になって遊んでいました。
今日では果てしなく、ありとあらゆるいかがわしいものが氾濫するようになっています。
あなたに残されている大切な時間を虚無のために捧げて良いでしょうか。
あなたのご両親はそのことを喜んでおられますか。
あなた自身はそれらのゲームからどのように益が得られましたか?
ただ時をむなしく過ぎ去らせただけにすぎないのではありませんか。
貴重な青春時代を・・
学校でいじめにあっているから。
勇気をだしなさい。
そしていじめがどんな影響を自分に与えているか大きな声で叫んでください。
そうです、遠慮する事はありません。
ホームルームなどの授業でいじめに関する議題を提出して下さい。
最近の傾向として嘆かわしいことではありますが、先生が見てみぬ振りをしたあり、あろうことか先生までがいじめっ子の仲間入りをしているのが時々報道されています。
どうすれば良いでしょう。
信頼している担任の先生がそのようにしているのであれば教頭先生や校長先生に訴えてください。
それでだめであれば両親と共に自分の身近で相談に乗れる人と共に教育委員会や警察に相談してください。
それでも駄目であれば新聞社やマスコミに投稿してください。
あなたやお友達に関する問題をここまで発展していけば当然社会問題として大きく取り上げられる事になりますのでそれだけの覚悟も必要になります。
しかしここで臆してはなりません。
最近の傾向として自分で解決できない生徒が自殺をしているのです。
決して自殺という逃げ道を探さないでください。
自分の果たすべき道を投げ出したり、逃げたりせずに勇気をもって行動して下さい。
登校拒否など逃げ道を探し求めている限り、一生人生から逃げ続けなければなりません。
あなたに是非とも勝利者になって欲しいと願っています。
英才教育
鐡は鐡をとぐ、斯のごとくその友の面を研なり。
箴言27章17節
鉄はまさしく鉄によって研がれる。同じように、ひとりの人が他の人の顔を研ぐ。
箴言27章17節
新聞記事で印象深く焼きついているものがあります。
自分の子供に英才的な教育を施し(小学高学年の年齢の子が飛び級で大学を卒業し、大学院に入校)と言うものでした。
あなたはどのように考えますか?
今の社会では一般的に、うらやましい、りっぱな親だと賞賛されるかも知れません。
ここで少し動物の世界を覗いて見ましょう。
ライオンでも虎でも、白鳥でも、どんな動物でも良いのです。
彼等は子供の時にお互いにじゃれ合い、喧嘩をしながら成長していきます。
その中で(ここまでは良いが、これ以上傷つけると相手に取り返しのつかない深手を負わせる、あるいは殺すことになる)生存絶対条件の基本を学びます。
私達人間の成長も同じ事が言えるのではありませんか。
親子二人だけの学習では現代の子供たちが抱える悩みや苦しみ、そして喜びなどの実体験に伴う貴重な情報、経験を得ることが出来ません。
これは子供の時だけに経験できる貴重な財産と言えます。
限られた空間、狭められた範囲だけで学ぶ英才教育からはこの財産を得ることは不可能と言えるでしょう。
長い人生ではほんの少し回り道をするだけで良いのです。
そこにお金では買えない莫大な財産を手に入れるチャンスがあります。
これがどれほどの貴重な宝であるか一つのたとえで考えてみましょう。
現代の日本で真珠の養殖が行われるようになって以来真珠がそれほど高価な輝きを放つことはなくなりましたが高価な真珠は一昔前までサメなどから襲われる危険のある深い海の底でしか得られませんでした。
どれほど高価かと言えば真珠一個で家を買えるほどです。
幼少期から大人になるまでの期間に遭遇する悩みや問題点を解決する努力を払うのはまさにサメがうようよ泳いでいる海の中を真珠を求めて潜るのにたとえる事が出来ます。
まさに英才教育を目指している人々は決して得る事の出来ない貴重な経験を失っています。
人生での回り道の中で得られる数多くの友人、その中から生まれる真の友情、そして問題に勇敢に立ち向かうあなたの努力は将来のあなたにとって強力な味方、いわば財産となります。
飛び級を非難しているわけではありません。
少年の成長をその年齢に応じたその時期にしか得られないものを提供してあげたいとの願いのもとに書き記すことにいたしました。
青年に
少者よ汝の少き時に快楽をなせ、汝の少き日に汝の心を悦ばしめ、汝の心の道に歩み汝の目に見るところを為せよ、但しその諸々の行為のために神汝を裁きたまはんと知べし。
伝道の書11章9節(文)
若者よ、あなたの若い時を歓べ。若い青年の日にあなたの心があなたに良いことをするように。そして、あなたの心の道に、あなたの目の見る物事のうちに歩め。しかし、それらすべてのことに関して、まことの神があなたを裁かれることを知れ。
伝道11章9節。(新)
若い時の楽しみはまさに無尽蔵と言えます。
時間と体力を用いてどんなことでも実行しそれを叶える為のチャンスと能力を最大限に活用することができます。
人生はバラ色と言う言葉を聞かれた方もおられることでしょう。
明治、大正、昭和とこの日本は戦争に明け暮れていました。
昭和の初期からは特に大東亜共栄圏なる構想のもとに日本の軍隊はお隣の中国や韓国を占領し、あまつさえアジア全体に及ぶ支配権を確立しようとでもしていたのでしょう。
南はオーストラリアにまで進攻し破竹の勢いを諸外国に顕示していました。
しかしこの二度目の世界大戦、日本で言う大東亜戦争もしくは太平洋戦争は昭和20年8月15日に無条件降伏で終戦を迎える事になりました。
占領軍の先兵となり南方に派遣され一時は破竹の勢いを見せていた軍人の多くも内地からの食糧、弾薬などの補給が途絶え栄養失調、体力の衰退など様々な要因からマラリアやコレラに悩まされ餓死寸前まで追い詰められて行きました。
そうした状況下で多くの将兵は大東亜共栄圏と言う崇高な目的が偽りであることを知り前途の見込みを失いました。
もはや戦いの正当性を失い自分たちの行動が単なる侵略戦争でありアジア民族の代表者でもなく略奪者としての汚名を着せられる事に羞恥心を隠すことも出来ず、ある者は洞窟の中で手榴弾自殺、別のものは集団自殺で弾劾絶壁から飛び降りてけじめをつけて行きました。
南方諸島から遠く離れた極寒の寒さと飢えと凍傷で身体の一部を失い凍え死に寸前まで痛めつけられていた北方戦線での戦争に徴兵されていた若者達も、満蒙開拓団の若者も、そのほかに数え知れないほどの一般人が続々と引き上げ船で帰国してきました。
国敗れて山河有り。
復員した人々も内地(日本国内)に居た人々も戦争が終わったので美しい山河で復興の道にさあこれからと考えていましたが彼らが故国で目にしたものはただ廃墟そのものでした。
アメリカ大統領以下閣僚たちの考えは日本の市民は皆兵であるので都市などはすべて焦土化させる体制を敷きすべてを殺戮するための作戦を繰り返していました。
その攻撃の仕方として時の大型爆撃機B29は空一面に広がり地上は真昼でも暗闇と思われ次から次へ焼夷弾が落とされ婦女子でも容赦なく戦闘機によって殺されて行きました。
聞いたことがおありだと思います。
日本の都市から都市は絨毯爆撃を受け焼土となり果てていたので帰還兵や疎開者たちはなすすべもなくたたずむだけで御座いました。
十代前半である年若い皆さん、そのような故国にあなたの年齢ですでにお国の為に命を賭けて戦っていた少年達が若者となり故郷に帰ってきました。
そこで目にしたものはまさしく廃墟の山です。
さて、あなただったらどうしますか。
お国が悪い、親が悪い、隣組が悪いとののしりますか。
愚痴と非難を繰り返すだけでは先に進むことも出来ません。
兎に角先に進もう。
戦後の若者達はそのように考え行動しました。
あなたも同じように考え、行動して見ませんか。
きっと素晴らしい人生を送ることが出来ます。
明るい未来をあなた自身で切り開くことが出来るのです。
しかし何事かを考え、行動するとしても、{それら すべての事に関して、まことの神があなたを裁かれることを知れ}との言葉を深遠に受け止めなければなりません。
何かを行う時にはその結果を自分で負わなければならないのです。
親が、教師が、社会が悪いのだと言い訳をして自分の責任を言い逃れる事は出来ないのです。
戦後、若者はそのどん底の生活から経済大国日本を築き上げる事が出来ました。
人々は躍進的な発展を見て、あふれる希望と喜びに満ちる生活を送ることが出来るようになりました。
その若者は誰ですか、あなたのお父さんかも知れません。
あるいはお祖父さんかもしれません。
彼らは戦後を振り返って短い言葉をつぶやく事があります。{なにもなかった・・}と。
あなたは今どんな環境に置かれていますか。
今日この日本において国民多くは、快適な家、栄養豊かな毎日の食事、自分好みの衣服を身に着ける事が出来ています。
それは戦後の若者が、その時代を生き残った人々が死に物狂いで働いてきた結果なのです。
追いつき追い越せ!
戦後復帰を成し遂げた勇敢な人々の合言葉です。
戦後の日本経済を立て直すため当時の若者は言い訳をしません。
言い逃れをしません。
高度経済成長を成し遂げる事が出来たのは国民全体の勤労意欲の賜物なのです。
さあ、これから先はあなたが真剣に考えるべき時が来ました。
今あなたが置かれている状況は戦後の若者と比較することは出来ません。
何もなかった状況とは打って変わり今では望むのであればほとんどすべてが手に入る時代となっています。
自分の道を自分で決める事も出来る時代です。
どの道を進むにしてもその結果は自分で刈り取ることになることを自覚して下さい。
自分にも他の人にも褒められ賞賛される道を歩まれることをお勧めいたします。
最終的にあなたが人々から称賛され、自分を喜べる者となられるように願います。
仕事
汝その業に巧なる人を見るか、斯かる人は王の前に立たん、かならず賤者の前にたたじ。
箴言22章29節(文)
あなたは自分の仕事に熟練した人を見たかその人は王たちの前に立ち、凡庸な人たちの前には立たない。
箴言22章29節(新)
人はやがて必ず成長し、一人立ちの時期を迎えます。
今まで親や兄弟、教師から知識、経験など、数え上げることの出来ないほど多くのものを戴いてきました。
しかも、あなたはそれを今まで無償で受け取る事が出来ました。
しかし、これからの生活が良くなるか悪くなるかはあなた自身の働きによって決まります。
ここ数年、いえ、もっと以前から若者たちの間ではフリーターと言う新しい言葉が流行語のように定着しているようです。
実際、フリーターとはなんですか?
いかにも、かっこよくこの言葉が流行っているようですが、すでに老年に達した私にとってそれらの新語は定職無しの浮き草家業と考えざるを得ません。
あなたは、好き勝手にフリーターをしているわけではないと反論されるかも知れません。
では、就職活動を積極的に行っていますか。
自分が今置かれている生活を、自分で維持しておられますか。
つまり自分を養う事が出来ていますか。
自分を養うと言う事には深い意味が伴っています。
男性であれば、単に自分一人の食い扶持を繋ぐだけで良いと考えてはなりません。
やがてあなたは家族の頭として妻とやがて家族の一員となる子供たち、そして両親など年老いた人々も養い育てていく責任を果たさなければなりません。
女性であればその働きはある意味で男性以上を要求されることになります。
家族を養うに足る費用を計算してみましょう。
結婚して新婚家庭を気付くためには先ずマイホームの家賃が必要です。
今までご両親がそろえてくださった衣服も自分の費用で賄わなければなりません。
食料の調達もしなければなりません。
その他に電気、ガス、水道代、国民保険、国民年金保険(会社勤めは社会保険と厚生年金保険)。
その他必要経費だけで普通の会社勤めでは給料の大半というよりそのすべてが支払いに回されてしまいます。
あなたはフリータで家族を養う事が出来ますか。
その備えをして来られましたか。
確かに今は就職難の時代に突入しています。
しかし、どんな時代でも人が生きている限り自分の分は自分で賄う必要があります。
その必要を満たす為には働かねばなりません。
では、どんな職業を選ぶことが出来ますか。
そのための努力、訓練を学生時代にしてこられましたか。
若者の中にも少年期から、あるいは幼少期からさえしっかりした目的をもって将来の自分の職業を明確に目指しておられる方がおられます。
ほんの小さな時にサッカーにあこがれ世界的に活躍するプロへと進まれた人。
人間国宝の孫とされながらも自分独自の業を開発し先代に勝る意欲に燃えて新しい作品を生み出している人。
バレリーナー、作曲家、その他にも数多くのスポーツ競技で秀でた技術を磨きオリンピックで堂々のメダルを獲得した人々。
政経で重きをなした人など数え上げればきりがありません。
その中にあなたがいても不思議ではないのです。
挑戦して見られてはいかがですか。
今まで、若者になるまでそのような大志を抱いたことも、遠大なる夢を持ったこともないので自分には無理ですとあきらめないでください。
チャンスは無限にあります。
要はあなたのやる気次第です。
あなたの挑戦が成功し王の前に(日本では年頭に天皇陛下から様々な職業でその業に優れた人が勲章を受けられる機会が開かれています)立つことが出来るように願います。
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