奨学金

奨学金事業を行うにあたり日々感じたことを綴ります。

公益法人改革

2006年12月04日 | 奨学金
公益法人改革をするという法律が通ったことにより、新制度に移行する必要がある。
では、何故今改革なのか?本来ならば「公益」と名前がつけば、本来ならば安心できるはずなのだが、官庁の外郭団体である各種公益法人が官庁からの天下りを受け入れ、莫大な給料と退職金を払っていることが判明し、幾つかの不祥事が明るみに出たことで、「公益」とは何か怪しいものという感覚を国民に植え付けてしまった結果、改革をせざる得なくなったのだと、個人的には感じている。
しかし、民間の「公益団体」はとても真面目に運営しており、上記のような問題とは無縁である。民間団体からすれば、同じように見られることは、いい迷惑である。
最近の報道を見ていると、静岡でのタウンミーティングにタクシーで600円もかからない距離を移動するのに、東京からハイヤーを手配し、40万円も50万円もの費用を使うなど、「公」のやることは、桁外れに無茶苦茶で、税金を一体なんだと思っているのか?
腹が立つが、公務員という職種は、入省するときの「心意気」とは裏腹に、ぬるま湯に浸り、やる気をなくし、自分達の処遇だけを良くしようとしているように感じるのは、私だけであろうか?
ホームページに掲載されている東京都のモデル給与や退職金の算定式を見ると、中小企業で頑張っている人たちの苦労など、公務員には理解できないと感じた。少なくとも、最終給与を退職金の基礎とする制度は、公務員の悪知恵で納得がいかない。