ニック・ハイドフェルド自己記録更新!!inモナコ

ひとまず宣伝、F1のCM中もよく流れてる曲をご紹介!!
PaniCrew『風神～God of Wind～』
レース感あるレースファンにはたまらない1曲!!
手にとって聴いてみて下さい☆


やってきました!!モナコグランプリ!!
一般道がコース化して、レースが芸術と化する世界が注目するGP。
多数有名人が訪れるGP、今年は『スターウォーズ』が支配ｗ
残念ながら琢ちゃんとバトンはまだ欠場のまま。
でも2人はキャンペーンのためにサーキットに来ていた!!
琢ちゃんは決勝前に帰ってしまったらしい・・・そうだよね。

快晴の空の下、今やF1界の『タイガー＆ドラゴン』こと、
3回連続ポールを獲得したライコネンのマシンが怪しく黒光りし、
その後ろに見慣れた青いマシン、アロンソがつく。
3番手はニックのチームメイト、ウェバーが。
4番手には開幕チャンピオン、最近上がらないフィジケラ。
そして5番手には去年のモナコ王者、トゥルーリ。
そしてそして、6番手は未来の王者!!ニック・ハイドフェルド!!
7番、スターウォーズ・クルサードｗ
8番、ここにいていいのか？ミハエル・シューマッハ。以下省略。

そしてレーススタート!!ライコネン、アロンソ、フィジケラ、トゥルーリ、
ウェバー、ニック・・・・と順序が多少変化し、1コーナーへ飛び込む!!
が、徐々にトップとトゥルーリの隙間が広がり、ウィリアムズ勢が渋滞に!!
その間トップのライコネンはファステスラップを繰り返し塗り手繰る。
24周目、今回最大のアクシデントが起こる。
ミラボーでミナルディのアルバースのマシンがコース真ん中で横走りし、停車。
その後ろを走るクルサード、ミハエル、マッサ、バリチェロ、が巻き込まれ停車。
大混乱大混雑となる。その混乱でブレーキしきれなかったミハエルのマシンは、
前に止まったクルサードの後ろを追突、フロントウィングが外れる。
そしてセーフティーカーが導入され、ミハエルがピットへ向かう。
その間を利用し急いでピットに入る者が多数。
しかしクルサードはピットに入るものの、リタイアする。
順位はライコネン０、トゥルーリ０、アロンソ①、ウェバー①、ニック①、
マッサ０、ビルヌーヴ０、フィジケラ①、（以下省略）となった。
このピットストップが今後の展開を左右した。

29周目からセーフティーカーが撤退、レース再会へ。
異様な光景と言っていいだろう、ライコネンの後ろに周回遅れのミハエルが!!
トップ争いをしてもおかしくないコンビだが、１周も違いがある。

39周トヨタ勢がピットストップに走りこんでいく。
その間ミハエルは、ライコネンのファステスラップを塗り替え、徐々に上がっていく。
が、準位は残念ながらタイのまま。

45周目バリチェロが遅めのピットに入った、が、突然のエンジンストール!!
バリチェロの怒りはよく伝わった、グラスを上げるの早かったし。
その怒りから急ぎ過ぎてしまい、バリチェロらしからぬスピード違反!!
災難はまた災難を呼び、ドライブスルーペナルティーと痛恨のダメージを負った。

54周目、前を長々と至近距離で争うアロンソ、ウェバー、ニックに変化が。
ここで急遽ルノーの無線で「1秒遅めに走れ」との指示がアロンソに出る。
ペースを落とす事によって、ウィリアムズ2台を抑えていく作戦のようだ。
かつてサンマリノでミハエルにしたことと同じように・・・
そんなアロンソの走りに伸び悩む男がいた・・・ニックだ!!
渋滞源の2個後ろとなると、このモナコでは非常に難しい。
すぐさまピットに入り、5秒ほどの給油でコースに戻った。
その間もアロンソの罠にウェバーは釣られてしまっていた。
ニックが出て翌周にウェバーもピットへ直行。
どちらが前に来るか・・・・うちはそれだけが気になった!!
祈りが叶い、ニックはピットから出るウェバーを通り過ぎた!!
これで事実上ニックは表彰台圏内!!前に塞ぐ物はなく、
数秒先にタイムが落ちていくアロンソがいる。
そこへ向かって、ニックは走り出した!!
ニックは徐々にタイムを上げアロンソに接近!!アロンソはタイムが落ちる一方。
数周間でニックはアロンソのスグ真後ろまで追い込んだ。

６３周目、フィジケラの渋滞にイラついた前モナコ王者トゥルーリが、
最も難しいと思われるローズ・ヘアピンで一か八かの大勝負に出た!!
堂々あの場所でオーバーテイク!!フィジケラを越えていった。
が、内側過ぎて車体は段差を踏み、マシンに大きなダメージを受ける。
せっかく抜かしたものの、マシンはどんどん後退、
カーブも曲がりきれない程、マシンはトラブルを抱え、ピットへ。
フィジケラもどんどん後退していき、群れから外れる。

残り７周・・・不可能を可能と化する英雄がついに動き出した。
２番手走行アロンソのスローペースから逃れたいウィリアムズ勢。
暗闇のトンネルから抜けた瞬間、ニックはヌーベル・シケインで勝負に出た!!
『抜きどころのないモナコ』そんな肩書きが１周前まであった。
ニックはアロンソの横を踏み込んでいき、彼らしい見事なブレーキング技で、
アロンソを綺麗にオーバーテイク!!それは実に芸術的だった。
それでニックは２番手、このまま走りきれば自己ベスト!!
３番手に下がったアロンソ、その後ろで再び狙う青い影・・・
ニックに続きウェバーが何度もアロンソに仕掛ける。
が、アロンソはプライドに賭けてもここで抜かれてはいけない。
両者１歩も許さず、アロンソはインチキをしても、前を走り続けた。
しかし50周近くノーストップで走り続けているアロンソのマシンは、
もう既にボロボロである、このまま走り続ける事が限界だ。
結局ニックにも抜かれたヌーベル・シケインでウェバーにも抜かれてしまう。

これで1位ライコネン、2位ニック、3位ウェバーが順位確定した。
4番手以降の点数の取り合いはまだまだ終わらない。
アロンソ、モントーヤ、ラルフ、バリチェロ、ミハエル・・・壮絶な至近距離バトル!!
ラスト1周、チェッカー直前、動きを見せたのは皇帝ミハエルだった。
ミハエルはヌーベル・シケインでチームメイトに牙をむき、抜き去り、
本当に直前で弟のラルフにまで牙をむき、突撃した!!
が、チェッカーはミハエルに風を送らず、フィニッシュ!!

いや～、面白い、実に面白いGPだった!!
『モナコでポールシッターは勝てない』というジンクスと、
同時に『ライコネン　ポールポジションの呪い』という肩書きを、
完全に打ち割った2連勝ライコネン!!最後尾スタートのモントーヤが5位と、
確実に上がっていくマクラーレン、強し!!
そしてウィリアムズBMWは2-3フィニッシュ!!モナコを染めた!!
ニックは自身Fキャリアで最高順位!!マレーシアから着実に1段ずつ上がっている!!
何よりも不可能を可能にしたオーバーテイクは歴史に名を残した!!
あのオーバーテイクは今回のMVPであろう、間違いない!!
ニックは驚異的に成長し、確実にチームの期待に答えている。
2ndドライバーが堂々1stドライバーを超えて行った。
例えウェバーが前にいても、彼ほど素晴らしいパフォーマンスはできなかっただろう。
あのオーバーテイクは彼の才能だからできたことだ。
本当におめでとう!!家で泣きながら祝杯しました☆

そしてここに来て、どうしたルノー!?という感じか。
モナコ優勝候補に上がっていたポイントゲッターのアロンソがまさかの後退、
そしてチームメイトのフィジケラは開幕以降後退の連続!!
レース後、アロンソのタイヤは溝がなくツルツルになっていた。
そして50周近くピットに入らない1ストップ作戦が逆手に。
ルノーは開幕以来初のノーポイントに!!
そしてフェラーリ・・・まさかまさかの光景である。
ミハエルは最後、チームメイト、そして実の弟を足蹴りにしようとした。
彼のプライドはここが限界なのか・・・らしくない感情を持ってる。
その感情の存在が今後ミハエルを苦しめなければいいが・・・

そして翌週は琢磨、バトン復帰試合!!ヨーロッパGP!!
F1界に嵐を呼ぶ、風神と雷神が2試合ぶりに戻ってきた!!
「準備は万端」と意気込みを語る琢ちゃん、
走れなかった悔しい感情をFIAへの復讐に変えて、いざ表彰台へ!!
そして波に乗ってどこまでも、ニック!!
注目の試合は翌週と迫っている!!

『渇いた心ただ　潤すためにまた　終わりなき無限の輪へ』
《PaniCrew「風神～God of Wind～」より》
『誰よりも早く駆けて』琢磨飛び込んで行け!!