素直な心を求めて

一つの考え方にとらわれず、何が正しいかを考え、正しさに従う「素直な心」を自ら実践するとともに、その考え方を広く普及する

10周年を迎える清掃活動・・・明石公園

2009年05月31日 07時23分47秒 | Weblog
 21世紀の約一年前1999年12月に、初めてPHP友の会として清掃活動(クリーン行)を明石市で開始いたしました。以来、毎年5月、8月、11月に明石を中心に遠く大阪や京都からも参加して回を重ねて28回に達しました。

 清掃活動は、現在は各地で行われるようになりましたが、10年前には余り一般的ではありませんでした。この活動を最初に始めた牧野満徳さん(PHP大阪研究会)は、明石市在住の明石検定の第1回取得者でこれを活用して、清掃活動をしながら、案内して明石の様々な歴史を学んでもらう活動を目指しました。                     

 その結果、参加者数も当初は数人で行っていましたが、現在では20人くらいまで増え毎回新しい方々も参加されるようになりました。この日(5月24日)は、有名な巽(たつみ)櫓、坤(ひつじさる)櫓のある明石公園を中心に午前9時45分から約2時間、ゴミを拾いながら、牧野さんと観光ボランティアの方が説明する明石城の由来に耳を傾けていました。 
  
 様々なポイントがある中で、「連理のくすの木」を見つけました。説明書きには「このクスノキに人が通り抜けできるほどのリング状の「連理」の枝が見られます。一本の枝が重なり合って木目が通じ合って一体となった様子を連理といい、夫婦や男女の深く睦まじい契りのたとえで吉兆とされています」と書かれていました。

14兆円の中身をよく見てください

2009年05月30日 09時36分05秒 | Weblog
 麻生太郎首相が苦肉の策で提出し、昨日、自然成立した09年度補正予算案には、経済危機を乗り切ることが目的なのに、直接関係ない役所の施設費や費営繕が予算項目にある。官僚からは今回はいかなる要求も認められた、と。補正は大半が国債発行、過去最大の補正は最悪だ。

 与謝野財務相は「国債の追加発行額は10兆8190億円。民主党の長妻昭議員は「定額給付金よりもはるかに多いカネだ」と指摘。なかでも疑問は、公共事業費のなかの「その他施設費」という部分。09年度の当初予算では6492億円しか出費されていないものが、補正によって2兆8969億円も追加されているのだ。

 その中身をよく見ていくと、「裁判所施設費」として168億円、「法務省施設費」として870億円、「官庁営繕費」として204億円、「国税庁施設費」として44億円などなど、不可解な出費が目立つ。

 最も効果のある中小企業対策等はごくわずか、医療、介護、年金、少子化対策、エコ関連事業にどっと予算をつければ、国民も納得するものを、麻生さんはなぜ官僚任せの補正予算にするかわからない。恥を恥と感じない厚顔ぶりには愛想がつきた。
(一部夕刊フジの記事を参照)

またまた、首相の力不足を露呈~厚労省分割・再編

2009年05月29日 07時54分40秒 | Weblog
 麻生首相が指示していた厚生労働省の分割・再編(国民生活省と社会保障省)が、断念に追い込まれた。またまた、麻生首相の指導力が問われている。関係6閣僚が協議した結果、分割・再編のあり方で合意点が見出せずに、議論を解散総選挙後に持ち越し。ということは実質的に見送り。(幼保一元化等、関係省庁官僚・族議員の猛反対があったようだ)

 首相は会見で自らの提案にもかかわらず、「こだわっていない」等と弁明し、傍目にも調整力の乏しさを印象付けられました。10日前頃から、安心社会実現会議で例の渡辺恒雄読売新聞会長の発案を首相が採用したのだそうだが、またまたあのあの妖怪が動いたのかと、愕然。

 主体性のない内閣もここにいたって万事休すという感じである。そんな中で、14兆円にもおよぶ無駄遣い補正予算が、参議院で否決された後に、衆議院でまたまた自然成立。いったいこの内閣は何をやっているのか、とあきれかえってしまうばかり。

党首討論は静かにきけ!

2009年05月28日 09時06分06秒 | Weblog
 昨日27日の午後からの自民、民主の党首討論の総括をいたしますと、
 第一が、聞いている国会議員のマナーの悪さです。議員の人たちは何か勘違いしています。野次は時には当人への激励や反省にもなりますが、昨日出席者たちの野次はただのアホでした。国民として恥ずかしい・・・。

 第二は鳩山さんは結構いうべきことを言っているのですが、迫力が足りない。官僚支配の体制から国民主体の地方主権の政治に、とは言っていますが、なぜそうしなければならないのか、具体性が乏しかった。逆に麻生さんから官僚をいじめると、仕事をしなくなる、などと切り返される。しからば、その官僚はいかに国民と離れた無駄な仕事をしているのかと突っ込まなければ、思いは伝わりにくいです。

 第三は、麻生さんの発言は討論になっていない。政治と金の問題として西松問題を取り上げておきながら、では自民はどうするかの話が皆無である。補正予算を追求されると複数年で一年で使うものではない等と14兆円もの金を何に使うかが全く示されなかった。

 第四は、外交政策や国防の問題が殆んどなかったこと。世界は北朝鮮の核実験の問題に取り組んでいるというのに、外交の問題が殆んど触れられず、これでは独立国の首脳として心細くなった。

 第五に余りに時間が短すぎること。最低2時間は必要。もし毎週ないし10日に一回やれるのなら、最低1時間は必要である。

 まだまだ、年金、介護、医療の問題も聞きたかったので、消化不良の党首討論であった。

忘れ去られる諸問題。本日の党首討論に期待しています

2009年05月27日 10時41分07秒 | Weblog
国内外の問題というものは、次々と出てきては、解決もされずに、何となく忘れ去られていくもの、と最近は強く思うのです。

 昨秋のサブプライム問題からリーマンブラザーズの倒産はその後急速に世界同時不況をもたらし、今日までなお先が見えない状況が続く。国内ではその直撃を受けて、年末に多くの派遣切りや正社員の希望退職等で騒然となりました。

 未解決の後期高齢者問題や消えた年金問題は吹っ飛び、政界は渡辺喜美議員の自民の離党、2月は小沢党首の西松建設問題や中川前財務大臣が酔っ払い会見で恥を晒しました。3月は谷人事院総裁が人事権をめぐり甘利行革大臣と渡り合いましたが、その後どうなった?

 3月の年度内には定額給付金を、という麻生総理の思惑も外れて、未だに給付されていないところが多いですよ。4月は鴻池副官房長官がこれまた恥かしい愛人と新幹線で温泉旅行。4月27日、突如新型インフルエンザが国内に持ち込まれて神戸、大阪で大騒ぎです。

 5月にはすったもんだの末、鳩山新党首誕生、そして北朝鮮が愚かな核実験ときました。その間に、和歌山カレー事件や公務員の泥酔い追突で親子死亡させた事件への注目の裁判結果等、5月21日から始まった裁判員制度を前に新聞の記事も猫の目のように変わりました。

 さて、本日27日、、麻生太郎首相、鳩山由紀夫民主党代表が初の党首討論に臨む。それぞれの祖父、吉田茂、鳩山一郎両元首相の因縁でも注目される2人にとって格好の見せ場だが、衆議院選をにらんで、自民、民主両党の違いをはっきりさせてほしい。

 なんといっても、民主には「中央集権の官僚支配内閣から、国民主権の地方分権」に高級官僚等の抵抗を廃して行うと宣言してほしいです。自民は、これを上回る行革案がでなければ、潔く政権を交替するしかない。

日本もはっきりと主張せよ!

2009年05月26日 09時17分52秒 | Weblog
 昨日(25日)は、またまた北朝鮮がミサイルの発射に続き、2回目の核実験をしました。瀬戸際外交もこうたびたびしたのでは、「あぁ、またか」という感じですが、実際には世界を脅かす大事件です。

 これに対して、安保理では非難声明を出すといいますが、まだ出ていません。アメリカのオバマ大統領は「世界の平和と安全への重大な脅威であり強く非難する」と語り、そのうえで「北朝鮮の行動は北東アジアの人々を危険にさらすものだ。米国と国際社会は行動を起こさなければならない」として、対抗措置を検討する考えを示しています。

 日本の麻生首相はといえば、記者からの問いかけに対して、「私の限界を超えること」と、お手上げである印象を示しました。「あぁ、情けない」です。麻生さんは、きちんと公の場で「世界に対する挑戦であり許されるものではない。北朝鮮の愚行に強く非難する」と言ってほしかったでです。

しっかりしてくださいよ、麻生さん!

「人生七十古来稀なり」は少々やけになっての詩?

2009年05月25日 09時46分17秒 | Weblog
 60歳の定年と同時に還暦を迎え、老後の入り口に入ったかと思っていたら、次は「古稀」であるという。
 
 満70歳なら、まだ先であると考えていましたが、昨年の今頃、50年ぶりに開いた中学3年6組の同級会の幹事が、満でいえば現在は68歳だが、今年中に69歳になり、数えで70歳だからと、先日、郷里の秋田へ行った折に「古稀のお祝い」をしようと、5月16日(土)に秋田温泉「さとみ」という旅館に集合して旧交をあたためました。

 私たちが中学3年のとき、担任のA先生は28歳でしたから、いま80歳を越えてなお、お元気で先生からはなお学ぶところが多く、実のある古稀の会でした。

 古希の語源は、中国唐代の詩人『杜甫』の「曲江詩」の詩句にある「人生七十古来稀なり」に由来するというので、調べたら、その漢詩を見つけました。

             [曲江]

       朝回日日典春衣
       毎日江頭尽酔帰   毎日お酒を飲んで帰っては、
       酒債尋常行処有   そのお酒のつけが回ってくる
       人生七十古来稀   70歳まで生きるのは稀というが、

       穿花蛺蝶深深見   花や蝶や蜻蛉が飛ぶ自然の中
       点水蜻蜓款款飛   楽しんで過ごそうではないか
       伝語風光共流転
       暫時相賞莫相違            
                        
 曲江は、唐の都長安(現在の西安)の時代に随一の行楽地であったというが、ここで杜甫はこの詩を詠んでいる。仕官を志すも、科挙の試験にも恵まれず、漸く46歳で皇帝に仕える身となったものの、生来の真面目な性格から皇帝を諌めて次第に疎まれたという。やがて、酒に浸ってこの地で憂さを晴らす毎日。この詩で、「どうせ人生七十まで生きるのは稀なのだから、今のうちに楽しんでおきたい」という。

 詳しいことはわかりませんが、またいろいろな解釈があるのかも知れませんが、志の高い意味のある、由来のある言葉と思っていたら、どうやら「人生七十古来稀なり」は少々やけになって歌った詩であるらしいのです。

拡大の中でも人心の落ち着きを感じます

2009年05月24日 08時00分33秒 | Weblog
 神戸、大阪を中心にして新型インフルエンザはなお広がっていますが、この一週間は小学校から大学まで徹底して一斉休校が行われ、この措置は本日で終わり、明日から生徒や学生たちは学校や大学に通い始めます。

 政府や兵庫県、大阪府とも検査体制を緩和しています。まだ感染拡大が止まったわけではありませんが、何となくホッとする気持ちがあります。私も学校の授業が一日だけですが、休校のためその日は家におりました。

 相変わらず人の集まるところでは、マスクは欠かせませんが、政府や自治体の姿勢によって社会全体の雰囲気が変わることを、この一週間肌で感じました。

 いたずらに自粛を要請するとかえって不安が広がり、マスクなどはどこへ行っても品切れという異常な雰囲気が生まれます。まだ、拡大している中での対応がいかに大事かということです。

やはり、目的を持って生きることが大事

2009年05月23日 07時36分04秒 | Weblog
 老後の問題を提言していましたが、本日23日の早朝TVで「おばあちゃん劇団」が放映されているのを見て、またまた考えさせられました。

 おばあちゃん劇団「ほのお」は、静岡県藤枝市を中心にしたおばあちゃん達が、皆で力を合わせて老いの幸せを社会に問いかけた劇団です。

 主催する大石さきさんは、昭和50年4月、保健婦を定年退職した後、福祉事務所に在籍して老人家庭を訪問するうちに「お年寄り問題の重大さをどうしたら多くの人々に直接訴えることができるのか」と深く考えるようになり、20名の「劇団ともしび」を誕生させました。

 12年後に「劇団ほのお」と改名し、誕生から27年目を迎えた2003年、公演回数は730回になりました。劇団員は5名、平均年齢80歳だそうです。大石さんはちなみに92歳、主役を演じています。

 その公演のテーマがすごいのです。「オレオレ詐欺に高齢者が騙されるのは、お年寄りが寂しいから」「嫁姑のいまでもある確執の問題」等をユーモアを交えて大石さきさんは元気に役をこなしているということです。

 世の中には、大石さんのように元気のいいお年寄りばかりではありませんが、目的をもって生きていけば元気な老後が過ごせるということを改めて感じjました。

マスクの効果は少ないが、した方がよい

2009年05月22日 09時03分43秒 | Weblog
 19日に秋田から戻りましたが、秋田の人たちは殆んどマスクをつけていませんでした。大阪府北部にインフルエンザが広がっている大阪・伊丹空港に着くやマスクの人たちが俄然、増えてきました。

 21日、京都へ行きましたが、大阪よりは着けている人は少なかったのですが、会社が引ける午後5時半から6時頃には、マスクの人たちでいっぱい。企業に務める人たちは、徹底しているようです。

 私もマスクをしていましたが、普通歩いているときは外して、電車に乗るとき、買い物のため百貨店やお店に入るときはマスクをつけています。が、どれほど感染を防いでくれているのか。

 マスクの効果について、感染予防にはほとんど役に立たないのだそうです。ウイルスの大きさからすれば、マスクの繊維の隙間など無いに等しいそうですが、でも、くしゃみや咳などから飛び出す飛沫はある程度防げる(一寸矛盾しますが)。

 マスクは飛沫から守り、自らも飛沫を出さないためにやはりしておいた方がいいように思いました。