タカシのB級グルメ日記

2024高知市納涼花火大会

皆美館の鯛めし(其の一)

2008-08-05 22:48:38 | グルメ紀行(島根・鳥取編)

正直なところ、今回の松江グルメ旅の本命は此では有りませんでした。
昨今の情報社会に於いても情報収集の限界をしみじみ感じました。
見た目で判断することの愚かさ、先入観に囚われた判断はいけません。
そんな次第で今回は「時系」で無く「感動の大きかった順」に書いてみようと思います。

しかし、この「感動を伝える事」が又、難しいんですよね。
拙い文章故、写真でなんとか誤魔化しながら行ってみよ~う。

宍道湖と言えば日本屈指の「夕日撮影スポット」ですがこの日は薄雲りに
加え湖面の波高く、撮影が目的だったら残念な条件だったでしょう。
私のばやいは専ら食べ物主体なので夕日よりそこに集う人間模様(大げさ)
に興味が有ります。

なので此方にもわざわざ立ち寄った訳で無く、ホテルから歩いて目的の店
に向かう道すがらだったのです。しかしその場所はとても綺麗に整備されて
いて「夕日」を観るだけに特化して行かれる価値は充分有ると思います。
具体的に申せば湖の大きさが丁度かな、湖面に浮かぶ「嫁ヶ島」と前方に
沈む夕日、そして撮影場所との距離感がとてもバランス良いと感じました。

もう一つの撮影スポットである島根県立美術館前の湖畔も通り過ぎ宍道湖
大橋の下をくぐると皆美館はもう直ぐ。

松江大橋から湖畔に面した建物が見えて来ます。




右手の一際、大きな建物が皆美館(みなみかん)ですね。

「江分利満氏の優雅な生活」や「居酒屋兆治」の作者である山口瞳氏
のエッセイ集「行きつけの店」に皆美館のことが書かれている。

【(略)・・・・・・その後、私はこんなふうに言うようになった。
「築地の吉兆ね、あそこへ行ったとして、目の前に大きな湖が開けていて、
一階に温泉大浴場があったらどうする? 皆美館ってそういうところだよ」
皆美館の板前が吉兆で修行してくる事を後になって知った。(略)】

明治21年(1888年)創業以来、数々の文人墨客に愛された松江を代表する
老舗旅館であるにも関わらず、予約をしなかったのは昼食に「鯛めし」だけ
頂ければ良かったので、是が非でもという気持ちでは無かった。
そんな調子で昼時を過ぎて訪ねた折、昼の営業は終了したところだった。
表で対応された係の方に『夜は予約しなくても大丈夫ですか?』とお聞きす
ると笑顔で『大丈夫ですよ』との事だったのだが・・・・・・


当日の夜(再訪)

係 『申し訳け、御座いません。只今満席となっておりまして。
  30分程お待ち頂くことになりますが』

私 『ハイ待ちます』

係 『ラウンジの方でお飲物等も御用意できますが?』

私 『ハイハイ』 (一見客になんと愛想の良いこと)

   ※此にはしっかり「落ち」が付いていたけど・・・・・・




お言葉に甘えて「ジントニック」を頂きながらしっかり松江のグルメ情報を
収集させて頂きました。こういう予定外の展開もまた楽し。





以下続きます。>>>




最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。