奨学金

奨学金事業を行うにあたり日々感じたことを綴ります。

困惑

2006年11月27日 | Weblog
奨学金事業に携わっていると、変な問い合わせに遭遇することがある。
「おたくの奨学金は月に6万円を4年間もらえるそうだけど、何で?何か裏があるでしょ?なんでそんなに貰えるの?」とこんな具合だ。
特に関西の人にこの様なことを言ってくる人が多いような気がする。
どうも無償で奨学金を出し、返済しなくても良いということが、うさん臭く思えるようだ。
「自ら学ぼうとする気持ちがある若者が、経済的な要因で学べないのは社会の損失なので、この奨学金制度を作った人の、”若者を応援したい”という気持ち一つで成り立っているのですよ」と話をしても理解できないらしい。
あくまでも、そんなうまい話は世の中に無いと言い張る。
人間何もお金だけの繋がりではない。お金ではかれない物に価値を見出す人も居ることを理解してほしい。