先日、以前に勤めていたJ中卒業生の舞ちゃんからコメントをいただきました。3年間持ち上がって3年3組の私のクラスで卒業していった女の子、確か今年で20歳になるはずです。
その舞ちゃんが、学級通信で「私を支えた言葉」をシリーズで紹介しているのだという話を懐かしがってくれ、コメントをくれました。そして、「私の卒業アルバムにはなんて書いてくれたか覚えていますか?」と返ってきました。「私はこの言葉のように、ずっと頑張り続けられる人、ずっと努力し続けられる人でいたいと思っていたんですよ。」と書いてくれています。
そう言われて私は焦りました。いったいなんて書いたっけ?
降参する私に、彼女は「しょうがないなあ」と教えてくれました。
「 たゆまざる 歩み恐ろし かたつむり 」
「たゆまざる」というのは「怠けない」とか「油断しない」という意味です。また「恐ろし」というのは「怖い」という意味ではなく「すごいなあ」という驚きを表しています。
前任校で修学旅行に出かけた長崎は、古くからの南蛮貿易の影響を受けた文化が残る素敵な港町ですが、世界で2番目に原子爆弾を落とされた町としても有名です。1945年8月9日午前11時2分、長崎市上空で爆発したこの原子爆弾は一瞬のうちに7万人以上の命を奪い、その後も大勢の人々が苦しみました。当時の長崎の人々は、そのつらさや苦しさを忘れないようにと、平和祈念像を建立することにしました。その建設にあたったのが、有名な彫刻家・北村西望さんという人です。
ある夜、北村さんは祈念像の骨組みをつくっている足元にカタツムリを見つけました。ところが次の朝見ると、そのカタツムリが今度は10メートル以上もある像のてっぺんにあがっているのを見つけたのでした。北村さんはそれを見てたいそう感激し、何としても立派な平和祈念像にしなくては、という決意をこの俳句にしたのだそうです。
カタツムリの歩みは遅々としていて、見かける時はほとんど動いているようには見えないほどです。しかし一歩一歩の歩みは小さくて遅くても、毎日コツコツと努力を積み重ねることによって、ほんとうに大きな夢が実現できるのだという意味でしょう。
北村さんは「自分は天才ではないのだから、人が5年でやることを、自分は10年かけてでも、やらねばならないのだ。」とおっしゃったそうです。彼は東京美術学校(現在の芸大)を首席で卒業し文化勲章まで受章したほどの彫刻家です。そんな人でもやはり努力することを一番大切にしているのです。
勉強でもスポーツでも、少し努力したからといってすぐに成果が出るものではありません。しかしその一日一日の積み重ねが大事です。どうかみなさんも「かたつむり」のように、コツコツと努力を積み重ねることの大切さを忘れないでいてほしい。そして目的を達成した時の感動を、ぜひ味わって欲しいと、強く願います。
・・・と、こんな話を、彼女は5年たっても覚えてくれていたんですねえ。
あわてて今のクラスの子供達にも紹介しました。
この子達の何人が覚えていてくれるでしょうか?
その舞ちゃんが、学級通信で「私を支えた言葉」をシリーズで紹介しているのだという話を懐かしがってくれ、コメントをくれました。そして、「私の卒業アルバムにはなんて書いてくれたか覚えていますか?」と返ってきました。「私はこの言葉のように、ずっと頑張り続けられる人、ずっと努力し続けられる人でいたいと思っていたんですよ。」と書いてくれています。
そう言われて私は焦りました。いったいなんて書いたっけ?
降参する私に、彼女は「しょうがないなあ」と教えてくれました。
「 たゆまざる 歩み恐ろし かたつむり 」
「たゆまざる」というのは「怠けない」とか「油断しない」という意味です。また「恐ろし」というのは「怖い」という意味ではなく「すごいなあ」という驚きを表しています。
前任校で修学旅行に出かけた長崎は、古くからの南蛮貿易の影響を受けた文化が残る素敵な港町ですが、世界で2番目に原子爆弾を落とされた町としても有名です。1945年8月9日午前11時2分、長崎市上空で爆発したこの原子爆弾は一瞬のうちに7万人以上の命を奪い、その後も大勢の人々が苦しみました。当時の長崎の人々は、そのつらさや苦しさを忘れないようにと、平和祈念像を建立することにしました。その建設にあたったのが、有名な彫刻家・北村西望さんという人です。
ある夜、北村さんは祈念像の骨組みをつくっている足元にカタツムリを見つけました。ところが次の朝見ると、そのカタツムリが今度は10メートル以上もある像のてっぺんにあがっているのを見つけたのでした。北村さんはそれを見てたいそう感激し、何としても立派な平和祈念像にしなくては、という決意をこの俳句にしたのだそうです。
カタツムリの歩みは遅々としていて、見かける時はほとんど動いているようには見えないほどです。しかし一歩一歩の歩みは小さくて遅くても、毎日コツコツと努力を積み重ねることによって、ほんとうに大きな夢が実現できるのだという意味でしょう。
北村さんは「自分は天才ではないのだから、人が5年でやることを、自分は10年かけてでも、やらねばならないのだ。」とおっしゃったそうです。彼は東京美術学校(現在の芸大)を首席で卒業し文化勲章まで受章したほどの彫刻家です。そんな人でもやはり努力することを一番大切にしているのです。
勉強でもスポーツでも、少し努力したからといってすぐに成果が出るものではありません。しかしその一日一日の積み重ねが大事です。どうかみなさんも「かたつむり」のように、コツコツと努力を積み重ねることの大切さを忘れないでいてほしい。そして目的を達成した時の感動を、ぜひ味わって欲しいと、強く願います。
・・・と、こんな話を、彼女は5年たっても覚えてくれていたんですねえ。
あわてて今のクラスの子供達にも紹介しました。
この子達の何人が覚えていてくれるでしょうか?
かたつむりの話懐かしいです。
たまーに笑顔燦々を読み返してるんですが、アルバムに書いてくれたこの言葉は特に印象に残ってます。他にも色々と好きな言葉があるんですけどね(ゝω・)
ところであなた、FaceBookはやってないの?もしやってたら私の本名で検索してみて!他の子も「友達」になってくれてるよ!是非とも!
twitterならやってるんですけどねー
気になってたんで、登録してみまーす(≧u')v