Good toy Time2

おもちゃ選び、子どもとのかかわり方、保育に困った時、ちょっとのぞいてみてください。

【スフィアボール】 子どものイメージ

2019-12-15 23:48:38 | 日記
先日、甥っ子Kくん(1歳8ヶ月)とスフィアボールというおもちゃで遊びました。

★スフィアボール★

小さいボールが一瞬で大きくなる!マジックのように楽しくユニーク。アメリカでは優秀なトイの大賞や金賞に選ばれています。ミニスフィアは立方体と八面体が交差し合い多面体が出来上がり、それを「総体多面体」と呼んだものです。パーティルームのデコレーションにも。天井や椅子から吊るしてみると、部屋の中心的存在に。3つ揃えてジャグリング!外でみんなでキャッチボール!
赤い部分を持って広げたり閉じたりしながら、ボールの大きさを変えて遊ぶおもちゃです。

閉じているところ⇩


広げたところ⇩


まずはKくんの目の前でボールを広げてみました。
すると、私がボールを少しずつ大きくしていく動きに合わせ、前かがみになりながら…

「ず、ず、ず、ず、」と言葉を発していました! 効果音??(笑)

なんだ?なんだ?と思いながら、その言葉に合わせてボールを大きくし、私も一緒にその大きさのイメージに合わせて声をだんだん大きくしてみたところ、Kくん大興奮!!

最後、一番大きくなったところで、

ズーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!

と叫びながら、小さな両手を上にあげていました。まるで、トトロのワンシーンのようでした(笑)

その後、今度は小さくなる時には小さな声で…と試してみたら、これまた大興奮。最後、ボールが閉じる時には、正座のような格好で床に顔がつくまでかがんでいました(笑)

さらにその後、手を叩いたり、足をドンと鳴らしたり…。どうやったらこのボールが動くのか、まるで確かめているようでした。でも、何度か繰り返し遊んでいるうちに、気がつくと私の顔を見ながらそれを確かめていることがわかって…。

試していたのは、おもちゃに対する反応ではなく、おもちゃを動かしている私の反応だったのですね。こうして考えてみると、やっぱりおもちゃはそこにかかわる人そのものが遊びを豊かにしていくのだと感じます。

このスフィアボール、おもちゃの広場でも取り合いが起きるほど大人気!!

小さな兄弟と遊びにきてくれたAちゃん。私が持っていたスフィアボールを見せながら、「今からまほうをかけるから見ててね。1・2・3!」とボールを大きくする様子をママの近くでじーっと見ていました。その後、しばらくしてからスフィアボールを手に取り、赤ちゃんコーナーへ・・・。

「見ててね。今からまほうをかけるから。」と、かわいいふたごちゃんに、はりきって説明をしてくれました。



おねえさん、どんなまほうをかけてくれるのかなぁ…。じっと見つめるふたごちゃんたちがかわいい。

「ちちんぷいぷい、1.2.3!!」

おねえさんがまほうをかけると、ボールが大きくなりました。大きくなったスフィアボールを、はいはいの姿勢をくずさぬまま、しばらくじーっと見つめ、しばし固まるふたごちゃんたち…。その後、次はどこにいこうかな~と、再びはいはいの旅に出かけたのでした(笑)

他にも、こんな風に中に入ることもできちゃいます!



外で遊ぶ時は、空に向かって投げると、空中でパッと大きく開き、地面に落ちる時にバウンドをしながら小さくなる・・・という遊び方もできます。

言葉がなければ、ただの伸び縮みするボールですが、ボールの変化に合わせて言葉かけをかえるだけでとっても楽しいボールに大変身!!魔法遣いになったり、中に入ってみたり・・・。子どもたちは、いろいろな遊び方をしていました。

遊びを豊かにするのは言葉かけ♪一人ひとりの興味にあった言葉をかけていきたいものです。