月曜日から屋根の上にいます。
アパートの屋根の上です。
以前から私のブログを見てくれていた方には、見覚えのある屋根かも知れません。
オーナーは以前からのお得意様で、震災後からこのアパートの仕事もさせていただいています。
震災の時に棟が崩れ、修理をしました。
今回は10月の台風の時に「雨漏り」の連絡があり、一度、瓦屋さんに応急処置をしてもらい、足場を組んだ後修理となりました
「雨漏り」の原因は谷にあります。漏っている最中に天井裏にもぐり確認しました。
上の画像のようにこの屋根の勾配は「8寸勾配」、飾りの棟が8か所あります。
この飾り棟の谷が「雨漏り」の原因です。
今回、この飾り棟を全て撤去します。
瓦を剥がすと、こんな感じでした。
屋根裏から見たときに空が見えたので、「ルーフィング何らかの原因でがなくなってしまった」かと思っていたのですが、
最初から貼っていなかったようです。
「これじゃ漏るよな!」
谷の下にルーフィングがなかったので、9月の「震度5弱」の地震で、谷の上の小さな瓦がズレ「雨漏り」したのです。(谷は斜めに上るため、瓦もその角度に合わせて切ります。場所によっては非常に小さな瓦になってしまいます。)
ルーフィングが敷いてあれば、あんな「じゃじゃ漏れ」になることはなかったのですが・・・・・
普通は谷の下は、水が集中するので平部より入念に、少なくても私のところではそうしてます。
他の業者は知りませんが、私のところでは3重になります。
それに、谷と桟も合っていません。
↑谷を剥がすとこんな感じ
谷の下には全くルーフィングがありませんでした。
ときどき、他の業者が作った物件の修理やリフォームに行きますが、結構いい加減な仕事が多いものです。
こういうことが、お客様に知られれば自分の首を絞めることになり、
更に地域工務店が衰退してしまう原因になってしまうと思うのですが・・・・・
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