日本を一周してみよう~

50才を迎える平成30年に、キャンピングカーで妻と犬とで日本一周します!

九州22日目(薩摩川内~芦北)

2019-02-15 18:45:57 | 日記
道の駅・樋脇の朝

ここには駐車場が2ヵ所あるが、国道から離れた奥の駐車場は夜間の車の出入りがほとんどなく、静寂の中、熟睡できた。



今日最初の訪問先は薩摩川内市にある入来麓。
先日訪れた知覧麓と同様、薩摩藩の外城の中に据えられた武家集落だ。
入来麓は鎌倉時代に相模国から移ってきた渋谷氏がルーツらしい。小田急江ノ島線に高座渋谷ってあるけど、もともとあの辺りの地頭をしていたんだって。竹田市の三浦氏といい、意外と神奈川と縁があるようだ。


知覧麓がシラス(溶結凝灰岩)を加工した石垣からできているのに対し、入来麓は玉石で構成されている。


ここにも石敢当。琉球文化は薩摩全体に普及しているんだな。


そういえばこの辺りのお墓、家の形をしている。沖縄のお墓と同じだ!


一軒の武家屋敷を見学。


薩摩藩の武家屋敷は母屋(おもて)と台所棟(なかえ)を連結した造りが特徴的だ。


主人が居る母屋は、妻や子供が居る台所棟より、やはり一段高い。
薩摩は全国的にも有名な男尊女卑の藩だったらしい。しかし地元の人に聞くと今はすっかり立場が逆転してしまったと言っていた。



山間部を抜け、海に近い出水(いずみ)市へ。


今日二つ目の武家屋敷群・出水麓を訪問。
ここには薩摩で最大規模の外城がある。


出水は薩摩藩の最北部にあり、肥後藩との国境警備のために外城も強固なものになったようだ。


そこに住む武士達も極めて実戦的。体勢を低くしながら弓を射続け、相手陣地に接近してゆく日置流弓術は出水で発展した。


武家に生まれると、幼い頃からグループで実戦を想定した訓練をする。そのグループは現役バリバリの武士達が付きっきりで育てるらしい。続々と猛者が輩出される理由がわかる。


お昼ごはんは武家屋敷群の一角にあるそば屋で。


そばが来るまでの間、出されたお茶受け。甘辛い味噌をしゃもじに載せて焼いてあるのを、箸でちびちび食べる。これがなかなか美味い!


おさ蕎麦を頂く。「おさ」とはアオサのことらしい。海の香りたっぷりの十割蕎麦!うまうま!



出水市は鶴の渡来地としても有名。
八代湾に近い田んぼには、ホントに鶴がいる!


飛ぶ姿は優雅だな~


ツル観察センターに行く。


今季は14000羽以上が渡来してるという。大体12~3月に渡来するらしい。


うお~!何だこのおびただしい数の鶴は!
実はもう、いつ北へ渡って行ってもおかしくない時期らしく、体力をつけさせるために冷凍の魚を与えているんだって。びっくりする光景だ。



八代湾を左手に眺めながら車は更に北上し、


熊本県に入った!鹿児島さようなら!



九州新幹線と並行して走る。これは新水俣駅かな?



津奈木町から山間部に入り・・・



今日の車中泊地、道の駅・大野温泉に到着。
今日のお風呂は併設する大野温泉。300円なり。


くまモンを見ると、あ~熊本に来たんだな~って実感する。


今日は一日じゅう、夜まで雨が降り続けていた。明日は古都・人吉からスタートだけど、雨、上がるかなぁ。


お休みなさい!