うろうろとする日々

朝日新聞パラ五輪中西選手の記事を読んで

「大事なものは捨てなかった」 幅跳び・中西 陸上 パリ・パラリンピック:朝日新聞デジタル

この記事を読んで、たまたま過去のテレビでやった映画の録画を見ていたら、解説に東京五輪でメダルをとって、その当時はいろいろとテレビにでていたけど、いつの間にかあまり見なくなった選手の姿をみつけ、映画とは関係ないひとですが、当時はメダリストということでこういったものにも”かりだされて”いたのだなあと思いました。

中西選手もプロ選手としてやっていくのに、いろいろとスポンサーとの会食などに同席したり、名刺をあちこちくばって挨拶したり、といったことにつかれてアマチュアになったということです。

しかも、パートナーは音楽を専攻した人とのことでした。

記事を読むと、小生が感じたのは、まさにことばどおりの”アイドル”として消費されるのを拒絶して一アスリートとして生きようとしたら、プロ選手ではなくアマチュアとしての道になった、ということだと思いました。

しかしこれは不思議なことです。

例えばMLBの大谷選手などは、先輩やスポンサーとの会食などはなさそうですが、実は何よりもスポンサーのためになるのは、本来はスポーツに専念して好成績をあげてくれることだということを体現しているのではないでしょうか。

スポーツの世界では先輩が一声かけると有名な選手でも酒席などに同席して、先輩の顔を立てる、というようなことが結構あるようです。

また、気のせいか女子選手に多いようですが、スポンサーの集まりに呼ばれるのに出席しないと、それじゃプロじゃないようなことを言われる、ということもあるようです。

もしその行きつく先が、東京五輪の時の、名古屋市長の金メダルかじりだとすると、女子選手が置かれている環境はよくないのだなあと思わされます。

スポンサーも競技にできるだけ専念して、好成績を上げるのが一番のメリット、と思ってほしいですね。

また、競技関係者もマイナースポーツでメダルを取ったりすると、ここで選手を売り込めば競技も見てもらえる、という期待感からできるだけ選手がテレビなどにでるようにやっているところもあるようです。引用はできませんが、いつかWEリーグの関係者などはそんなことをいってました。というか彼女などに至っては、観客が集まることが第一で、選手がそのためにはテレビなどに露出しないといけない、ということをいっていたように思います。

先にも述べたようにスポーツ界の中でこういうことを言われたら選手はテレビなどに出ていくしかないですね。

その行きついた先が先の五輪で女子バスケットボールの試合中に選手にインタビューするというとんでもない松岡某の行動ではないかと。関係者がだれも選手を守らなかったことに驚いています。

繰り返しますが、選手は食事だって常に気を付けていているひとも多いことなどわかってほしいです。

以前は某バスケットチームの選手はシーズン中は生ものを口にしないとも聞きました。

ある女子サッカー選手の職場の壮行会でみんなで焼き肉を食べたとかうれしそうに書かれるとなんだかなあと思ってしまいます。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「日記」カテゴリーもっと見る