?色の「ためいき」

ほんと世の中「わからない」ことばかり。ニュースを見ても「?マーク」が増えるだけ。そんな「?」を書き連ねてみました。

ニュース番組が多すぎる

2014-01-15 18:18:29 | こんな番組はいらない
思いこみかもしれないが、どうもテレビの「ニュース番組が多すぎる」ように感じられてならない。夕方の時間などは地デジ各局どこもニュースで、BSは夜の時間帯に、どこかの局ではニュースを放送しているような印象がある。

たしかに、ニュースが大切なことは間違いない。朝から晩まで「お笑い・ドラマ・スポーツ中継」ばかりでは、池上某さんの番組を見て、世の中を「わかった気」になるしかない。

だからといって、似たような時間帯に、1時間も2時間もニュースを放送しなければならないのだろう。しかも、放送する内容は「どこも同じようなもの」で、ときには「まったく同じ」場合がある。

そりゃあ、ニュースとして報道すべき出来事など、そうそう起きるわけもないから、「似たようなニュース」になってしまうのも仕方ないように思える。しかし、同じ出来事にしても、ものの見方によっては伝える内容は、まったく違ったものになる。また、出来事の背景を伝えれれば、表面では気がつかない隠れた事実が見えてくるかもしれない。ところが、それを期待するのは不可能だ。

そればかりか、実際に起きたかどうか確認できない海外の出来事さえ、各ニュース横並びで伝えることさえある。どこのチャンネルでも「同じ報道」では、私たちは「ニュースで伝える」ことだけを「真実」と信じこまされ、結果的に「同じような価値観」で「同じような判断をする」だけになってしまっている。

出来事の報道だけではない。ニュースだけでは時間がもたないのか、地域の情報や旅行やグルメの宣伝かなんだかわからない特集などは、もっと酷い。「穴場情報」と称して別チャンネルと同じ情報を放送したり、同じ商店街の同じ店にカメラを持ち込んだり、首を傾げてしまう特集も多い。

地デジのニュースに対してBSのニュースは、別の意味で露骨である。報道と称して、よく見る特定の政治家先生が登場し「自分の好きなことを喋りまくる」だけという「対談」が目立つニュース番組が多すぎる。当然だが「不偏不党」といえるかどうか疑問が残る。

また、経済のニュースも酷い。登場してくるのは「○○証券」とかなんとか名のる関係者である。例えとしてどうかと思うが、あれでは博打の胴元に博打の結果をお伺いしているようなものだ。胴元が「どうも博打は止めておいたほうが安全」などというわけなどありえないのに、博打にもつうじる株式投資は、胴元のような「○○証券」に「株価の将来」を聞くというのは、どう考えてもヘンな話だろう。

どれもが同じようなニュース。特定の政治家先生の独演会?。「○○証券」が解説する「株価の情報」。あとは天気予報。違いといえば、出演するタレントだけ。
それが時間が増えたニュースである。

これでは、価値観も判断も誰もが同じで、意見の違いもなにもなくなってしまいかねない。


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