福津市住民監査請求と行政不服審査会(情報公開・個人情報保護審査会)について過去の結果を含め検証してきました。福津市にはこれらの制度はありますが、住民の権利利益の救済は後回しにされ、行政の運営維持を優先している傾向がみられ、住民が積極的に口頭陳述等で反論しなければ、市役所の活動を是正することは、かなり難しいと判断しました。では住民に残された手段は「裁判所に訴える」ことしかないのでしょうか。ちょっと待ってください。
住民が不断に市役所の活動を直接チェックできればいいのですが、市役所の窓口では、本当のことをなかなか話してもらえないですから、真実を知ることは大変です。
市役所の活動を調査できるのは、市議会議員です。市議会が住民の代表として本来の機能を十分に発揮して行政をチェックする為には、市議会をもっと活性化することが肝要と考えます。住民が市議会を変えるチャンスは選挙です。市議会議員の任期は地方自治法第93条により4年です。次回の福津市議会議員選挙は2023年1月です。このチャンスを生かして「選挙に出たい人より、出したい人」を選びたいものです。福津市議会は2,3名の議員を除いて、人間性や判断・実行能力において、まともな人材がいないことが問題なのです。
次の様な人が福津市議会の議員になって欲しいと願っています。
1.福津市民全体の代表である自覚を持って、特定の地域や団体のために働かない人。具体的には特定団体(自治会等)が推薦している人には投票しないこと。
2.基礎的な法律(憲法・地方自治法等)の知識を持ち、法の支配のもとに考え行動し、住民に自分のしごとが正しく妥当であることを説明できる人。
3.政党よりも、候補者の誠実な人柄で選びたい。
福津市議会では過去の市議会での一般質問の録画がインターネット配信されていますので、候補者の日頃の言動をチェックするのも一つの方法です。有名大学を卒業しても、ダメな人はダメです。
最後に、主権者たる住民は、自分の権利を放棄しないで、投票に行って自分の代弁者を選びましょう。